これから数回に分けて、大人の科学マガジンVol.34に掲載された改造作例を中心に、最近の作品を個別に紹介していく。
これまで連載してきた開発史でもふれたが、デルタ・ツイスターの平面形と大部分のパーツを共有しつつ、異なる羽ばたき機構で飛行できる機体をいくつか製作している。最初に取り上げるのは、掲載作例のデルタ・フラッパー。本誌では、「前代未聞!首振り羽ばたき機」というコピーで取り上げられている。
デルタ・ツイスターと同形の前翼が、ツイスターのような左右ひねりではなく、上下に首振り運動を行い、後ろ向きにうちわをあおぐようにして推力を生み出し飛行する。
後翼は、ツイスターの場合は前翼の動きの反作用で左右ひねり運動を行うが、本機の場合は前翼の上下動を大きな翼面で受け止めて姿勢を安定させると共に、揚力を生み出す固定翼として機能する。
初号機
昨年版のパーツを流用して最初に製作したプロトタイプ。最初の画像では、一見デルタ・ツイスターと外形の区別がつかない。
しかし、前翼がクランクの回転に合わせて首振り運動をするよう、横向きのヒンジで支持されている。
胴体がバルサで軽量のため、飛行性能は良好。バルサ部をブラックアウトして見た目が引き締まった。
機体スペック |
全幅 370mm |
全長 370mm |
飛行重量 4.8g |
(動力用ゴム含む) |
製作年月 2012年04月 |
二号機
ふろくパーツを利用して製作した機体。こちらが本誌に掲載された。
二号機のテストフライトの様子(画像クリックで動画にジャンプ)
機体スペック |
全幅 400mm |
全長 400mm |
飛行重量 5.5g |
(動力用ゴム含む) |
製作年月 2012年04月 |
電動RCバージョン
機体を大型化し、電動RC化したバージョンも製作した。本格的なフライトテストはこれから。
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