ちょっと気になるコーヒータイム

風景とか建築とか、その他もろもろ・・
           Messages from Masaki Fukumoto

桜満開!

2010年03月31日 17時27分48秒 | 佐賀県唐津市周辺のこと
         写真は円応寺の参道

 今年も行ってまいりました、恒例の唐津防衛軍での花見。

今回は防衛軍選抜隊となりましたが、市内より南下し、まずは武雄市の馬場の一本桜へ。
ん~・・・、ちょっと早いのか、それとも過ぎたのか・・、あまり咲いていない。
早々に次の目的地、円応寺へ。

 本堂での茶会はスルーし、何やら凄い石の墓(宝輪塔)や、切り妻屋根の石造り欧風アーチ門などを見ながら参道の見事な桜のトンネルに、一同「すごかねぇ~」と言って、食料の調達へ向かう。スーパー「ぷらっと」のネーミングには思わず失笑・・。

 次はメインイベント会場である「庭木ダム」である。
いったい何本あるのか、桜の木はダム湖周囲にぐるっとあって、すべてが満開である!
勿論花見の客もそこそこ多いのであるが、そこは唐津防衛軍、手際の良さで群を抜く。
晴れたり曇ったり、絶え間なく吹く北風にやや気勢をそがれながらも、酒の勢いを借りて「犬よりもっと俺を大事にしろーっ!」とか、日頃のうっぷんを晴らしながらの宴会は、いつも通りに笑いの絶えないものとなった。

 帰りに寄った有田のポーセリンパークで見た古賀亜十夫の作品群には、思いもかけず圧倒されてしまった。作品の素晴らしさは当然としても、何と言っても70歳を越してからのスペインを中心とした創作活動は、とても高齢者とは思えない、実にバイタリティに溢れるものである。

 何となく我々は、まだまだ若いような気がして来た。
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 まさき設計

 

 

 

ワンコと遊ぶ

2010年03月24日 01時00分37秒 | 長崎県松浦市周辺のこと
 先日の小春日和のおだやかな休日、僕が敬愛する場所のひとつである白岳へ行って、ワンコと戯れてきました。家族でここに来るのもかなり久し振りのような気もします。
桜はまだちょっと咲いてませんが、そのせいか人も少なく、思いっきり走り回ってきました。この広大な広場を占有してのドッグランです。
ここへ来る人たちは大変マナーがいいので、どこを歩いても犬のフンなど見あたりません。それに比べ、志佐川の堤防道路などは惨たんたる状況です。

 連休だったため、オートキャンプ場、フリーサイト共に数組使用されていました。この高原は現在江迎町にありますが、今後合併に伴い佐世保市へ編入されます。これまでの通り、隅々まで行き届いた管理をして頂けると嬉しいのですが。

 この高原にはアスレチックの遊具も設置されているのですが、以前、走っていて頭を打ってしまったことがあります。今回はちょっとぶら下がってみたところ、自分の体力の低下に愕然としてしまいました。
どうもここのアスレチック広場は、僕にとって鬼門のようです。

                     mm
 まさき設計


豊後の名城 角牟礼城

2010年03月19日 00時16分21秒 | 建築的に
 せっかく玖珠に来たのだからと、土木事務所の建築主事に角牟礼城のことを尋ねると、大きな地図を広げて、眼鏡の奥の丸い目を、さらにクリクリさせながら、詳しく説明をしてもらった。
 森の交差点から入って三の丸の駐車場まで登ると、一日の芝刈りなどの作業を終えた5~6人の男の人たちがいて、一人の方が親切に丁寧に、本丸までの道のりの説明をしてくれた。
 土木事務所の主事といい、この作業員の方々といい、本当に地元を愛し、そしてつくづくこの城のことを誇りにしているのだなぁ、と思った。

 角牟礼城は三島公園の後方に聳える難攻不落の要害で、千四百年代より玖珠群衆により護られていた城は、秀吉の時代に毛利高政が入部し整備した。千六百年代には古城となってそのまま放置されるが、中世山城から近代城郭へと移り変わる特徴を良く保っている。

 城のあちこちに銘板が立てられてはいるものの、多くの文章に書かれているように、「ホントにここが大手門?」などと首をかしげるようなところがある。正確な縄張りというものが、まだよく判っていないのだろうか。
ただ、井戸の跡などは実に良く残っており、ここでの日常を色々と想像させるのには十分である。

 特筆すべきは、千六百年代の城主久留島(来島)氏の記念館がある、三島公園へ入る門前町とも言うべき小さな通りなのだが、しっかりとした都市計画や、まちなみ条例の制定等によって歴史感のある実に美しい町並みが形成されており、知らずに入っていって思わず感動してしまった。

とりあえず建築の専門家という立場は忘れて、ここは是非またゆっくりと訪ねてみたいと思うのであった。

                     mm
 まさき設計