エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

夏休み満喫中

2015年08月09日 | ポエム
今日は、ナガサキ忌である。
原爆投下の時間、ぼくは黙祷を捧げた。
句も詠んだけれど、夏休み明けに紹介しよう。

さて・・・夏休みを満喫している。
何故かしら、肩の力が抜けて句が詠める。
その句が、分かって頂けるかどうかは本人には判断できない。
句とはそうしたものなのかもしれない・・・。

海であったり、緑滴る山の中であったり。
或はまた、迸る滝であったり・・・。
自然の息吹を全身に浴びている。

森羅万象の呼気のただ中にあって、ぼくは自然と一体となっている。
自然を畏怖する古代の人々の「息遣い」を感じている。
神の道を畏怖し、神の山を畏怖する。

ぼくは「神の島」にいる。
潮騒を確かに聞き、海の命を確かに感じている。



海を傷つける行為に怒り、寄する波から命の根源を聞き取る。
海に生まれし我が命。
海に育まれし我が命。



しかして、母の胎内に戻ろうとする我が命である。

森羅万象の守護神は、人と共生せんとする。
のたうつ命は炎となって、散華する。
形而上の散華は、形而下の命を惜しむのだ。



夏休みは、まだまだ続く。
続けられるだけ・・・続けようと思う。



        荒 野人