エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

少しでも和む時間が救い

2024年04月20日 | 安平山
安平山 少しでも和む時間が救い

★ おばあちゃんとの話に和む時間も・・・

【4月19日 (金) 】
一日がアッという間に過ぎ、三週間もアッという間に過ぎた・・・。

やりたい事はすべて棚上げし、目の前の仕事に暇はない。それでも、なんだかんだと三週間は無事
やってこれた。周りの助けは欠かせないし、事務系の作業は前任者が残してくれたPCの設定に従
い、理解出来ないままその流れでやるだけだった。業務を受けたお客様への集金を自ら車を走らせ
町内を行ったり来たり。地図を見ながら、釣銭とハンコと領収書を持ってピンポンを鳴らす。多く
は高齢者のひとり暮らし、「話し相手が来た」とばかりに思い出す亡き山友の弾丸トーク。しっか
り聞き手になって、玄関先の世間話に華が咲く。
本当に高齢者の方って色々悩みを抱えながら、出来ない事はシルバーを頼りにしてると実感する。
口を揃えて「歳を取ったから・・・」「すっかり動けなくなって・・・」と話し始め、テレビの大
音響は凄まじいも気にする事はない。耳が遠くなって家の中ではテレビがお友だちなんだねとあか
らさまだった。
集金のほとんどは「除雪」を行った料金で、3月まで私自身もその作業をしていたが、こうして依
頼主と直接会ってお話する事は無かったなぁ~。

集金は、大変だが母親と同じくらいのおばあちゃんと少しだけの会話もちょっと和める一瞬を感じ
ながら家を出る・・・。

集金を終えたら銀行へ行って入金し、事務所に戻って書類を作る。最近の一連の流れになった。


★ 久しぶりの安平山山歩・・・
本当は定時で終わらないほどの作業があったが、16時で帰る事にした。
少し前に妻にラインを送り、「安平山に登る?」と聞くとすでに登山口に居るという返信。早々に
登山口へ車で3分だ。

風は冷たく少し強く吹く、曇り空で寒いがいつもの直登コースから頂上を目指した。
登山道には、「エゾエンゴサク」が見ごろとなって小さな群落がいくつもあった。白や紫、青やピ
ンクのエンゴサクもある。以前より株が増えて楽しみながら登れるコースになった。一番だった福
寿草の多くは、花を終えて種を作り始め、ナニワズもその時期を終えようとしていた。
常緑の「フッキソウ」は、ようやく白い花が咲き始め、安平山にも花の季節が来たんだとまた和む
一瞬の時間が救いになった。

何気な山歩。
その度に足元や樹林や山頂からの風景も変わる。来て見ないと分からない。登らないと見られない
風景だから、少しくらい忙しくても出来るだけ続けたい和む山歩と思った。

以下、この日安平山で撮った花々たちです・・・



白い「エゾエンゴサク」




安平山山頂に咲き乱れる青いエゾエンゴサク・・・


未だに建つ意味を理解していない山頂の反射板・・・


ピンク系のエゾエンゴサク




恐らく・・・「エゾキケマン」(蝦夷黄華鬘)


遅咲きの「福寿草」がんばってます・・・




「フッキソウ」にも花が咲きました・・・