ランドセル姿がまぶしい小学1年生になったK。
このランドセルは、おじいちゃん、おばあちゃんに買っていただいたもの。
1月に書いたお礼の手紙をコピーして「詩あわせノート」にはっていたので、
再びコピーしてサイロに投稿したところ、
2月号の口頭詩「小さな瞳から見えるもの」に掲載されることになりました。
「サイロ」とは、十勝・帯広のお菓子屋さんで有名な六花亭がスポンサーで、
50年以上前から、十勝の子どもの詩を毎月冊子にして発行している児童詩集です。
初サイロ入選のお祝いは、もちろん「六花亭のケーキ」で。
「サイロ」
はじめてサイロにのって
すごくうれしかったよ
またかいておくるよ
いつか1ばんまえにのりたいよ
おいわいのケーキを
かってきてたべたよ
すごくおいしかったよ
それまで字は読めても、書く方は一向に関心をもたなかったKが、
興味をもち始めたのが昨年の12月。
これはチャンス!と、字の練習がてら始めた日記のような詩のような、
書きとめたいことがあった時に書く「詩あわせノート」
3月号には、ブログでもアップした「きれいなあさやけだ」が掲載されました。
これからも心が動いた瞬間を切り取って、想いを書き残し続けていって欲しいと思います。
1年生になってからは、なかなか入選することはないと思いますが、
毎月1編でもサイロに投稿することをきっかけとして、
「かくことがすき」な子になって欲しいな、と願っています
サイロ5月号にも掲載されました。「1ねん」と書いたのですが、「5才」で、口頭詩のコーナーに??
そこで、宿のブログではありますが、発表の場としてKの詩を載せてもよろしいでしょうか?
読んでいただけるだけで、励みになります。
私たちも、このブログを始めて丸7年。
更新がストップすることもしばしばありますが、多くの方にご覧いただいているからこそ、
楽しく続けさせていただいています。この場をお借りして感謝申し上げます。
私は「かくことがすき」です。
小学校5.6年生の時のS先生に、作文と日記の楽しさを教えていただきました。
私もKに「かくことの楽しさ」を、この先も様々な形で伝えたいと思っています。
おとうちゃんは、読むこと=読書の楽しさを・・・
実はこのたび、Kの小学校入学に際し、
年甲斐もなく着た「桜色のスーツ」にまつわる想いを書き、
北海道新聞 生活欄「いずみ」に投稿したところ、
4月21日(月)朝刊に掲載していただきました。
僭越ながら、ブログをご覧くださっている皆様にも読んでいただけましたら幸いです。
「桜色のスーツ」
こんな日がくるなんて・・・
20年前、はじめてピカピカの一年生の担任をもつことになった。
若さあふれる20代。子どもと同じぐらいやる気マンマン、胸ふくらませていた。
神奈川県生まれの私は、桜のトンネルをくぐって小学校に入学したが、
北海道の桜はまだまだ先。
「そうだ、桜色のスーツを着よう。」
それ以来、新1年生担任になった時だけの勝負スーツとなった。計3回着た。
かわいい1年生との記念写真に、桜色は花を添えてくれた。
そして教職19年。
夫婦で宿を始めようと、7年前に退職し、スーツはお蔵入りに。
ところがこの4月。
40代最後の年に、久しぶりに着る機会が巡ってきた。
なんとそれは、息子の入学式。こんな日がくるなんて、思ってもみなかった。
人生は何が起きるかわからない。
最後に袖を通したのは、9年前の教え子の入学式。
「この年で、ピンクのスーツなんて着てもいいかしら?」と迷ったが、
息子と夫のO.Kをもらえた。
試着すると、ピチピチだけどなんとか着れる。
息子の「おかあちゃん、かわいい」のひとことに舞い上がり、最終決断。
十勝晴れの入学式日和。息子の成長に感動し、
私はちょっと照れながら、一足早い桜色に包まれ、
親として入学式に参加できる喜びで胸いっぱい。
春の訪れを感じる人生最高の1日となった。
長文を最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます