北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

報道のあり方

2016-12-05 21:08:06 | 留萌地方

JR留萌線留萌―増毛95年の歴史に幕 最終列車、感謝と涙(北海道新聞)


二回しか乗ったことがなかったけど、そのうちの一回がつい先日だったということもあり、何だか凄く寂しい気持ちにさせられた。
不思議なもので、一昨年の江差線の時よりも、その気持ちが強かった気がする。

このニュースは、道内ニュースだけでなく、全国ニュースでも報道されたが、幾つかのニュース番組を観ていて気になったのが、「留萌線の廃止(運行終了)」という趣旨の見出しでの報道がされていたということ。
改めて書くと、留萌線というのは、深川から、留萌を経て増毛に至る路線のことで、昨日廃止になったのは、そのうちの留萌~増毛間だけ。
深川~留萌間は今日以降も従来通り運行していて、「留萌線」という路線自体はまだまだ運行し続けるのです。
なのに、その点を端折って「留萌線の廃止(運行終了)」なんて見出しでの報道は、単に誤解を招くだけでなく、路線存続に向けて様々な活動をしている人達の気持ちを逆なですることになりかねないと私は思う。
そりゃさ、じっくりとニュース全体を見ていれば、廃止されるのは全体のうちの一部だけってことはわかるでしょうよ。
でも、ニュースってのは、見出しの与えるインパクトが大事なんだから、そこで誤解を招くような報道がされていることについては、ぜひとも猛省願いたいと思います。


※JR北海道は、留萌線の残る深川~留萌間を含む全体の約半分の路線が、「単独では維持困難」との見解が示され、今後の動向に注目が集まっており、沿線住民が、存続に向けた様々な活動を行っている。


9月に乗りに行ったのは、旭川行きがメインの目的で、それに便乗したという部分もあるのだが、こうして最後の日の報道に接すると、「行ってきてよかった」と本当に思う。








95年もの長い間、本当にお疲れ様でした。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後に乗ってきた

2016-09-21 20:42:40 | 留萌地方




留萌から路線バスに乗り、留萌市の隣、増毛(ましけ)町へとやってきました。





写真は、留萌本線の起終点、増毛駅。
廃止間近ということで、全国から鉄道ファンが大勢集まっているようです。








写真のレールは、公園の乗り物とかではなく、JRの線路そのものです。
駅舎の目の前で、こんな形で路線の終点があるというのは、珍しい光景ではないかと思います。
(参考までに、一昨年廃止されたJR江差線の終点はこんな光景で、日本最北の私鉄である津軽鉄道の終点はこんな光景。どちらも、典型的な「終点」という感じがしますよね)





ここで、延長66.8kmの路線が終わり。
本来なら線路敷地は立入禁止のはずなのに、駅と線路が地続きになっていて、手で触れようと思えば簡単に触れられる、実に珍しいことだと思います。(全国にはどうなんだろう?こういう駅って他にもあるのかな?)





列車を待つ間の椅子。
これも趣があっていいなと思います。





おやおや、何やら作業が始まりましたよ。
因みに、この方々、駅員さんではなく、委託を受けている警備会社の方だそうです。








そうなんです、混雑による混乱の防止のため、このような措置を取っているのです。





列車の到着が近づき、写真撮影目的の人達が大勢集まって来ました。





凄い数です。
すぐ側に臨時駐車場があるのだけど、ナンバーを見ると、本当に全国各地から集まっているようです。





列車がやってきました。
これが折り返して、留萌~深川方面へ向かいます。














ということで、私も乗車。
正直な所、三連休の中日ということもあり、歩くのもままならないほどの激混みかなと思っていたので、ちょっと拍子抜け。
でも、これから廃止の日が近づくにつれて、だんだんそうなっていくんだろうなと思います。











留萌を経て、終点の深川に到着。
増毛から終点の深川までを普通列車に乗るのは、記憶に間違いがなければ、ちょうど二十年ぶり。
その時のことも思い出して、短いけれど感慨深い旅になりました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

廃止間近

2016-09-20 21:51:23 | 留萌地方




JR留萌本線の留萌駅。
今はまだ起終点駅ではないのだけど、今年の12月、この駅から伸びている二方向の路線のうち、一つが廃止になるため、それ以降は起終点駅となってしまいます。

留萌は、北海道第二の都市旭川から、車で約一時間半、列車だと約二時間の所にある、人口約22,000人の港町。
観光に力が入れられており、近年は、日本海に沈む夕陽の美しさで知名度が上がっています。


























駅舎内に展示されている八つの駅の写真。
この八つの駅がある、留萌~増毛間が今年12月4日で廃止となることから、今回はこの区間に乗りに行ってきました。
もっとも、本来ならば、往復普通列車で行きたかった所だけど、この後のスケジュールを勘案し、往路(留萌→増毛)は路線バスで行くことにしましたが。





留萌のユルキャラ、「KAZUMOちゃん」
留萌の名産である、カズノコをイメージしたキャラクターだそうです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バスで八時間

2016-09-17 18:59:33 | 留萌地方




日本海側にある、留萌(るもい)市に来ました。
函館から、高速バスを乗り継いで八時間の旅です。

明日は、午前中、留萌近辺で普通列車の旅をして、そのまま旭川へ向かいます。
台風14号から変わった低気圧の影響なのか、函館は少々ぐずつき気味な予報だけど、道北は晴れのようなので、楽しんで来ます。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする