羽ばたき飛行機製作工房

小型羽ばたき機(オーニソプター、Ornithopter、Flapping Wing)専門の研究開発サイトです

メートル級4機目

2011-12-17 21:34:34 | 製作記事(羽ばたき機)

大人の科学マガジン Vol.31のふろくパーツを利用して製作した電動羽ばたき機の4機目。
事情により前作が現在手元にないため、開発を続行するため、ほぼ同一のフォーマットで新造したもの。
前作で不具合が合ったギアのかみ合わせと、効きが悪かった操舵機構を改良し、安定した飛行を可能にしている。
飛行会で早くテストを行いたいところ。







       機体スペック
全幅                 960mm
全長                 380mm
飛行重量             14.7g
(50mAhLi-po電池含む)
  製作年月  2011年12月

2011/12/24追記:
本機は、ロールアウト時点では赤外線仕様だったが、屋外でも飛ばせるよう2.4GHz受信機に換装し、近くの公園でテストフライトを行った。
翼面積の割りに軽量なため、わずかな風にもあおられて流されるが、浮きは至って良好。機首を風上に向け、風速と合わせれば、空中の一点でホバリングも可能。
無風の室内ではどんな飛行を見せてくれるか楽しみなところ。

2012/07/14追記:
半年以上経って、ようやく本格的なフライトテストを行うことができた。野外・室内とも元気で安定したフライトを見せてくれた。今後の活躍に期待。詳細は以下の報告記事参照:
MEGABAT 野外飛行 in 横須賀


Make: Tokyo Meeting 07参加報告

2011-12-10 18:35:33 | 報告記事(その他イベント)



アップがすっかり遅くなってしまったが、先週12月3、4日の両日、東京工業大学大岡山キャンパスで開催されたMake: Tokyo Meeting 07超小型飛行体研究所チームの一員として参加したのでかんたんに報告。
初日あいにくの雨模様にもかかわらず大盛況で、我々のチームもデモやワークショップを実施して好評だった。詳しい報告は上記研究所ブログや、ふしみさんのブログを参照。
当方は、学研大人の科学マガジンVol.31に掲載された改造作例機体や、同誌ふろくパーツを利用して製作した大型羽ばたき機群、およびiPhlyコントローラを展示した。いずれも来場者にはけっこう興味をもってもらえたようで、何人かの方とはかなり詳しい話もできたの大満足のイベントだった(初日二日目連続で行ったクールダウンが一番楽しかったというのはヒミツ)。
心残りとしては、来場者でごった返す会場で、万一のことを考え新作の大型羽ばたき機を飛ばすことがほとんどできなかったこと。それでもほんの少しだけ飛ばしてみせたシーンが上記研究所ブログに掲載のYouTube動画にちょこっと登場するので、ご覧いただければ幸いである。





会場にカメラを持っていかなかったため、自前の画像はなし。上記の画像は全て超小型飛行体研究所の提供によるもの。


メートル級3機目

2011-12-02 01:56:34 | 製作記事(羽ばたき機)

IKAROSDouble Triangle 2Xに続き、大人の科学マガジン Vol.31のふろくパーツを利用して製作した電動羽ばたき機の3機目。
今回はエントモプターではなくコンベンショナルなオーニソプターの方の部品を使用。減速比を大きくとることで、いつものMk06-4.5モータでスパン1メートルの羽ばたき翼を駆動する。平面形は見ての通り水平安定板をもたない無尾翼形式。
本格的な飛行テストはMTM07の会場で行う予定。







       機体スペック
全幅               1000mm
全長                 400mm
飛行重量             14.7g
(50mAhLi-po電池含む)
  製作年月  2011年11月

2011/12/10追記:
遅くなってしまったが、12/3、4に参加したMTM07で、わずかな時間ながら飛行テストを行った。テールのはね上げを当初より強くすることで、比較的低い羽ばたきレートで定常飛行できることが確認できた。ただし、大きな翼面に受ける圧力にギアが負けて空回りを起こすため、ギア回りを強化する必要がある。改良のため再度飛行テストを行う予定。