エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

2023年を振り返る

2023年11月18日 | 日記
ライフワークは変わらない
※ 目標まで残り90座、マイペースでコツコツと・・・
       <今年踏破した未踏の1000m超峰は全7座>
① 02/19 日高十勝岳 (1457m)  スノーシュー       西尾根ルート往復
② 05/17 東狩場山 (1319m)   山スキー&アイゼン    千走川~南斜面直登ルート往復
③ 06/27 東岳 (2067m)     登山靴          高原温泉~循環縦走
④ 06/27 烏帽子岳 (2072m)   登山靴          高原温泉~循環縦走
⑤ 06/27 五色岳 (2038m)    登山靴          高原温泉~循環縦走
⑥ 06/27 小白雲岳 (1966m)   登山靴          高原温泉~循環縦走
⑦ 07/10 奔然別 (1005m)    林道歩き~沢登り     トイマルクシュベツ川
                               支流北東面直登沢ルート往復

※ 各山行記録は、左記のカテゴリー「年別山行リスト 2009年~」をクリックし、
  更に「2023年 山行リスト」をクリックすると見られます。



2023年最初の1000m超峰の未踏峰 「日高十勝岳 (1457m) 」           (23.02.19)

★ 記録が無ければ思い出せない・・・
まだ11月半ばだが、2023年の夫婦登山を含む1年を振り返る。
上記は今年の未踏1000m超峰で踏んだ7座だが、記録を見なければこれらの山名がすぐ出て来
ない事も多い。(本当に情けない・・)

この他に未踏峰に臨むも敗退した山行が3度4座あったことも記して置こう・・。そして、夫婦登
山は今日現在で26回を数え、月平均2回は登った事になる。これが多いか少ないかと言えば少な
い印象だが、「高齢者夫婦」とすれば上々と思う事にしている (笑)

登った7座の記録と紀行を読み返すと、あの時の記憶と光景が鮮明に蘇る。
2月厳冬の日高に臨んだ「十勝岳 (1457m) 」スノーシューで西尾根から取付くも深雪の洗礼を受け
て苦労したし、痩せ尾根と吹雪にも逢い足も攣って薬を飲んだ事を思い出した。景色の無いピーク
も高齢者夫婦にとって価値ある登頂だと自画自賛する。
5月に挑んだ道南の「東狩場山 (1319m) 」。時期が少し遅くなり残雪を繋ぐも頂上直下で雪は無く
なり強烈なハイマツの藪漕ぎを強いられた。しかし、頂上まであと二三十メートルで力尽きた。
実際にはピークを踏んでいないが、YAMAPルールでいう「登頂」と認めたが、悔いは残ってい
る。
6月、残雪期限定のピークは大雪山系に臨む。快晴無風の登山日和、高原温泉からの登行も初で緊
張もしたが、咲き始めた高山植物の花々に癒され元気を貰った。残雪限定のはずがすでに雪は無く
自然保護の観点から登頂すべきかどうか迷ったが、一時の熊になってそれぞれのピークを踏ませて
頂いた。
そして7月、ヤマッパーのみなみんみんさんに背中を押されて挑戦。熊との遭遇もあったが沢登り
と藪漕ぎの一座は久しぶりだったし、楽しかった。
この中で今年の「一名山」を選ぶのは難しいが、大雪山では一番低い1000m峰の「奔然別」に
しようと思う。それは、長い林道歩きの中で熊と遭遇した事や沢登りと藪漕ぎするピークハントは
今やGPS頼りでしか行けないと悟った山でもあった。体力も無くなり地形図とコンパスだけを頼
りにルートを辿る余力はもう無い。そう知ら占めた山だったから一名山のしようと思う。

そう言っても来年になって「去年の一名山は?」と聞かれたらきっと直ぐに「奔然別」と出て来な
いだろうと思う。



7/10(月) 「奔然別 (1005m) 」

★ 降雪、体調不良、雨・・・
未踏峰シリーズで敗退した3度の山行も振り返って見る。
最初は2月のこと。北大雪の「丸山 (1618m) 」を狙って前泊の層雲峡駐車場で車中泊した。しかし
翌早朝起きるとすでに10㎝を超える降雪に唖然とする。雪が止んでいれば出発も考えたが、ずっ
と止まずに時間は過ぎて行く。山行自体が厳しいので新雪と降雪状態ではと登山口にも行かずに中
止した苦い敗退である。
次は、7月。未踏峰が多い石狩連山の「音更山 (1932m) ~ポン音更山 (1790m) 」を目指したが、
前夜の熱帯夜で眠れず睡眠不足が原因と思われる体調不良。シュナイダーの尾根取付きで下山を決
めた。天気が良かっただけに途中敗退は悔いが残った・・・。
そして、8月。日高の「オムシャヌプリ (1379m) 」ニオベツ川上二股の沢~南面直登沢を登った。
この山行は、最初から天気が悪いと知りつつの決行で現地判断で出掛けた挑戦だった。自宅を出る
時から雨は降っていたが、現地では曇り空で出発と決める。最後の南面直登沢中間地点で雨が降り
出し本降りになって来た。見上げる稜線はガスで見えず雲の流れる勢いで強風が予想出来た。木の
下で待機しながら様子を伺ったが、増々強く降る雨で登行中止と決め下山した。
オムシャヌプリは双耳峰で東峰 (1363m) もあり、登頂も予定していたが、私の1000m峰リスト
にはカウントしていない山である事も記して置こう。

もし、これらの山も登頂していたら今年は11座の踏破となり、残り86座になるはずだった・・。



5/17 (水) 「東狩場山 (1319m) 」から下山して千走川沿いの残雪で撮る

★ ライフワークは変わらない・・・
ライフワークは「登山」と言いながら一年中登山ばかりとは言えない。
遊ぶために稼ぐ仕事もあれば、家族との団らんも大事だ。毎月付き添う母親の通院や趣味を活かし
たボランティアも嫌いではない。キャンプ用の薪作りやシイタケ栽培も楽しく少しずつ結果が出て
いる。
毎日、なんだかんだと用はあり「貧乏暇なし」とは良く言ったものだ。

一年の振り返りも中心は山の話で終始するのは、やっぱりライフワークは登山で変わらないからで
ある。登っては忘れる健忘症の繰り返しだが、記録がある限り記憶は何度でも蘇り、あの苦労と感
動と達成感と充実感もその度に蘇るものである。

挑戦する山の下調べは重要で楽しいが、登ってしまえば忘れていく。
そんなライフワークでも自己満足で来年もまた同じであってくれと思う振り返りかも知れない。





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2 コメント

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初めまして (佐貫卓球ルーム2)
2023-11-18 16:20:17
66歳で山登り羨ましいです
私は5年前腰の手術をし平地の砂浜をリハビリ兼ねてビーチコーミングをしています
病名は腰部脊柱管狭窄症椎間板ヘルニアです
低山でも山登りは出来ません
でも古希になり杖なしで自分の足で歩ける喜びを嚙みしめています
還暦を過ぎると個人差が極端に現れます
初めまして (エバ)
2023-11-18 17:46:48
佐貫卓球ルーム2さん 初めまして。
コメント自体久しぶりなので嬉しいです。
ありがとうございます。

実は私も椎間板ヘルニアの経験者です。
常に腰に爆弾を抱えているようなもので、いつ爆発するか分かりません。30年以上山登りを続けていても、腰痛は付きものです。この歳になってどこも悪くない人は少ないでしょう・・。
それぞれ故障をかかえながら上手く付き合って楽しく生きたいものです。

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