ちいチャン物語

きまぐれブログ。
絵のない絵本のような、小さい物語です。

ちいチャン物語(78)『アメンボ』

2013年10月17日 19時33分54秒 | 日記

雨が降って、水たまりが出来ました。
水たまりの水面上に、アメンボがいます。
細長い体に長い足で、スイー、スイーとすべっています。
まるで、スケート選手の様です。
アメンボは、指でつつくと、ピョン!とジャンプをします。
捕まえようと思ったら、簡単に捕まります。
体は割としっかりしていて、手足をジタバタと動かします。
アメンボは、ジャンプをするので、ちょっと油断をすると、手の平から
ぴょん!と、逃げてしまいます。
雨が降って、水たまりが出来ると現れるアメンボは、水たまりのない晴
れた日は、
(どこにいるのかなあ...。)
と、ちいチャンは思います。
大きいお兄さんが、
「アメンボは、洗剤の入っている水の上では、すべれないんだよ。」
と、言いました。