NAO日和

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「哀れなるものたち」

2024年02月01日 | 洋画

~ランティモス&エマ・ストーンが描く未知の感動~

2023年  イギリス/アメリカ/アイルランド合作  R18⁺ (2024.01.26公開)
第80回ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞
第81回ゴールデングローブ受賞(作品賞&主演女優賞)
第96回アカデミー賞11部門ノミネート
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン   上映時間:142分
監督:ヨルゴス・ランティモス
原作:アラスター・グレイ  「哀れなるものたち」(早川書房)
製作:ヨル・ギニー/ヨルゴス・ランティモス/アンドリュー・ロウ/エマ・ストーン
脚本:トニー・マクナマラ
衣装デザイン:ホリー・ワディントン
音楽:イェルスキン・ヘンドリックス
出演:エマ・ストーン/マーク・ラファロ/ウィレム・デフォー/ラミー・ユセフ
   クリストファー・アボット/スージー・ベンバ/ジェロッド・カーマイケル
   キャスリン・ハンター/ヴィッキー・ペッパーダイン/マーガレット・クアリー
   ハンナ・シグラ

<見どころ>
『女王陛下のお気に入り』などのヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが
再び組み、スコットランドの作家アラスター・グレイによる小説を映画化。
天才外科医の手により不幸な死からよみがえった若い女性が、世界を知るための
冒険の旅を通じて成長していく。エマふんするヒロインと共に旅する弁護士を
『スポットライト 世紀のスクープ』などのマーク・ラファロ、外科医を
ウィレム・デフォーが演じる。

<ストーリー>
若い女性ベラ(エマ・ストーン)は自ら命を絶つが、天才外科医ゴッドウィン・
バクスター(ウィレム・デフォー)によって胎児の脳を移植され、奇跡的に生き返る。
「世界を自分の目で見たい」という思いに突き動かされた彼女は、放蕩者の弁護士
ダンカン(マーク・ラファロ)に誘われて大陸横断の旅に出る。大人の体でありながら、
新生児の目線で物事を見つめるベラは、貪欲に多くのことを学んでいく中で平等や
自由を知り、時代の偏見から解放され成長していく。

<感想>
今年数々の映画祭で受賞し、R18指定にも関わらずアカデミー賞でも
11部門ノミネートされている作品なので、公開が楽しみでした。


奇想天外なダーク?ファンタジーの世界は、万人受けしないが
ランティモスの世界観炸裂。主人公ベラを演じたエマ・ストーンの
体当たり演技は必見。難役を見事に演じきったと思います。
お見事というしかない。


脳みそを移植の描き方は、楳図かずおの「洗礼」を思いおこさせますし
R18なので、リアルな解剖シーンはかなりのグロさ。セックスシーンは
予想通り多かったが、官能的ではなくもはや作業的な印象(笑)

映像はモノクロとカラーと交互に出てくるのはベラの心に併せているのかな?
あと、今作も「音」が非常に印象的。
音楽というより効果音に近く、全体的どこか不協和音でしかも不安定な
音形で浮遊した感じ。それがラスト不協和音が解除され落ち着く形に
落ち着いたという映像と音がマッチしたラストはうまいなぁと感じました。

独特な世界観で万人受けしないが、観て良かったと思います。
(再度見ようとはおもわないけど^^;)
アカデミー賞、今から楽しみです。

点数:8点/10


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