沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

クイーンの塔(横浜税関資料展示室)

2008-08-16 | 横浜

横浜に、3つの塔があるというので、見て来ました。
クイーンの塔と呼ばれているのが、横浜税関本関庁舎。
波止場に最も近いところに造られたのが税関(昔は神奈川運上所)。
このイスラム風の建築物は、1934年(昭和9年)建築されました。
現在は、1階部分が横浜税関資料展示室として公開されています。

イギリス、フランス、ロシア、オランダとの条約と税則が保管されていました。
1858年、米国に続いて各国と条約が結ばれ、鎖国体制が崩壊しました。

条約の第4条には、「阿片(アヘン)の輸入厳禁たり(左から3行目、下から4字目)」の文字が見えます。
ハリスが幕府に開港を迫った背景には、アヘン戦争(1840~42年)を起こした英国の侵略に対抗するためには、米国と友好関係を結んだ方が得、と持ちかけたらしい。

赤レンガ倉庫の地図もありました。
桜木町駅(昔の横浜駅)からの引込み線が描かれていました。

入館無料のうえ国の施設なので、中は充実してます(^o^)丿

こんな珍しいものもありました。
ビールではありません。

摘発した麻薬密輸の手口です。
こちらはワシントン条約で禁止されている野生動物の押収品。
サンゴ、タイマイ、アルマジロなど。
実物を見る機会は殆どないので、貴重です。

米国で、輸入禁止野生動物の加工品などをアタッシュケースに入れて、環境教育の教材としていたのを思い出しました。



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
のそいてみたいです! (marian)
2008-08-17 13:46:02
昔の文庫は、好きですね~
特に、地図などは大好き♪

密輸にいろんな手段を使ってるんですねー
それは、昔も今も変わらないことみたいですね!
悲しいかな・・・ですね!
返信する
異国との接点 (ぱいん)
2008-08-18 22:28:02
なぜクイーンの塔って言われているんでしょうか?

昔からいろんな手段でいろんな物品が密輸されてますね。
返信する
marianさんへ (forever-green)
2008-08-24 01:04:44
地図はいいですね。
隅ずみまで読んでいくと、いろんな発見がありますね。
密輸の手口は巧妙ですね。
ここにあるのは判明したものだけなので、実際はどうなのか…。
悲しいですね。
返信する
ぱいんさんへ (forever-green)
2008-08-24 01:09:41
名前の由来ですが、当時は30-40mの高い建物が殆どなかった。
船で入港する船員達が、遠くからも見える塔に愛称を名づけた。
イスラム風の球形のドームが他の塔に比べて女性的なのか、チェスのコマに似ているのか、クイーンと名づけたようです。
密輸は、なくして欲しいですね。

返信する

コメントを投稿