NAO日和

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「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」

2016年12月24日 | 洋画

~それは、一度きいたら、クセになる“しあわせ”~

2016年  アメリカ映画  (2016.12.01公開)
配給:GAGA     上映時間:1時間51分

監督:スティーヴン・フリアーズ
脚本:ニコラス・マーティン
美術:アラン・マクドナルド
音楽:アレクサンドル・デスプラ
衣装:コンソラータ・ボイル
出演:メリル・ストリープ/ヒュー・グラント/サイモン・ヘルバーグ/レベッカ・ファーガソン
    ニナ・アリアンダ

<見どころ>
ニューヨーク社交界の顔にしてソプラノ歌手でもあった実在の女性、フローレンス・フォスター・
ジェンキンスをモデルにしたドラマ。絶望的な音痴であるにもかかわらずソプラノ歌手になる
夢を追う彼女と、それをかなえようと奮闘する夫の姿を描く。監督は、『クィーン』などの
スティーヴン・フリアーズ。アカデミー賞の常連メリル・ストリープと、『アバウト・ア・ボーイ』
などのヒュー・グラントが妻と夫を快演する。インパクトのある歌唱シーンや、夢を持つことの
尊さを訴えた物語に魅せられる。

<ストーリー>
ニューヨーク社交界のトップとして華やかな毎日を送る一方、ソプラノ歌手を目指して活動
しているフローレンス・フォスター・ジェンキンス(メリル・ストリープ)。しかし、その歌唱力は
音痴というしかないレベルであった。夫シンクレア(ヒュー・グラント)は、マスコミを買収したり、
理解者だけを集めた小規模なリサイタルを開いたりと、病を抱えながらも夢を追う彼女を
支えていた。そんな中、フローレンスがカーネギーホールで歌いたいと言い始め……。

<感想>
メリルが主演ということで、公開早々に鑑賞。(でも、UP遅いよね・・・

 
歌がうまい、メリルがどうやって音痴の役演じるのかな?と思いながら観てましたが
いやぁ~流石ですね。下手に歌うって逆に難しいだろうに。。。。
TVインタビューでの話だと、最初にきちっと歌い上げてから下手に崩していかれたそうで。
へたっぷりお見事でした。
ヒュー・グラントは、なかなかのハマリ役だったかも?ナイスミドルな感じ良かったな~。

 
実際にいたソプラノ歌手だったんですね。いや~凄いわ。
このお気楽なまでの天衣無縫なのは傍から見ると滑稽にしか見えないが、妻の夢を
全力で支える夫の健気な姿にじ~~んと来てしまいました。
お金があるからとはいえ、ここまで献身にはお金だけでは出来ないものです。

あと、伴奏者マクムーンを演じたサイモン・ヘルバーグも良かった。
手のアップが割とありましたが、「あれ?実際に弾いてるよ。この方経験者かな?」
と思いながら見てたら、実際、やはりピアノの腕前もかなりのものだとか。

この3人でなかったらこの作品は成り立たなかったかも。

派手さはないが、ほっこりする映画でした。

点数:8点 (10点中)


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