Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

パンデロー Pao de lo

2013-04-04 07:21:16 | デサート desserts

 先日一寸ご紹介したポルトガルのお菓子パンデロー,PÃO DE LÓ。 復活祭の際によく食べられる御菓子 そして年間通して愛され食べられているポルトガルで一番 ポピュラーなお菓子だそうです。

日本のカステラの源泉と言う声も。小麦粉 砂糖だけバター全然入らないのにしっとり弾力性があり カステラよりずっと軽いお菓子です。 フランスのサヴォアケーキに材料も作り方もよく似ています。サヴォアケーキもやはり復活祭には欠かせないのですよ。

  作り方はとっても簡単です。

                材料

   *卵 7個

   *砂糖 250g(200gまで減らすことができます。)私はカソナードを使用。白砂糖を利用した方がもっとふっくらするかもしれません。

   *小麦粉 150g (+ベーキングパウダー 小1 入れないレシピもあります)

   *塩 一つまみ

   *レモン ゼストと汁 1個分(入れないで作るのが本来だそうですが入れる人もあるそうです。私は入れました。)

      作り方

1 卵の黄身と砂糖に 塩を一つまみ加え白くもってりするまでかき混ぜる。レモンを入れる方は此処でゼストとレモン汁を加える。

2 白身をピンピンに固くなるまで泡立てる。

3 泡立った白身に1を加え泡が壊れないように混ぜ 更にふるっておいた小麦粉を少しずつ加えてデリケートに混ぜる。

4 バターを塗り粉を叩いた型に流す。

5 180度のオーブンで40分焼く。 焼く間絶対オーブンの扉を開けないでください。

何回か焼きました。フランスのサイトに沢山レシピが出ていたのですが焼き方の時間が異なるので。

このお菓子の形を見ると真ん中シリンダー形の穴のある型を使っているので 最初はクグロフの型を使いました。そして白身の余りがあったので白身2個分材料のほかに使いました。これはベーキングパウダー無しで試してみてとっても膨らみました。(レシピ ベーキングパウダー入れる人と入れない人がいるので試してみました。) 上の写真です。 型からかなりはみ出て焼けました。 中はきめ細かく美味しかったです。

2度目はカステラのように長方形のケーキ型で(クックキングペーパーを敷くとさらに取り出しやすいです)。 一番上の写真のように真ん中が窪むので焼き時間と温度を変えて3度目。やはり窪んでしまいました。でもきめ細かくお味はとってもよいです。

やはり中心の空気穴は必要なのかと4度目又クグロフの型で焼き直しました。 下の写真のように綺麗に焼けました。

そんなに焼いてどうしたの?と驚かないでくださいね。毎日焼いていたわけでなく 日にちを開けてです。義妹や家族の訪問もあったし お友達にも勧めたし 主人は力強い協力者だし(笑)

ところで カステラの語源由来を調べてみたら

カステラは、室町末期にポルトガル人によって長崎に伝えられた。
カステラが日本に伝わった頃は、「加須底羅」や「家主貞良」などの漢字が使われ、「かすていら」と呼ばれていた。
カステラの語源は、ポルトガル語「pao de Castelra(パオ・デ・カスティーリャ)」である。
「パオ・デ・カスティーリャ」とは、スペインのカスティーリャ地方のパンの意味で、カスティーリャ地方とは、イベリア半島の中央部に位置する標高600~700mの高原地帯。
カスティーリャの地名は、ラテン語で城を意味する「castellum」の複数形「castella」が由来で、城塞の多い地方という意味である。

とか

カステラとは、鶏卵を十分に泡立て、小麦粉と砂糖を混ぜ合わせた生地を型に流し込み、天火で焼いた菓子。かすていら。カステーラ。カステイラ。

と書いてありました。確かにこのお菓子は上に書いてあるとおりの作り方です。

最後になるのですがこの御菓子に興味を持ったのはポルトガルの美味しい食卓からさんのプログで拝見してからポルトガルに長いこと住んでいた義姉にお土産にこの御菓子貰った懐かしい記憶が甦ったからです。ポルトガルの美味しい食卓からさん 美味しいお菓子のご紹介本当にどうも有難うございました。

 



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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ソーニャ)
2013-04-04 09:18:34
どこのお宅でも常備しているものだけで
お菓子が作れるのですね。
クグロフ型はありませんが、パンを習っていて
一度も使ったことのない食パンの型が
あるので作ってみようかな。
成功したらアップします。(^_^;)
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Unknown (Mchappykun)
2013-04-04 09:42:40
シンプルだけど飽きの来ない美味しそうなケーキです。
中がしぼむからリング型が良いのでしょうね。塩の華さんも本当に研究熱心です!
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Unknown (ryuji_s1)
2013-04-04 13:25:49
Fleur de selさん
パンデロー Pao de lo
素適なむケーキ
おいしそうです
卵がたっぷり
素適ですね
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カスティーリア (きき)
2013-04-04 14:40:40
まぁ,偶然ですが,2週間ほど前のパーティーにカステラを焼いていらっしゃった方(男性です!)がいて、そこから,カステラの語源やカスティーリアとアラゴンの連合王国から始まったスペイン王国の歴史などに着いて話が弾みました^^*

なぜか,わたくしの周りには,カステラを趣味として焼かれる男性が二人いらっしゃいます。どちらもお上手で、とてもありがたいことだ,と思っております(笑)♪

わたくしは,全卵を泡立てて作るものが苦手なので,スポンジケーキ系のものは作るのを嫌厭しているのですが、、このレシピは,別立てなのですね。つくってみようかな,と思いました。。^^*


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Unknown (タヌ子)
2013-04-04 22:09:16
カステラって時々凄く食べたくなります。
レシピは考えた事がなかったけれど、確かにバターの味はしませんね。
最初の写真の切り口、しっとりしててカステラに似てますね。
以前カステラを作ろうと思って、わざわざ型を買ったのに、結局一度も作っておらず、fleur de selさんのレシピがデビューになりそうです。
ソーニャさんと、どちらが早くアップできるか、競争です(笑)
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ソーニャさんへ (fleur de sel)
2013-04-05 08:08:19
何処の家庭にもある素材でできるから庶民的であいされているのでしょうね。レモンだけでなくオレンジのゼストを入れる人もいるけれど本来は何もいれずベーキングパウダーも無しで焼きます。無くてもうまくできました。でもレモン汁を入れたときは入れたほうがよいように思ったのでレシピには入れておきました。どちらの方法でも。
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Mchappykunさんへ (fleur de sel)
2013-04-05 08:11:52
経済的な家庭にある素材で作るお母さんの暖かいケーキと言う感じのようです。先ほど義姉から電話があってこのケーキの話をしたら彼女のお友達のお母さんのレシピがあるよと。彼女も食べたくなったから作りたいといっていました。
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ryuji_s1さんへ (fleur de sel)
2013-04-05 08:14:21
卵が沢山入っているからイースターに食べるお菓子なのかなとふと思いました。素朴な母の味と言う感じのお菓子のようです。
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ききさんへ (fleur de sel)
2013-04-05 08:18:27
私もカステラを焼いてみようかなと思っています。でもカステラはカロリーが高いのではないかとも、、、
全卵をあわ立てるのは難しいですよね。私も昔入江さんのお菓子のレシピで作り上手にいかなかった事覚えています。
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タヌ子さんへ (fleur de sel)
2013-04-05 08:27:40
私も次回はカステラ作ってみようかとも思っているのですが。此方は蜂蜜とサラダ油が入っていて凝って作り出すと主人を肥らせるのではないかと少々足踏みしています。笑
このお菓子は子供が記憶する母の味家庭の味と言う感じの素朴な物です。
レモン汁味を利かせないのならベーキングパウダー無しでも卵白をしっかり泡立てれば大丈夫ですよ。
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