沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

卒業式もらい泣き

2005-03-20 | 浜松のくらし
130年の歴史がある小学校の卒業式。卒業生は36人。クラス替えのない6年間。

壇上に上がるとそれぞれが考えた誓いの言葉を宣言し、卒業証書を受け取る。
「友情。僕は友達を大切にします…」
「弁護士。僕は一生懸命勉強して弁護士になり、困っている人を助けます…」だぶだぶの背広を着たメガネ君。スタンバイミーに出てくる少年に似てる。

発達学級の子が来賓への挨拶を忘れ通り過ぎると、すかさず周りの子が教える。いいクラスなんだなあ、と思う。

目の不自由な子が、誰の助けも借りず、他の子と同じように、急な梯子段を上がり、宣言し、証書を受け取り、足元も見ずに一人で降りて、来賓や先生に挨拶をし、着席する。保護者も来賓も、生徒も校長も担任も、皆がいっせいに息をひそめて、男の子を見守る。

やがて最後の歌になり、卒業生がこちらを向いて別れの歌を歌う。一人の男の子が泣き出すと大人たちは堪えきれずにもらい泣き。

友情と弁護士の意味を知る。

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