仕事が休みだったので、NYCのメトロポリタンオペラ(MET)のライブビューイングに行ってきました。
今回は、ドニゼッティの「連隊の娘」です。
10時に始まり、1時半前に終わるというタイムスケジュール。
歌劇場に入り、休憩時間も過ごし、オペラ丸々一本見るだけの時間だ。
休憩時間も出演者やプロデューサーなどのインタビューがあったり、背景のバラシや組み立てなどの映像が流れるので、ぜんぶ見たくなる!
でも背中を伸ばさないと、腰痛になりそう。。。
少しだけ廊下に出て、歩く。
主演はこの可愛い子!イェンデという名前のソプラノだ。南アフリカ出身だそうだ。
写真でもわかるように、なんとも魅力溢れるキャラクター!
わかりやすく言うと、テニスの大阪ナオミ?!
明るくて、表情豊かで、白いけど汚れてるランニングに、サスペンダーをつけたパンツというスタイルで、舞台中を動き回るのだ。本当に可愛くて可愛くて、目が離せない!
母国のズールー語のアドリブや、ボイパまで自分で入れていた。こんなソプラノ見たことない!
そして、歌唱は本当に見事。堪能した。
相手役のテノール、カマレナは一つのアリアの中で、ハイCを9回も出す驚異的な歌い手だ。しかも、そのアリアは拍手が鳴り止まず、なんとその場でのアンコール。ハイCを18回連続で出すのだ。
インタビューで聞かれると「ハイCは小さい小さい的に当てるようなものだ。練習しかない」と言っていた。
合唱含め、演出は笑いの連続。ドリフ?クレイジーキャッツ?そんな感じだ(^^)
長いオペラもあっという間だった。
私の持っているソプラノ用の楽譜にも「連隊の娘」のアリアが入っているから、目にはしていた。どんなオペラなんだろう、と思っていた。
こんな楽しいコミックオペラとは知らなかった(^^)
声質は私に合っている役だ。いつかアリアにチャレンジしてみようかな。