夏季狂言の会、二十周年特別記念公演「狂言三代」を見に行ってきました。
場所は大濠公園能楽堂。
実は恥ずかしながら福岡にこんなに立派な能楽堂があることを、これまで存じませんでした。
我が家では歌舞伎や狂言などににわかに目覚め、一種のブームと化しておりますが、その流れで調べてみて分かったことでした。
舞台は桟敷席の前から見ると、こんな感じ。
僕たちの席は前から5列目だったので、近すぎず遠すぎず、ちょうどいい感じの席でした。
小さく見えるホールですが、椅子席で500席近くあり、桟敷席を入れると600席近く入ります。
演目は野村万作と中村修一、野村裕基による「蝸牛」(かぎゅう)と、野村萬斎、石田幸雄による「狸腹鼓」(たぬきのはらづつみ)、間に素囃子「安宅 延年之舞」が入ります。
公演は当然満席で、あちこちに補助椅子が出してありました。
大濠公園は福岡市内でも静かなところですが、能楽堂のホワイエからは中庭を望み、さらに静寂さが引き立つようです。
「狂言」に限ったことではありませんが、普段、片田舎で生活をしていると、つい、こうした文化的なことを忘れてしまいそうになります。
せめて気持ちだけでも「文化人」でありたいものです。
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撮影:iphon