It understands in reality.

but, it is not possible to do.

初恋の人からの手紙

2009-03-16 00:07:13 | Weblog
麻美、元気?
もう彼氏にメガネをかけさせる衝動は治まりましたか?メガネをしてなきゃ男じゃないと言っていた麻美をなつかしく思います。

おれのことが面倒くさかったのか、話し合いもせず麻美が一方的に連絡を断ったあのころから、もう16年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。

この手紙を書いたのは、特に用事や理由があるわけではないんだ。ただ昨日友達と会って麻美の話題が出たから、ひさびさに思ったままでも何か書いてみようと思って。びっくりさせたかな。

あのころの付き合いを思い返してみると、かなり自分だけが空回りしていたなぁと思います。麻美のほうがだいたいいつも余裕があって、電話できなかったり会えなかったりすると、なんだかんだとおれのほうが不機嫌になっていたなぁと。「好きな人ができたら言ってね」と言う麻美の余裕が、やけに自分には痛かったものです。というか別れるのを推奨されていたような…。

そういえば、おれはともかく、麻美にとっては初恋でしたね。最初のころの麻美は、手をつないだときに手汗をびっしょりかいていたと思います。あれはなんだか、こっちも緊張しました(笑)。

麻美は付き合った当初のテンションがやけに高くて、「私、一生このまま大好きなんだろうな」って言っていたような。おれは「さすがにそれはないだろ」と思って冷静に聞いていたけど、ノリの悪いおれに怒っていましたね。やはり最終的には麻美のテンションがガタ落ちしていたけど・・・。

今だから言えることだけど、おれは麻美と付き合ったことを後悔していません。毒舌にあまり傷つかなくなったのも、女から説教されても聞き流せるようになったのも、麻美のおかげだと思っています。

いろいろ書いたけど、おれは麻美が大好きでした。これからも麻美らしさを大切に、そろそろサインペンでアイライン描くのはやめて(笑)、新しい誰かと幸せになってください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. 麻美がクリスマスにくれた観音像、まだ飾る場所が決まりません。

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