エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

梅擬・・・梅もどき

2013年10月13日 | ポエム
梅擬の実生は、赤く純粋な小粒である。
あたかも、ルビーのような輝きを見せる。



青空に映える実は、小鳥たちの恰好の餌である。
もっとも、小鳥に食べてもらわなければ梅もどきは種を残せない。

この実は発芽抑制物質を含んでおり、小鳥のおなかを通過しないと発芽しないしくみになっているのである。
従って、小鳥を使ってタネを遠くの方に運んでもらう。

賢くもいじましい赤い実なのである。







「細やかな粒の弾ける梅もどき」







この赤い実は、晩秋から初冬にかけて赤い実をつけるモチノキ科モチノキ属の落葉低木である。
この樹の下には、苔が蒸していて思わずその樹勢を写し撮った。



梅擬の花言葉は・・・。
「明朗」「知恵」「深い愛情」である。



         荒 野人