先日の記事でお知らせしたTV番組のタイトルと放映日時が決定しました!
本番: 2013年3月12日(火)22:45〜23:00
再放送: 2013年3月17日(日)13:45〜14:00
先月末から開発を始めたワークショップ用オリジナル羽ばたき飛行機ですが、ワンオフプロトタイプ試作、3DプリントパーツのCADデータ作成を経て、Shapewaysに発注していた試作パーツが無事到着しました。
さっそく成形状態をチェック。例によって小さな穴が未焼結の樹脂粉末で埋まっており、クリーンナップが必要ですが、各部の寸法はバッチリで、ゆがみもありません。プラパーツは本体とアームの2点で構成されますが、合計重量は1.45グラムとまずまずの線に収まっています。
大急ぎで組んでみると、肝心のヒンジ部の嵌合がきつく、また形状にもミスがあって、スムーズに可動しないことがわかりました。ここは次回ロットで設計修正するとして、今回はカッターとやすりで手動修正。0.8ミリ径のピアノ線を曲げてクランクを作り、カーボン・ロッドの主翼スパーを差し込んで、翼面フィルムを張って、このように組み上がります。
FAIラバー込みの総重量は2.6グラムと、ほぼプロトタイプと変わらない軽さに仕上がりました。ゴムを巻いてテストしてみると、軽いだけあってパタパタといい感じで飛行します。ワークショップにぴったりのシンプルな超軽量羽ばたき飛行機組立キットが誕生しました。
機体スペック |
全幅 400mm |
全長 155mm |
飛行重量 2.6g |
(動力用ゴム含む) |
製作年月 2013年02月 |
1週間遅れの報告になってしまいましたが、2月3日に都内で開催されたデルタ・ツイスター製作ワークショップに参加してきました。
このワークショップは、日本初のスマートフォン向け放送局であるNOTTVと、学研大人の科学マガジンのタイアップで実現したもの。一般公募で集まった参加者の方々にデルタ・ツイスターを製作いただき、体育館でみんなで飛ばしてみようという企画です。メディア・アーティストの八谷和彦さんが主演、講師と司会進行を務められました。筆者はゲストとして招かれ、デルタ・ツイスターの開発者として、製作支援およびできあがった機体の調整等の指導にあたりました。親子で参加された方も何組かあり、みなさん楽しみながら、製作やテストフライトに取り組んでおられました。
当日の模様は、NOTTVの3月開始予定の新番組の中の1篇として放送されます。番組名や放送日時が決まりましたらあらためてご案内します。お楽しみに!
上の画像はワークショップ開始前、番組導入部の撮影風景です。画面中央が筆者。八谷さんによるイントロダクションをみんなで聞いているところです。写真は当日サポーターとして参加いただいた超小型飛行体研究所のとしちゃんによるもの(ありがとうございます)。
2013/02/11追記:
としちゃんからもう1枚画像を提供いただきました。ワークショップ終了後、持ち込んだ機体によるデモフライトの様子を撮影しているところ。今回はさまざまなプロ用機材を持ち込んでの本格的な撮影でした。番組放映が楽しみです。