MC68000 Maniacs!
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「ハードドライビン」は,1989年にアタリから発売されたアーケード用ドライビングシミュレータ。クラッチ付き4速マニュアルシフトを搭載し大径のステアリングにフォースフィードバックまで付いて,3画面のパノラマ仕様筐体まであったという,ゲーセンでも一際異彩を放つゲームでした。ゲーム自体は,短いトラックを周回するのみの地味なものですが,段差を不用意にジャンプするとクラッシュするなど,非常にシミュレーション性の強い動きをするゲームで,対向車の存在もあってかなり難易度が高くなっています。メガドライブ版は,1990年にテンゲンから発売となりました。

走行できるコースは,比較的平坦な「スピードトラック」とジャンピングスポットやループなどが存在する「スタントトラック」の2種類。スタート直後の分岐路を直進すれば前者,右折すれば後者のコースとなります。どちらかのコースを一定時間内に1周できれば,タイムオーバー後に「チャンピオンシップラップ」モードとなり,チャンピオンドライバー(CPU)との1対1のバトルが開始されます。このモードについては,事故やコースアウト後10秒経過でゲームオーバーとなるシビアなルールです。

スピード感抜群の最近のレースゲームとは明らかに異なりますが,プレイし始めると妙な面白さがあってなかなかやめられなくなります(笑)。特に「マニュアルシフト」設定はお薦めです。十字ボタンの上下でシフトチェンジを行いますが,チェンジの際にはクラッチボタン(Cボタン)を押す必要があります。この操作感が絶妙なのです。十字ボタンによるシフトチェンジはチェンジミスを誘発しやすいのですが,クラッチボタンのおかげでミスが激減します。スピードトラックであればそれほどシフトチェンジを必要としないので,スタート時のシフトアップさえ気を付ければ結構普通に走れると思います。

一瞬クラッチボタンを押してシフトチェンジをする「ゼロヨンチャンプ」的快感があるソフトです。
是非,マニュアル設定で走る事をお薦めします。(≧∇≦)

前回記事の「バーチャレーシングMD」と比べると,ポリゴン処理の面で明らかに差を感じます。とはいえ,カスタムチップなんてなくても「楽しいゲーム」を作れるという,お手本的なゲームとも言えると思います。個人的には大好きなソフトです。また,付属のマニュアルもかなり「ぶっ飛んだ」内容になっていて一見の価値あり。お薦めはマニュアル後半の「こんなとき」の牛の部分。あとは「オプション」の記載全般でしょうか。まあ・・・全体的に変なんですけど(笑)。こんなマニュアルを作るソフトハウスがまた増えるといいな・・・とか思っちゃいますね。


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