エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

近頃嬉しかった事など

2013年10月11日 | ポエム
二つ紹介しよう。
近頃嬉しかった事ども、である。

その一。



ぼくは「ほとけ泥鰌句会」で俳句修行しているけれど、先週の土曜日、主宰の配慮で「鷺草句会」に参加させて頂いた。
加えて、24節季の内「寒露「「霜降」について概ね15分、話をさせて頂いた。

主宰が用意したペーパーを、野人風に少し膨らませて話させて頂いた。
みなさん真剣に聴いて頂いた。

この句会「中村二三恵」副主宰がおられる。
からまつ選者の「中原徳子」さんがおられる。
初々しい「高野ほのか」ちゃんがおられる。
からまつの中で、ぼくの好きな俳人の一人である「志水美代子」さんもおられる。
沖縄「ひめゆり学徒隊」の「吉村秀子」さんもおられる。

丁度沖縄を台風が直撃していた。
秀子さんは、沖縄の今を良く詠われる。
秀子さんは、沖縄の天候にも心を砕かれている。

「わたし、愛郷家だからね!」と破顔一笑された。

句会の中で、野人の句も選句された。
白水引の句、吾亦紅の句であった。
何より嬉しかったのは「ほのか」ちゃんに選んで頂いた事であった。
主宰からは本選で1句選んで頂いた。



白鷺の写真に挨拶句を入れて、皆さんにお配りした。





「鷺草の天翔るごと連なれり」




その二。
最近発行された「全季俳句歳時記」に例句として3句が採用されたことである。
もちろん、選考に当たって由利雪二主宰が押し込んで頂いたのだと理解しているけれど・・・。

それでも、歳時記に活字として掲載された事は「手放しで嬉しい」のである。
二人の子供に、一冊ずつプレゼントした。

「もしも、おれが死んでも孫たちに教えてやってくれ!」
そんな気持ちである。
「俳句を読んでいたおじいちゃん・・・。」

そんな思い出として残せるのは幸せである。



赤とんぼ、昭和の日、それに芥川の河童忌の三句である。
ますます精進しなければと思う。

年の割に、直ぐ熱くなる野人。
冷静に物事を見られない野人。
まだまだ幼い野人。
「喧嘩上等!」などと言い放っている無神経な野人。

現実を静かに見る作風は、無理かな!
「うん・・・無理だね!」
と・・・。

誰かが笑っている。



       荒 野人