NAO日和

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「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」

2018年01月28日 | 洋画

~ドン・ジョヴァンニは、愛のレクイエムだった~

2016年  イギリス/チェコ合作   (2017.12.02公開)
配給:熱帯美術館    上映時間:1時間43分
監督・脚本:ジョン・スティーヴンソン
脚本:ブライアン・アシュビー/ ヘレン・クレア・クロマティ
制作:ヒュー・ペナルット・ジョーンズ/ハンナ・リーダー
美術:ルチャーナ・アリギ
衣装:パム・ダウン
音楽:Hybrid
出演:アナイリン・バーナードモーフィッド・クラークジェームズ・ピュアフォイ
    サマンサ・バークス

<見どころ>
モーツァルトがプラハで「ドン・ジョヴァンニ」を初演したというエピソードから着想して、
愛と嫉妬、陰謀にまみれた三角関係を描いた愛憎劇。主演は『ダンケルク』などの
アナイリン・バーナード、共演に『高慢と偏見とゾンビ』などのモーフィッド・クラーク、
『ソロモン・ケーン』などのジェームズ・ピュアフォイらが名を連ねる。『ジム・ヘンソンの
不思議の国の物語』などのジョン・スティーヴンソンが監督を務めた。

<ストーリー>
1787年、オペラ「フィガロの結婚」が評価されたモーツァルト(アナイリン・バーナード)は、
プラハの名士から招待を受け、同地で「フィガロの結婚」のリハーサルと新作オペラの
作曲に励む。彼は、若手オペラ歌手のスザンナ(モーフィッド・クラーク)の美貌に魅了され、
彼女もモーツァルトの才能に惹(ひ)かれ二人は急接近する。一方、女好きなサロカ男爵
(ジェームズ・ピュアフォイ)もスザンナを狙っており……。

<感想>
モーツァルトの生誕260周年を記念して製作された作品。
彼を題材にした作品は、「アマデウス」以来でしょうか?

 
「ドン・ジョバンニ」がどうして出来たのか?という創作話。
ぶっちゃけ、その辺りは少々陳腐でしたが、オペラの場面を始め歌うシーンは
見応えがあります。ヨゼファ夫人を演じたサマンサ・バークスは、「レ・ミゼラブル」
エポニーヌを演じた人。この起用は大当たりですね。見事な歌声で聞き惚れました。

 
撮影は、オールプラハロケ。美しい街並み、豪華な邸宅にため息。
仮面舞踏会のシーンは、目を奪われるぐらいの素敵なシーンでした。
プラハは一度は訪れてみたい街と常々思っていましたが、この映画を観て
改めて、生きているうちに行きたい!と感じました。

流れてくる音楽は、「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」を中心に、ピアノ・ソナタ第14番ハ短調、
ディヴェルティメント変ロ長調などがあり、とりわけピアノソナタは、高校生の頃学んだ曲で
一番耳に残りました。モーツアルトのピアノソナタで短調の作品は数少ないので、余計に
印象に残ります。

「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」をある程度知ってる方なら、かなり楽しめる作品ですね

点数:6点 (10点中)


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