(画像:西大門)
石段を登りつめると、「上宮」への入り口に当たる「西大門」が現れる。
神社としての「正門」は、社殿の配置から見ても上宮の南側にある「南大門」が、おそらく本当の「正門」だと思われるが、現在はこの「西大門」から入る。
当然「神様」あるいは「皇族」が通る中央の門は閉ざされており、両脇の「通用口」のようなところをくぐるのである。
向唐破風を持つ、檜皮葺の豪奢な門である。
「西中門」前の広場を過ぎ、いよいよ「宇佐神宮上宮」に着く。
左から「一の宮」、「二の宮」、「三の宮」と並ぶ「拝殿」である。
この左奥に国宝の本殿、「一の御殿」、「二の御殿」、「三の御殿」が並んでいる。
それぞれに二拝四拍手一拝の参拝をし、下山する。
途中に「下宮」があって、ここにも三宮があり、上宮と同じ参拝を行う。
現在境内には、他にも多くの神社が配置されているが、歴史博物館にある境内の昔の全体模型を見ると、三重の塔や五重の塔などの建物が林立し、平安時代の荘厳な配置に圧倒される。
宇佐神宮は、「八幡大神」、「比売大神」、「神功皇后」の三神を祭神とするが、社殿はそのほとんどが朱塗りであって、なかなかにお洒落でもあるのだ。 (完)
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まさき設計