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これを食べてはいけない(郡司和夫)

2008年01月18日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

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 この本は、次の世代の健康な体を作り、安全な食品を残すために、特に、「添加物」「偽装商品」「非衛生管理」等の視点から96の食べてはいけない食品・食材等の実態について書かれたものです。それだけではなく、「危ない食品」への自衛策についても書かれた本です。

 それにしても、食べてはいけないものが以下の目次にもありますように身近な食品・食材ばかりで大変驚きました!

 また今の日本で安全な食品・食材だけを食べるのは難しいのではないかとも思います^_^;)

 食中毒等を起こさないために食品添加物が発達したのだとは思いますが、流通を工夫するなどして、食品添加物なく健康な生活を送れる世界になればなぁと思います。そのためにも、消費者は危険な物を買わないようにし、またメーカーや売る方もますます改善が必要なのだとは思います。

 なお、著者は身を守るために「生活クラブ生協」が供給している食材を中心にした食生活にしているようです。デポーという店舗もあるようですので、今度行ってきたいと思います。

 著者の郡司和夫さんは、食品汚染、環境問題を中心に月刊誌、週刊誌等で執筆活動をするほか、全国各地での市民グループ主催の講演に出向き、また情報誌・月間「食添特報」の編集人を務めるなど、有害食品の追放をライフワークとしているようです。

 以下は、特にこの本で衝撃を受けたポイント等です。健康な体を作るためには、ぜひこの本を一読することを強くオススメします!


・防腐剤のAF2は使用禁止となったが、国立遺伝学研究所で行われた毒性学会でも、毒性を証明する動物実験の結果が報告された。AF2をカイコに投与したところ、三代目のカイコになって突然、奇形カイコが発生したのである。父が生前最後に言った「AF2の影響はこれからの世代に出てくる」という言葉が忘れられない。

・古米には食品添加物のpH調整剤が防腐効果のために使われ続けているのだ。古米のpH調整剤は、古米1kgに5gほど添加されている。そのうち、ポリリン酸ナトリウムなどには、過剰にとると、腎臓障害を起こす。

・コンビニエンスストアで売られているおにぎりの評判はなかなかのようだ。あまりのおいしさに新米を使っていると思っている人もいるかもしれない。だが、大半は業務用の古米である。その古米を新米の味に近づける「魔法のクスリ」があるのだ。精米段階で噴霧する「精米改良剤」がそれだ。また、古米の匂いを消したり、ツヤを出したりする「炊飯改良剤」も使用されている。つまり、「合成保存料・着色料不使用」と表示するのが定番となっているおにぎりだが、だからといって添加物の不安がなくなったわけではないということである。「炊飯改良剤」に使われている添加物のグリシン(調味料)については、飼料に10%混ぜてラットに与えたところ、発育の遅れ、白血球の減少が見られたという研究報告もある。

・健康のためにも刺身のツマは残さないように、と言いたいところだが、パック入り刺身のツマは食べない方が無難。というのは、殺菌剤で消毒されているからだ。見事に白い大根のツマは殺菌・漂白済み。

・動物性油脂のバターよりも、植物性油脂から作られるマーガリンのほうが、コレステロールを下げてヘルシーと思っている人は多いが、実はトランス脂肪酸という有害物質を含んだ「不健康食品」ともいえるのだ。ファストフードには、大量のマーガリンが使用されるため注意が必要だ。以前紹介した病気にならない生き方(新谷弘実)にもこのことは書かれていました。

・原価50円もしない安い加工用のホッケを大量に仕入れ、魚肉エキス、酸化防止剤、化学調味料を含んだ干物用の液体に一晩漬けて、25℃から30℃の温風で乾燥させるとすぐに干物ができる。中には保存料のソルビン酸カリウムを密かに使用しているものもあるというのに、表示などまったくされずに居酒屋や定食屋のメニューになっている。干物は養殖ものが圧倒的に多いが、一番気になるのは、エサに与えている抗生物質やイケス網の防汚剤に使われる薬剤が魚に残留しているかどうかである。

・食品に「化学調味料・合成保存料・合成着色料は使用していません」という表示をするコンビニチェーンが増えてきた。時代が「無添加」の方向に進んでいるかと思ってしまうが、そうではない。食品添加物メーカーが心配するほど、pH調整剤を使っているのだ。ほとんどのコンビニ食品は、常温で36時間腐らないように作られているのだが、それはpH調整剤なくして不可能だからだ。そして何よりも気になるのは、売れ残ったコンビニ弁当を豚の飼料にしたところ、豚に出産異常が続出したということだ。豚の臓器を人間に移植する研究も進んでいるくらい、豚の構造は人間に近い。その豚に本当にコンビニ弁当で異常が出ているとしたら、それは人類への警鐘であろう。

・1955年に起こった「森永ヒ素ミルク事件」は、食品添加物の怖さを日本中に知らしめた出来事の一つだ。森永の粉ミルクを飲んでいた乳児が、持続性発熱、下痢、発疹、皮膚への色素沈着などの症状を起こし、患者数1万人以上、死者130名という大惨事になった。粉ミルクのpH調整剤用に使った添加物の第二リン酸ナトリウムの純度が悪く、ヒ酸ナトリウムが混入していたのが原因だった。こういった危機が最近はさらに高まってきている。ここ数年、価格の安い添加物がドッと日本に押し寄せてきているのだ。食品メーカー各社や添加物メーカーもコストを下げるために先を争って使っている。そのような状況の中、輸入の際、日本の食品衛生法の規格に合わない「成分不適合」ということで、廃棄処分になっている食品添加物が出ている。現実に食品メーカーからは「海外の添加物は純度が悪い」という声が方々から出てきているのだ。被害が出てからでは遅い。海外製食品添加物の検査を早急にすべきだ。

・刺身は決して新鮮ではない。スーパーで一番新鮮な魚は何かといえば、それは一匹まるのまま売られているものだ。その次がおろして開きにしたもの。スーパーでは、さらに古くなると切って刺身にする。そして、もっと古くなったものが寿司弁当になるのだ。


<目次>
はじめに 「安全な食品」を食べるために、知っておきたいこと
第1部 食べてはいけない!食品・食材96
 コメ◆「国民の基本食に添加物を使わない」は過去の話
 コンビニおにぎり◆古米を新米並みにおいしくした「魔法のクスリ」
 刺身のツマ◆「この”殺菌漂白剤”は野菜・果物・刺身のツマに最適です」
 マーガリン◆「バターより健康にいい」のウソ
 ギョーザ◆冷凍ギョーザに入っている具の正体は?
 茶碗蒸し◆卵加工品のほとんどに「業務用卵加工品の素」が!
 ペットボトル茶◆「家庭のお茶とは別物と思ってください」(飲料メーカー)
 コンビニ弁当・仕出し弁当◆仕出し業者の倉庫は「期限切れ食材」の宝庫?
 黒豚肉◆「4%の希少品種」が全国で売られている謎
 イチゴ狩りと農薬◆ほおばる前に「栽培方法」の確認を!
 ロングライフ牛乳◆「本当の製造日」はブラックボックスの中
 清涼飲料水◆化学反応で「発がん性物質」が発生することも!
 クジラ肉◆「安いイルカ肉」?-中身が異なる不当表示、約9%
 エキス◆シジミエキスから鉛、砒素が検出されたことも!
 モヤシ・カイワレ◆いつでも青々としているのは「緑化促進剤」のおかげ
 コンビニおでん◆練り製品に「弾力」をつけるリン酸塩と乳化剤
  コラム 食品業界の「舞台ウラ」①
       牛肉ミンチ事件に絡む「頭部(特定危険部位)」肉の正体
 パン◆大手メーカーが「発がん性の疑いがある添加物」を使い続ける理由
 マグロ刺身◆一酸化炭素を注入し「新鮮な赤色」に着色
 ウナギ蒲焼◆中国産からペット用「水カビ治療薬」が検出!
 ハム◆主原料は「脱脂大豆」と「大量の水」だった?
 栄養強化卵◆1/3は「表示の栄養成分以下」?
 山菜◆なぜ中国産から食品衛生法違反が続出するのか?
 マツタケ◆意外と多い「フレーバーまみれ」の北朝鮮産
 冷凍コロッケ◆どんな肉が使われているのか?
 ハンバーグ◆「子どもに一番人気の料理」の正体
 ハンバーガー◆なぜこのファストフードは「中毒症状」を引き起こすのか
 焼き鳥◆鳥インフルエンザ、内臓異常・・・・・一串にいくつものリスク
 サンドイッチ◆「保存料・合成着色料不使用」表示の抜け道
 成型ステーキ◆クズ肉をプレスして”霜降り”を注射-やわらか牛肉の裏側
 コンニャクゼリー◆ダイエット代わりに食べている人は要注意
 二八ソバ◆「ソバ粉二割、ウドン粉八割」+着色料のソバもある
 インスタントラーメン◆その歴史は「添加物の歴史」だった!
 豆腐◆「水の中だと賞味期限のラベルがきれいにはがれる」
  コラム 食品業界の「舞台ウラ」②
       コンビニの売れ残り弁当はプラスチックごと飼料化!
 チキンナゲット◆加工品にいは「質の悪い鶏」を使うのが業界の常識
 サイコロステーキ◆なぜ「100グラム90円」で儲けが出るのか
 ゆで麺・生麺◆「大繁盛の老舗ウドン屋」の店の裏側には・・・・・
 チャーハン◆見事なまでにパラパラしている「業務用チャーハン」の秘密
 加工サラダ◆「マヨネーズもどき」が”賞味期限1ヵ月”の秘密
 キャビア・成型数の子◆あなたはトビウオの”キャビア”に舌鼓を打っている
 イカ◆イカそうめん、イカフライ・・・・・フェイク(模造)食品のオンパレード
 輸入冷凍エビ◆中国養殖ものは「抗菌剤」が超過残留
 卵製品◆「出来合いの卵製品」は添加物の集合体!?
 カット野菜◆どんな殺菌方法をとっているのか?
 カップラーメン◆日本即席食品工業協会の「栄養強化」作戦のカラクリ
 ポテトチップス◆「うすしお味」は塩分が低いという意味ではない
 ショウガ・ガリ◆「食品衛生法違反」の常習犯-中国産
 魚フライ◆衣の中は、ホキ? キングクリップ!? ブラックバス!!
 タラバガニ◆食べ放題ができるのは「ニセモノを食べさせる」から?
 てんぷら◆いくらサクサクでも「これ」は食べたくない!
  コラム 食品業界の「舞台ウラ」③
       「中国製食品添加物」輸入急増のウラ側
 関サバ・関アジ◆偽造防止用の公認シールが偽造される始末-ノルウェー産が暗躍
 春雨スープ◆「たった114キロカロリー」でもヘルシーではない理由とは
 アサリ・シジミ・蛤◆北朝鮮産も、1回日本の浜に撒けば「日本国内産」に?
 キノコ・シイタケ◆危険な「中国産」どう見分ける?
 トンカツ◆「サクッと揚がった豚肉」驚愕のレシピ
 ワサビ◆活性酸素を出さない「本ワサビ100%」を選べ
 ミートボール◆あなたが食べたのは「鶏のトサカ」の肉団子?
 和牛シャブシャブ◆「米国産牛肉のサルモネラ菌」は熱湯くらいでは死なない
 牛丼◆この肉を使えば、「牛肉の原価51円」も可能!
 シューマイ◆「中身は肉の40%まで大豆たんぱくを入れてよい」
 健康茶◆大半は中国産-高級品は華僑へ、それ以外は日本へ
 ブロイラー◆薬漬け飼育法で出荷まで延命させられた鶏
 回転寿司◆ツナサラダ、たたき巻き・・・・・原型がない「サイドメニュー」は食べるな
 健康油◆こんなところにも発がん性を疑われる物質が
 アルカリイオン水◆これは、万能の水ではない
 カレーライス◆「手間をかけないカレー」には、添加物の危険が!
  コラム 食品業界の「舞台ウラ」④
       中国人留学生が告白する「中国の現状」
 ペットフード◆愛犬に脱毛、肥満症が発生したら「食事」を疑え
 中国野菜◆中国駐在の商社マンに「糖尿病患者」が多くなる理由とは?
 チョコレート◆「枯葉剤」残留のカカオ豆が使用されていることも
 チューインガム◆樹脂をベースにし、ワックスで光沢をつけた「工業製品」
 スプラウト◆よく洗いさえすれば栄養価が高い「優良野菜」だが・・・・・
 干物(ホッケ、アジ)◆薬液に一晩漬けて温風を当てたらできあがり
 レバ刺し◆家畜体内の「汚染物質」が濃縮し蓄積する臓器
 缶コーヒー◆「隠れ肥満」の最大原因だった!?
 ワイン◆「栓を開けたら飲みきる」から、酸化防止剤も大量摂取
 スポーツドリンク◆「点滴液」から作ったヒット商品
 アイスクリーム◆雪印同様、石屋製菓のアイスも脱脂粉乳汚染?
 インスタントスープ◆元”添加物のカリスマ・セールスマン”が危惧する「添加物マジックの象徴」
 肉まん◆大豆が使用されていても「遺伝子組み換え表示」の枠外!?
 鶏のからあげ◆自然解凍の「お弁当用からあげ」がべちゃべちゃにならない理由
 ハチミツ◆なぜ中国産からたびたび基準値以上の抗菌性物質が検出されるのか?
 豆乳◆「脱脂大豆」の加工食品の問題点
  コラム 食品業界の「舞台ウラ」⑤
  おコメにまつわる「黒い噂」
 ビーフジャーキー◆「本格派」の原料は牛肉、塩、香辛料だけだが・・・・・
 中国産冷凍野菜◆そして、ファストフード、学校給食に流れていく
 フライドチキン◆発がん性物質「アクリルアミド」が検出!
 ウィンナーソーセージ◆なぜ「うさぎの肉」は重宝するのか
 醤油◆この添加物で「昔ながらの本醸造」に
 ソース◆「即席ソース製造法」では、何が省かれ、何が添加される?
 焼肉のタレ◆250度から300度の熱で、「発がん性物質」が発生!?
 ケーキ◆かつては「数ヶ月前に作り、冷凍倉庫で保管」。では今は?
 イクラ・スジコ◆未だに「人造イクラ」ではないかとの苦情があるのはなぜ?
 インスタント焼きそば◆「カロリー」「香料」「塩分」の三重リスク
 ビール◆なぜ「日本のビール」はまずくて、「ドイツのビール」はうまいのか
 日本酒◆「フルーティーな香り」の正体は?
 モツ焼き◆内臓異常の豚が大量発生!
 漬物◆「再利用」で添加物量が大幅増加することも!?
 惣菜類◆売れ残り食材を「有効利用」するしくみ
  コラム 食品業界の「舞台ウラ」⑥
       「安くて、うまい、健康的」な、コンビニの秘密
第2部 危ない食品を見抜く!「表示の見方」「添加物」の知識
 「非衛生食品」「添加物」「偽装商品」を見抜く目
 なぜ「食品添加物」をあまり摂ってはいけないのか
 「原料表示」の正しい見方を身につける
 「外食時」ここだけは注意!
 「偽装食品」と上手に付き合うために
 「食の安全」情報を確実に得る方法
 私自身、どんな食生活をしているか

面白かった本まとめ(2007年)
面白かった本まとめ(2006年)
面白かった本まとめ(~2006年)

<今日の独り言>
 前厄なので、近くの神社に行って御祓いを受けました!かなり長時間真剣に御祓いをして頂いて、かなりスーーッとしました。3歳9ヶ月の息子も神妙に御祓いを受けていました。かなり効果があったような気がします^_^) また、お札とお守りとお神酒ももらったのですが、料金はご自由にどうぞと言われて驚きました。それはそれでいくら包めばよいか困るのですが・・・。良心的といえば良心的なのでしょうか。3歳9ヶ月の息子にお菓子も頂きました^_^;)恐縮です。

コメント
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