ちょっと気になるコーヒータイム

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気になるデザイン

2013年12月28日 03時42分02秒 | 建築的に

これは先に「日帰り旅行に行ってきました」でアップした、北九州市若松にある「旧古河鉱業若松ビル」の外壁のディテールです。

赤い煉瓦タイルで化粧された柱形の、間にある開口部のデザインですが、ちょっと気になりました。
使用されている材料は、ほとんどが「現場塗りテラゾー」と「テラゾーブロック」です。

丁寧な造り込みのデザインや、限られた材料の表面の仕上げを替えたりすることで、実に見応えのある開口部周りとなっています。また、博多にあるアルド・ロッシ設計のホテル イル・パラッツォにも使用されている色ですが、イタリアングリーンと呼ばれる独特な色合いの雨樋も、気が利いています。
窓枠の色は意識的なのかどうか、雨樋の色より褪せた色です。

また、

これは門司にある「国際友好記念図書館」ですが、「旧古河鉱業若松ビル」と同様に限られた建材によって、これもまた実に愉快な外観を創り出しています。

特徴は赤い煉瓦(ブリック)の壁面の中や、開口部周りを縦横に走る白いテラゾーブロックのラインです。
1階と2階を分けるライン、頭頂部にも特徴的なテラゾーブロックによる「モール」状の帯が周り、外観を引き締めています。

3階部分には「ハーフティンバー」の外壁があって、1階から3階まで、実に賑やかな外観を形づくっています。

 

 

建築から話は変わりますが、若戸大橋の下を、セメントタンカー「黒潮丸」が通過していました。

若戸大橋は国内の長大橋の草分け的な橋ですが、最近の吊り橋と同様に桁下は海面まで40m以上あり、大型船の通過を可能にしています。しかし瀬戸大橋や明石大橋などは桁下が65mもある設計となっています。これは大型客船で高さが60m以上ある船が現れだしたためだそうです。

この「黒潮丸」、調べてみると「沖野海運」のセメントタンカーで、積載状態では下の画像のように沈み込み、船上の様々な構造物も垂直になります。

この二つの画像は同じ「黒潮丸」なのですが、よく見ると下の画像には煙突にある会社のロゴが見えません。画像が少し以前のものかもしれません。

しかしイタリアングリーンのようなこの船体、青空の下で映えるなかなかいい色ですねぇ。

             mm
 まさき設計

 

撮影: Nikon  p7000、 最下の画像のみネットより

 

 


デジカメの撮像素子を見る

2013年12月03日 15時58分13秒 | そして遊ぶ

突然デジカメの撮像素子を見てみたいと思った。

で、手元にあった廉価品で、レンズの収差や画質の面でほとんど使えなかったOLYMPUS FE-46というデジカメを分解した。

先ず表側のカバーをはずす。

まだ、何も見えない。

この時裏側はまだ何も変わらずそのままの状態。

次に、裏側のカバーをはずす。

すると、当然ボタン類に比例して何やらスイッチ類が並んでいる。

液晶モニターの裏側は、こんな感じ。

次にプリント基板をはずす。

とりあえず元どおりに組み立てたいので、細い電線類は切らずに、あちこちのネジを緩めて

そっとはずす。

レンズの光軸のところに撮像素子が見えた。

これがその1/2.33型CCDである。

う~ん、特に何という感想も無いなぁ・・・。

めんどくさいので、レンズ部分を分解するのは見送った。

ズームやオートフォーカスのモーターの部分を見てみたいとも思ったのだが、すべてが何とも小さく、再度組み立てる自信が無い。

ポロッと何かが落ちてきた。

これはレンズと撮像素子の間に挟まる、偏光フィルター?か何かであろう。

このフィルターのようなものの裏表は気にせず、元に戻して逆順に組み立てていった。

で、動作を確認して終了。

う~ん、やっぱり何という感想も無い・・・。

これを見て、「僕も、私も」と言いながら分解して、組み立てられなかったとしても、僕は責任を取れません。

          mm
 まさき設計