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何を今更・・・といったところですが,我が家で唯一のWindows7機である「ACER Aspire 5740」は,中古で購入して以来ほとんどカスタマイズせずに使っています。メモリ増設こそしましたが,その他にやった事といえば,無線LANの設定とPC版「シュタインズゲート」のインストールくらいのものです(笑)。パフォーマンス面に不満がある訳ではないので,今のままでも全然かまわないのですが,インターネットで調べてみると「Windows7の定番チューニングメニュー」がごろごろと出てきます。まあ・・・パソコンは弄ってなんぼ・・・だと思うので,意味のあるなしに関わらず,せめて定番メニューだけでもこなしておこうかと思った次第です。思いつきでレジストリとか弄るとぶっ壊しそうなので,おとなしいところだけ弄ることにします(弱)。
というとこで,定番中の定番「通信速度チューニング」を実施。(≧∇≦)
Windows7には,SNP(Scalable Networking Pack)なるネットワーク最適化機能が実装されていて,通常CPU側で行っているネットワーク処理をNICのプロセッサに振り分けたりして,CPUの負荷を軽減しているのだそうです。これはこれで役立つ局面は十分にありそうな機能ですが,特定のネットワーク操作でパフォーマンスが低下する不具合も起こっているのだとか。定番メニューの内容は,SNPの中心機能である「TCP Chimney Offload」,「Receive Side Scaling」,「Network Direct Memory Access」を無効化させるものです。この行為に対する意見は賛否両論。無効化の必要はないといった意見もあります。でも・・・パフォーマンスが改善した・・・という報告を見ると,ちょっとやってみたくなりますよね(笑)。
やり方はそれほど難しくありません。
まずは「コマンドプロンプト」を管理者モードで起動。
その後「TCPグローバルパラメータ」を変更するコマンドを入力していきます。
とりあえず現状の設定を確認します・・・
コマンド:netsh interface tcp show global
TCP グローバル パラメーター
----------------------------------------------
Receive-Side Scaling 状態 : enabled
Chimney オフロード状態 : automatic
NetDMA 状態 : enabled
Direct Cache Acess (DCA) : disabled
受信ウィンドウ自動チューニング レベル : normal
アドオン輻輳制御プロバイダー : none
ECN 機能 : disabled
RFC 1323 タイムスタンプ : disabled
この状態から「Receive-Side Scaling」と「Chimney オフロード」,「NetDMA」を無効化します。
コマンド:netsh interface tcp set global rss=disabled
コマンド:netsh interface tcp set global chimney=disabled
コマンド:netsh interface tcp set global netdma=disabled
さらに「受信ウィンドウ自動チューニング レベル」と「アドオン輻輳制御プロバイダー」を変更すれば,通信速度の向上が狙えるようだったので,
ついでに変更します。「Direct Cache Acess (DCA)」も有効にしておいた方が良い意見がいくつか見られたので,こちらも変更。
コマンド:netsh interface tcp set global autotuninglevel=highlyrestricted
コマンド:netsh interface tcp set global congestionprovider=ctcp
コマンド:netsh interface tcp set global dca=enabled
あらためて設定を確認します・・・
コマンド:netsh interface tcp show global
TCP グローバル パラメーター
----------------------------------------------
Receive-Side Scaling 状態 : disabled
Chimney オフロード状態 : disabled
NetDMA 状態 : disabled
Direct Cache Acess (DCA) : enabled
受信ウィンドウ自動チューニング レベル : highlyrestricted
アドオン輻輳制御プロバイダー : ctcp
ECN 機能 : disabled
RFC 1323 タイムスタンプ : disabled
これでチューニング完了です・・・が,はっきりいって体感できるほどの効果は感じられませんでした。設定前と後で正確なパフォーマンスを計測した訳ではないので,もしかしたらちゃんと効果が出ているのかもしれません。コマンドプロンプトでの操作は,なんとなく「弄った感」があって楽しいですね(笑)。設定変更後は特に問題など発生してはいませんが,PCに不具合が生じる可能性はゼロではないので,実施する場合はくれぐれも注意のほど。
とりあえず以上。覚書程度ですが。(≧∇≦)
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