Zooey's Diary

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「ラ・ラ・ランド」

2017年03月13日 | 映画


週刊文春の最新号のみうらじゅんのエッセイの中に
「そもそもラ・ラ・ランドって何なのか?」という言葉が出てきます。
そこから連想される言葉として
「パ・パ・パスタとか、プ・プ・プリンとか、キ・キ・キリンとか、オ・オ・オニギリが好きなんだなとか」。



いや、「ラ・ラ・ランド」から裸の大将の「オ・オ・オニギリ」を連想するとは
思わず笑ってしまいました。
ご存知の方も多いでしょうが「la la land」というのは
ロスアンジェルス、あるいは「現実ではない夢世界」を意味します。
オーディションに落ち続ける女優志望のミア(エマ・ストーン)と
自分のジャズクラブを持つことを夢見るジャズピアニスト、セブ(ライアン・ゴズリング)が
ロスを舞台に繰り広げるラブロマンス・ミュージカル。



アカデミー賞作品賞受賞という取り違えがあった位、この作品は評価されたようですが
実を言うと、私はそこまで感動しなかったのです。
「巴里のアメリカ人」「雨に唄えば」「シェルブールの雨傘」など
往年の名作のオマージュが沢山散りばめられていて、それを探すのとか、
冒頭の、渋滞の高速道路でいきなり歌い踊り出すシーンは、確かに楽しくはあったのですが
あの「セッション」であれほどエグい人間関係を描いたデミアン・チャゼル監督にしては
え?このまま終わっちゃうの?と思ってしまったのでした。



ハッピーエンドではなく、ラストはほろ苦く捻ってあり、
そこにはホロリとさせられましたが
それにしても、絵に描いたようなアメリカン・サクセス・ストーリーです。
という訳で、作品賞を取り違えられた「ムーンライト」に期待しようっと。

公式HP http://gaga.ne.jp/lalaland/
コメント (6)
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