エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

今年の初沢、ganさんと遡行(いく) 金山沢

2022年09月28日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
今年の初沢・・・
ganさんと遡行( いく )金山沢
■ 山 行 日     2022年9月22日( 木)  日帰り  快晴
■ ル ー ト     金山沢出合ルート
■ メ ン バ ー      gan、iwa、紋次郎、トラ、fujisan、アンディ、エバ
■ 登 山 形 態      沢登り
■ 地 形 図     1/25000地形図  「空沼岳」
■ コースタイム    全行程  約5時間
<コースタイム>
09:15               ラルマナイ林道ゲート出発
09:35               金山沢出合 入渓
10:30               F1(5mの滝)・・・左岸を高巻く
10:50~11:20         F2(大滝)・・・右岸から高巻く
11:25~11:45         滝上でランチタイム
12:00~12:20         F3(3mの滝)・・・右岸から高巻く(一部は右岸を直登)
12:45               林道出合 (新金山橋)
13:20~13:45         F4(10mの滝)・・・右岸を直登も滑る
13:55               林道出合
14:10               C510 ゲート (デポ車)
                    ( 車で移動 )
14:15               ラルマナイ林道ゲート前 駐車地



F2大滝の前にて・・・この後右岸を大きく高巻く

★ 懇親会の翌日・・・
前日はHYMLの懇親会があり私自身はいつものゼロ次会と称し、昼呑みから始まって12時間も
吞んでいた。それでもしっかり眠れて集合場所には時間通りの到着である。

ganさん企画の「金山沢遡行」計画に乗っかり、自身シーズン初の沢登りとなったが、そのシーズ
ンも秋となり着て行くものをどうするか迷いながら寒さ対策だけは怠らなかった。
参加メンバーの内5名は、前日の懇親会参加者。fujisanとは2年ぶりの再会?かと。
アンディさんはfujisanの沢友でゲスト参加、初対面の女性だった。

癒し系の沢だと言うが、ちょっぴり不安も酒漬けの重い体で歩き始めた・・・。



歩き始めたラルマナイ林道・・・

★ 片道遡行・・・
金山沢は、ラルマナイ川の支流だが初めて遡行する沢だった。リーダーのganさん以外は全員初沢
らしくその癒し系とはどんな沢かと興味深々なのは皆同じ思いだったと思う。

スタートは、札幌―支笏湖線からラルマナイ林道出合ゲート。ゲート前には数台の駐車スペースが
ある。今回は、片道遡行で終点は金山林道の新金山橋出合かその先500mほど進んだ地点から少
し藪を漕いで林道に出合う地点らしい。地形図上のC510道道出合で終了のようだった。
そのために車2台を終了地点にデポしてから出発点に戻りスタートする。

ラルマナイ林道ゲートから出発し、ちょっぴりヒンヤリ感も快晴の林道を歩き始めた。すぐ左手を
流れているのはラルマナイ川である。20分ほど歩くと金山沢出合となり数メートルの急斜面を降
りると広い河原ですぐ入渓となった。川幅は5m前後の小さな沢で足首ほどの水深である。入渓時
は平凡で平らな沢だったが、次第に渓相が変わりゴルジュ系となってワクワク感が生まれて来た。
難しいところは無いが、所によって滑る石もあり注意は必要だ。倒木が多いのもちょっと気になる。

約1時間ほど歩いて最初の滝 (F1 ) が現れた。



少しずつ渓相が変わっていく・・・

★ ドボン確率70パーセント・・・
初沢をトコトコ歩くこと約1時間。最初の滝が現れる。滝自体は難しくは無いが、その手間の壺を
どう通過するかで難易度が変わるようだ。gan さん曰く、左岸のヘツリでは10人中7人はドボン
するだろうと言い、紋ちゃんが最初に挑戦するも途中で戻って来た。私は、右岸からアタックし、
滑々の岩もなんとかクリアして滝上に出る。

結局、他のメンバーは左岸を高巻く安全策を取り滝上に出た。



F1・・・右岸を直登する私 ( fujisan撮影 ) 他のメンバーは左岸から高巻いて登った。




F2の大滝・・・直登も可能だが、右岸を大きく高巻く





★ 迫力ある大滝は見事!・・・
F1をクリアして程なく目の前には「大滝」が現れた。
F1で先行していたグループと出会っていたが、ここでも再会する。gan さんとは顔見知りのよう
で集合写真を撮ってもらった。

一見滑りそうな滝も直登は可能かも?・・・と挑戦したかったが、ここは右岸を大きく高巻くルー
トがあり灌木を掴みながら急斜度の踏み跡を辿ったが、高所恐怖症のトラさんには一大決心で登っ
た高巻きだったようだ。

全員がクリアした後、大休憩となりライチタイムを取る。





微妙なヘツリでクリア・・・ ( fujisan 撮影 )


F4、本日の最後の滝・・・スベスベの右岸、fujisanが最後に足をとられドボン!

★ 曖昧な記憶・・・
遡行後もう1週間が経とうとしている中で、その記憶と僅かな記録を頼りに書いて見たが、所々曖
昧な備忘録となったことをお詫びしておきます。

遡行は約4時間前後だから、「癒し系」で楽しむ充分な変化と面白さのある沢だと思う。
手前の「新金山橋」で止めれば約3時間の遡行なのだが、ここで止めても満足感は得られるだろう。

始めての沢だったし、先が分からない分ワクワク感がプラスされて4つの滝の変化も面白い。
初級・中級者なら充分楽しめる沢だと思うし、札幌から近い事から人気の沢かも知れない。ただ、
今回のように片道遡行なら車が2台必要な事は頭に入れて置きたい・・。

秋の初沢。私にとっては刺激ある癒し系の沢だった印象。リーダーgan さん始め、同行のメンバー
には感謝である。

今週末の沢キャンプも同沢なので、また別メンバーと賑やかな遡行が想像するだけで楽しみになっ
て来る。



遡行最後の場面、この後少し藪を漕ぎ林道に出て終了だった・・・


GPSを元に地形図に移行したルート図です・・・

※ ようやく書き終えました。曖昧な点、多々ありますのでご容赦下さい。