Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「インドラネット」「8月の銀の雪」

2021年09月30日 | 

「インドラネット」桐野夏生著

「一番怖いのは人間の悪意だ」「現代の黙示録」という、この本のキャッチコピーに惹かれて読んでみました。
勉強も運動も得意ではなく何の取り柄もない晃は、低賃金の派遣社員として無為な日々を過ごしていた。
唯一の誇りは、高校時代にカリスマ的存在だった空知と、その美貌の姉妹と仲良くしていたこと。
空知がカンボジアで行方不明となり、彼を探して旅立つことになる。

アンコールワットに近いシェムリアップの小さな歓楽街の猥雑さ、百万人ものボートピープルが生活するというトンレサップ湖の賑わい、数年前に訪れたカンボジアの様子が活写してあって懐かしくなりました。
日本で何もかも上手くいかなかった冴えない晃が、果たして異国で活躍することができるのか?
カンボジアで現れる胡散臭い人間たちに次から次へと騙され、その果てに辿り着いた先にあったものは…
「インドラネット」とは、帝釈天の宮殿にかけられたネット、ひいては世界を覆う網を意味するらしい。
衝撃のラストで、晃はインドラネットに救われたのか、或いは掬い取られてしまったのか…?


「8月の銀の雪」伊予原新著

就活連敗中の不器用な大学生、経済的にも精神的にも不安定なシングルマザー、原発の下請け会社を辞めて一人旅をしていた中年男など、人生に傷ついた5人が出てくる短編集です。

その中で私が好きなのは、シングルマザーが出てくる「海へ還る日」。
「わたし」は夫に逃げられてパートを掛け持ちしながら3歳の娘を育てていますが、その自己肯定感の低さには、読んでいてイライラするほどです。
”わたしに父がいなかったように、この子のそばにも父親はいない。
わたしの母がわたしに何もしてくれなかったように、わたしもこの子に何も与えてやれない。
結局この子は、ただわたしの人並以下の遺伝子だけを受け継ぐのだ。
物心つく頃には、自分がはずればかりを引いたということを知り、空虚な生を再生産するのだ。”という具合。
その「わたし」が博物館勤務の女性と知り合いになり、娘を連れて行ったクジラ展でどんな奇跡に出会ったか!?

5章それぞれに科学のトリビアがあり、その神秘性に驚きます。
科学の真実は決して科学者だけのものではない、人間の心の襞に沁み込むものだと著者は訴えたいのでしょうか。

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「テーラー 人生の仕立て屋」

2021年09月29日 | 映画

ギリシャの映画というのは珍しい。
アテネで長年、高級紳士服の仕立て屋を父と営んできたニコス。
ギリシヤの不況の中、スーツの需要は落ちて閑古鳥が鳴き、店は遂に銀行に差し押さえられてしまう。
途方に暮れるニコスは、手作りの屋台で移動式の仕立て屋を始めるが、道端で高級スーツの注文は入らない。
溜息ばかりの日々、ひょんなことからウエディングドレスの注文が入る。
紳士服一筋できたニコス、ドレスはおろか婦人服も作ったことがないが、崖っぷちの彼はそれを引き受ける。
燐家の人妻オルガの助けを借りて、ドレス作りを始めるが…



生真面目なスーツ職人が、長年籠っていた自分の殻を脱ぎ捨て、新たな世界に歩み出す。
オーダーメイドのウエディングドレスを安く作り、幸せな笑顔を仕立てて行く。
そのストーリーは素晴らしいのですが。



青い空の下、眩しい陽光に溢れるアテネの、お洒落なサクセス・コメディかと思いきや、少々様子が違います。
まずこの作品、台詞が非常に少なく、説明もない。
視聴者は自分の想像力を最大限に働かせなくてはいけない。
そしてニコスは、いい歳をしているが結構子供っぽく、他人にあまり興味を持たないような性格であるようです。
人妻オルガに思いを寄せられ、男女の仲になるのですが、彼女の一人相撲であるような印象も。
ラストシーンで一人車を走らせるニコスの姿は、店や父親やオルガや何もかもから解放された喜びに満ちているようにも見えます。
単にサクセス・ストーリーではなく、少々ほろ苦くもあるこの作品の監督脚本を務めたのは、ギリシヤの女性監督ソニア・リザ・ケンターマンです。


公式HP 


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その理由

2021年09月28日 | 社会

東京都の昨日の新規感染者数は154人。
百人台というのは3月22日以来、実に半年ぶりなのだそうです。
昨日は月曜なので少な目としても、今日も248人。
最も多い時は5千人を超えていたことを思うと、信じられないような数字です。

何故激減したかについては、色々な専門家が色々なことを言っているが、どうも歯切れが悪い。
そうしたら今日、こんな記事を見つけました。
”東京都のコロナ新規感染者数 7-9月が「6.9倍と急増→24分の1へと急減」した理由”として、人流が減ったとも思えない、ワクチンもまだそこまで増えてなかった、コロナウイルスが自壊を始めたのではないかと。
「ウイルスは増殖する際にコピーミスが起き、変異株が出現する。
その中には増殖の速いタイプのウイルスが生まれ、急速に感染拡大していく。
ところが、増殖が速ければそれだけコピーミスも増える。
結果、ある一定の閾値を超えると、今度はそのウイルスの生存に必要な遺伝子までも壊してしまい、ウイルスが自壊する」
という考え方があるのだそうです。

それが本当だったらいいなあ。
ただこの記事の中で一番説得力があるのは
「生物進化のダイナミズムの前ではいまの人間の科学の力は微力であって、いくら頑張ってもこれを完全にコントロールすることなどできない」
という部分ではないでしょうか。


犬嫌いでちっとも犬と仲良くできないタロウ。
仲良くはできないがオヤツ欲しさに、公園での犬の集まりに時々顔を出します。
今朝、公園仲間のバギーに無理くり入れて貰ったら、固まっていました。

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ウサギと亀

2021年09月25日 | 社会

24日、成田空港の滑走路に大きな亀が現れ、滑走路が一時閉鎖になったのだそうです。
この影響で、那覇行の全日空の「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」も離陸が遅れたのですって。
「FLYING HONU」というのは「空飛ぶ亀」、文字通り機体に亀が描かれたエアバスA380型機。
こんな楽しい飛行機があったのね。
パリのシャルル・ド・ゴール空港の滑走路では、茂みの中にウサギを見かけたことがあります。
ウサギと亀が揃ったら楽しそうですが…


(写真はネットから頂きました)

同じ24日、オオタニサンはマリナーズ戦で先発出場するものの、3回の第2打席では2ボールから申告敬遠。
スタンドからは大ブーイング。
直近3試合で15打席11四球って…
ホームラン王争いを楽しみにしてるのに、勝負をさせて貰えないのでは話にならない。
そこまでして、アジア人にホームラン王取らせたくない?
こんな卑怯なことをして恥ずかしくないの?
勝負の世界では仕方ないことなのか。
メジャーリーグって全米の子どもたちの憧れの場所かと思っていました。


「フライングホヌ」滑走路に亀出現で離陸遅れる


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悲しいこと、嬉しいこと

2021年09月23日 | 社会

昨日の読売新聞の見開き全面広告に驚きました。
「国民は、自宅で見殺しにされようとしている。
 今も、ひとりで亡くなっている人がいる。
 涙がでる。
 怒りと悲しみでいっぱいになる。
 この国はいつから、こんなことになってしまったのか。
 命は自分で守るしかないのか」



宝島社は、今年5月11日にもこんな広告を出したのでした。
「ワクチンもない。クスリもない。
 タケヤリで戰えというのか。
 このままじゃ、政治に殺される。」


コロナの襲来以来、自分の国の政府へのこんな不信感、怒りや悲しみでいっぱいだったのですが、今日、ちょっとだけ嬉しいニュースが。
オオタニサンが10試合ぶりに45号ホームランを打った!
ではなくて(それも嬉しかったが)
日本のワクチン接種率が、遂にアメリカを抜いたのです。
2回目接種をした国民の割合、日本55.4%、アメリカ54.1%(23日現在)。



日本政府のコロナ対策、何もかもが後手に廻り、ワクチンを購入したのも接種を始めたのも情けないほどにスロースタートだったのに、よくぞここまで頑張ってくれた…ともう、泣きたいくらいです。
しかもアメリカはこの所、接種率が頭打ちになっていると聞きます(わしゃ絶対打たない!と主張する人が多そうだ)。
とりあえずワクチンに頼るしかなさそうな今、どんどん頑張ってください。
医療従事者の皆様に感謝です。


世界のワクチン接種状況 



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連休は…

2021年09月22日 | 社会
コロナ禍であっても親の高齢化は待ったなし。
今月90歳になる実母の手伝い、亡き義母の初彼岸。
連休は岐阜に帰省し、昨夜戻ってきました。
ここ数年、毎月帰省していたのですが、今年はコロナ激増、私の手術、骨折と色々あって、2~3ヶ月に一度というところか。
それも、帰省していいものかどうか散々迷いながら。
  
先の日記で報告した、先週ブレイクスルー感染した私の近所の友人の御夫君、
今のところ37℃台が一度出ただけで後はずっと36℃台、非常にお元気だそうです。
保健所からお迎えが来て今はホテル療養ですが、日に三度配達されるお弁当がリッチすぎて太っちゃいそうだと。
今のところ、友人への感染はなし。よかった、よかった!



昨日、東京都の感染者は253人。
300人を下回ったのは6月21日以来、3か月ぶりということです。
激減したのは嬉しいのですが、その理由が未だにさっぱり分からない。
「専門家」たちの意見を何度聞いても、歯切れ悪いことこの上ない。
新しい病気だから分からないのは仕方ないとしても、明らかに予測が外れたら普通謝るものじゃないの?


新幹線は思ったよりも混んでいましたが、それでも半分位か。
秋の連休にしたら、信じられないような乗車率です。
2ヶ月ぶりに会った母はまた少し縮んだような感じでしたが、それにしても怖いのは、お互いワクチン2回済んでいるとはいえ、万が一自分が無症状感染者でうつしてしまったら?ということです。
そんなときの為に、アメリカやフランスのように街角でPCR検査が無料でできたらとつくづく思います。
先月、私の夫が体調を崩してPCR検査を受けた時は無料でしたが、ただ確認のために受けると3万円位かかるらしい。
抗原検査の簡易キットは3~4千円程で買えますし、私は何度か試していますが、あれは何処まで信用できるのか?
日本のPCR検査の少なさはコロナ発生以来言われていますが、未だに変わらないのね…


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文楽と秋の味覚

2021年09月17日 | 劇、オペラ、コンサート

三浦しをん氏の「仏果を得ず」を読んで以来、ずっと文楽を観てみたいと思っていました。
昨日、国立劇場でようやく叶いました。
チケットを申し込んだ6月の際には、9月中旬にはコロナは余程収まっているかと思ったのですが…
伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)。

「沼津の段」では、東海道中を急ぐ十兵衛が、貧しい老人足の平作を気の毒に思い、荷物を持たせる。
平作は喜ぶが、重い荷を持ってろくに歩けず、結局足を痛めてしまう。
十兵衛は平作の家に寄ることになり、美しい娘・お米が精一杯のもてなしをするが、ひょんなことから十兵衛は実は幼い時に養子に出された、その家の息子であることが分かる。
そこまでは分かりやすいのですが、実は十兵衛と平作はある仇討騒動の敵同士であり、親子と名乗れない事情があったのです。
親子の情愛と義理人情が複雑に絡まり合い、それが大勢の人を巻き込んで「伏見北国屋の段」「伊賀上野敵討の段」と続きます。

舞台の人形の動き、右袖の太夫の語り、三味線、そして舞台の脇上の方にある字幕、その三ヶ所を目で追うのに精一杯。
親子の情愛というのはいつの時代も変わりませんが、仇討ちの義理人情というのは分かりにくいなあ…
初演された1783年の頃は、人々は深く納得しながら鑑賞したのかしら?
その頃の演目が今も変わらず上演されるというのも、考えてみれば凄いことですが。
国立劇場の小劇場は、コロナのせいかガラ空きでした。
幕間であっても、ロビーでちょっと喋ると係員に注意されるのには驚きました(勿論マスクしているのですが)。



銀座「オステリア・ダ・カッパ」で食事を。
カルパッチョのサラダ仕立て、イチジクの生ハムとゴルゴンゾーラ添え、アワビのトマトソースリゾット、ローストポーク、パンナコッタの八朔ソース添え。
久しぶりの銀座で秋の味覚、美味しく頂きました。

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最近のこと

2021年09月16日 | 社会

夏の終わりにはいつも、ジンジャーリリーの花が香り出します。
この花は実家の裏庭にもあったので、私にはとても懐かしい香りなのです。
エスティ・ローダーのプレジャーズ、エルメスのモンスーンの庭といった、私の好きな香水の原料にも使われているそうです。
通常ならジンジャーリリーが終わった後、9月下旬頃から今度は金木犀が香り出すのですが、今年は何と一緒に咲いている。
タロウの散歩をする度に、両方の甘い香りを胸いっぱいに吸い込んでいます。


昨日の時点で日本のワクチン1回接種者は64.4% 2回接種者は52.1%。
ちなみにアメリカの2回接種は54.5%。


ようやく国民の半数がワクチン接種を超え、まだ先のこととはいえ、11月頃には色々な規制緩和が行われるような話が。
やれやれと思っていたら、ごく最近、私が通っている整骨院の院長先生の奥様が感染(院長は濃厚接触者で自宅待機)。
そして今朝、親しくしているジム仲間の御夫君が感染したとグループLineが。
その友人というのは非常に家庭的で慎重な性格なのですが、その御主人というのはもっと慎重で、殆ど在宅勤務、週1回だけ通勤なさっていたのですって。
それで感染してしまうって…
友人も御夫君もワクチン2回終えているというのが救いですが。
SNSの友人の感染というのは結構聞いてましたが、ついに近所のリアル友人からも。
軽症であることを祈るばかりです。

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「夏物語」

2021年09月13日 | 

この小説の、宣伝文句が凄いのです。
「毎日出版文化賞・芸術部門受賞」「米TIME誌ベスト10」「米NewYorkTimes必読100冊」「米図書館協会ベストフィクション選出」。
「21世紀の世界文学」として海外でも絶賛の嵐で、そして村上春樹もナタリー・ポートマンも激賞しているというのです。
世界40ヶ国での刊行が決まっているとか。


第一部は、大阪の下町に生まれて小説家を目指す夏子の生育環境が、事細かに書かれます。
”その人が、どれくらいの貧乏だったかを知りたい時は、育った家の窓の数を尋ねるのが手っ取り早い”
という文章で始まるのです。
”貧乏の世界の住人には、大きな窓とか立派な窓という考え自体が存在しない。彼らにとって窓というのは、ぎちぎちに並べられたタンスとかカラーボックスの後ろにあるんだろうけど、開いているのなんか見たこともない黒ずんだガラスの板のこと。油でぎとぎとに固まって、これまた回転してるのなんか見たこともない台所の換気扇の横についてる、汚れた四角い枠のこと。”
大阪の下町の貧乏なアパートの一室に育ち、家族で夜逃げなどしながら必死に生きてきた夏子。
場末のキャバレーのホステスをしている夏子の姉・巻子とその一人娘・緑子、その3人の密接な関係が、大阪弁の会話をふんだんに入れて生々しく綴られます。
食べるのにやっとの生活をしている巻子が、高額な豊胸手術にあそこまで入れ込んだのは一体何だったのか。
一人娘から口を聞いて貰えないことからの逃避行為であったのか。


私が一番好きな部分。
幼稚園の時、葡萄狩りの遠足にお金がなくて行けなくて泣いていた夏子に、姉の巻子がしてくれたこと。
”それで目を開けたらな、タンスの引き出しとか、棚の取手のとことか、電気の傘んとことか、洗濯もんのロープとかな、いろんなとこに、靴下とかタオルとか、ティッシュとかおかんのパンツとか、もうその辺にあるもんなんでもかんでも、ありったけのもんを挟んだりひっかけたりして、今から二人で葡萄狩りやでって言うねん。夏子、これぜんぶ葡萄やから、ふたりで葡萄狩りしようって。んで私を抱っこして、高くあげて、ほれとりやとりや、ゆうて。”


そして第二部、38歳になる夏子は自分の子どもを持ちたいと思う。
しかし夏子は性交渉がどうにも嫌いで、そのために恋人とも別れてしまった。
パートナーなしの妊娠、出産を目指す夏子の前に、精子提供で生まれた男・逢沢が現れる。
夏子は逢沢に好意を抱くが、しかし結婚もセックスもしたくない。
精子バンクにも登録してみるが、人工授精という行為は果たして正しいのか?
世の中に新しい命を送り出すということは、一体どういうことなのか?


こちらのテーマは「生殖倫理」か。
圧倒的な描写力で可書かれた文章には引き込まれますが、しかし私には、テーマはどうでもよくなってきました。
不器用な登場人物たちが、不格好に遮二無に生きて行く姿を追うだけでおなかいっぱいになりました。
生きるということ、死ぬということ、命を生み出すということ。
この長文を使って書きたかったのは、人間のそういった根源的なことだったのか。
描写があまりにも生々しすぎて、あまりにも汚らしい場面がさらけ出されて、もう一度読みたいという気分には当分なれそうもありません。
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つくづく不思議

2021年09月11日 | 社会

今日の時点で、国内でワクチンを少なくとも1回接種した人の割合は全人口の61.4%。
2回接種は49.8%ですが、国の接種記録システムにまだ入力されていない人もおり、実際には5割を超えているとみられるのだそうです。
そして驚いたのは、米国で少なくとも1回接種した人の割合は61・95%(8日現在)。
米国はずっと早くにワクチン接種が始まったのに、これじゃ変わらないではないですか。
しかも河野担当相によると、今も日々驚異的に増え続けている日本と違って、アメリカでは接種率が頭打ちになりつつあるのだそうです。
それなのに、オオタニサンが出るメジャーリーグの試合では、大勢の人がマスクもしないで大声をあげて観戦している。
どうしてこんなに違うの…?


私がレッスンを受けているダンスのインストラクター、T先生が先日、コロナに罹患されましたが、彼女のHPに発症からきっかり2週間後、完治と復活のお知らせがありました。
私の周りで感染した何人もの人から、その大変さ、後遺症の辛さを散々聞いていたので、信じられない思いでした。
その全員がいわゆる「軽症」で、入院、ホテル療養、自宅療養と形態は色々ですが、死ぬほどつらかったし、中々元の生活には戻れないという言葉をよく聞いていたのです。
なので本当に2週間でダンスに復帰できるものなの?と半信半疑でしたが、T先生、昨日ジムのスタジオで飛び跳ねて、いつも通りのパワフルなレッスンを。
聞くと、ワクチンもまだだったのだそうですが、発熱したのは2日間だけで、今のところ後遺症もないのだそうです。
なんと素晴らしい。
そんな例もあるのかと驚きました。


近所の公園のカラスウリの花、暗くなってから咲くのです。
それだと綺麗に撮れないので、夕方、蕾を摘み取って水に浮かべたら、上の写真の通り!
夏の終わりに間に合いました。



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