~ 藤の花房に出来た球状のもの ~
先日、藤の木が弱ってきたと書きました。
通常の蕾とは違う「白い球状」のものが沢山つき、
藤の木にとって悪い現象なのでは?と心配していました。
この度、皆さんから情報を頂き「ミタマバエ」という害虫が
蕾に寄生した状態なのだと分かりました。
ミタマバエの幼虫は、蕾の中で藤の木から十分な栄養を取って
成長するらしいのです。
そして
地面に落ちた蕾から這い出て、地面に潜り越冬するのだそうです。
つまり、毎年被害が増加していく厄介な害虫とのことでした。
~ ミタマバエの幼虫 ~
切り取った蕾をペットボトルに入れて置くと、30分も経たずに
白い「ウジムシ」のような、3ミリほどの虫が這い出して来ました。
対策としては、一日も早く球状の蕾を一粒も残さず取り去り
適切な処理をして、翌年の増加を防ぐということでした。
まだクマ蜂がせっせと吸蜜中なので可哀想でしたが、
ブンブンいう中で大方取ることが出来ました。
すべて取り去るのは難しそうですが、来年のこれ以上の増加が
防げそうで、まずまずは良かったなあ、と思っています。
~ 根っこに出来た大きなコブ ~
我が家の藤の木は、「ミタマバエの幼虫」の被害だけでなく、
「こぶ病」にも罹っていることが分かりました。
いつも何気なく見ていたこの根っこの姿が、藤の木の病気だとは
全く思っておらず、ここまで大きくしたのは可哀想なことでした。
~ 幹に出来たコブ ~
根にコブが出来ると、栄養の吸収が悪くなるため生育が悪くなり、
最悪の場合は枯れてしまうのだそうです。
根本的な治療法はなく、コブを削り取って、その部分に薬を塗布し、
全体に薬剤を散布するとのこと。
削りくずには、多量の病原菌が繁殖してしまうので焼却処分にする。
などが分かりました。
そこで主人と相談の結果、この藤の生命力を信じて、
コブはこのままにして置き、防虫駆除や予防に力を入れて
見守っていこう、ということになりました。
情報をお寄せ頂いた皆さんに感謝申し上げます。
有難うございました。
越後美人