橋本病のぼく そして特発性過眠症の僕

橋本病の僕のブログです。ついでに僕は特発性過眠症だそうです。

橋本病になったころ

2008年08月31日 | 橋本病
先日レスにもあったので、少しお答えします。
まだ体調が戻っていないので、また途中でおわったらごめんなさい。

僕の始めての症状(意識したもの)は、とにかくどこにいても、まぶしくて目を開けていられないというものでした。

数ヶ月続いたので、結局眼科に行ったのですが、原因不明。疲れじゃないのとかいわれました。

その後、妙に頭の回転が遅くなった気がしました。
毎年、ある時期になると、まったく同じ仕事を処理するという立場にあったので気づいたのですが、今までよりも、考え方が遅い。それも異常に遅い。それに気づくくらい遅い。というものでした。
これは、まあ、年かなとか思ったり、でも、そのころはまだ30歳前半もいいところ、今から考えればそんなことあるわけないですよね。

そして、妙に歩くのが遅くなりました。
と、いうより、普通の速度で歩けない。

それから、ゆっくり話すようになりました。
頭の中で思い浮かんだことを話すのに、やたらゆっくり話す自分に気づきました。

そして、クーラーが寒くて仕方ない。
真夏なのに、クーラーの止めた部屋で、ひとり寒いとか言っていました。

毎日続くだるさ。背中の痛み。

もともと体はそれほど強くなく、スタミナもなかったのですが、それでも、それまで、病気らしいものをしたことはありませんでした。
ですから、これが病気とは思いもしなかったんですよね。

疲れとか、だるいとか、それって病気とか、考えないじゃないですか(僕だけ?)。
気合が足りないとか、5月病の延長戦??とかその程度でしたが、さすがに動けなくなり、大きな総合病院へ。

そして、病院の中をたらいまわしにされて、最後は脳神経外科までいって、CTを取られましたが、「疲れじゃないの、ほら、こんなに肩がこっている」とか言われて終了。
結局、疲れがたまっているという診断。

今、思ったのですが、あの医者、名前わかったらぶっ飛ばし!!(笑)。
医者は、患者の状態をよく観察して、耳を傾けるべきです。

で、その後、夏の終わりに、どうしてもだるさがとれないので、近所の診療所に「すみません、夏かぜひきました・・・」と言って受診しました。

そこで、その後主治医となるが、僕の顔を一目見るなり、「これ、かぜじゃないよ。ちょっと、大変かもしれないけど、血液検査の結果が出ないと、方針立てられないから、それまで、我慢してね。」と、いう言葉。

びっくりしました。

で、それから数日後に、橋本病と確定するのですが、急にそんなこと言われても分かりません。

「何か質問ありますか?」といわれて、「タバコすっていても大丈夫ですか」という、トンチンカンな質問をする僕。

あの時、もう少しこの病気のめんどくささを知っていれば、もっと質問したのですが・・・。

それに気づくのにも5年以上必要でした。

とにかく、この病気。疲れる以外はさほど深刻な状態にならないのですが、この疲れるが、健康なひとのいう疲れるという言葉の意味とは、まったく異なるレベルだということに、その後気づいていくのでした・・・。

そして今。特定疾病患者にもかかわらず、健康体のひとと張り合っている自分がいます。
時々、ダウンしますが、それでも一応、負けません。

時々負けるけど、それはまあ、病気のせいにして(笑)。
うまく、ゆっくりとした、優雅な人生を送って生きたいと思っています。

・・・これ、ほんと。
ゆっくりとした、優雅な人生をあゆみたい。