いまどき「えあこん」の無い式場なんてのは
考えられませんが
この、有ることが当たり前の当世では
エアコンが無かった時代を想像もつかないのでは
ないでしょうか
エアコンの無い自宅葬を散々経験し
多量の汗は「美味しいビールを飲むため・・?」
などと言っていた時代(笑)を肌で覚えている御仁は
もう少ないことでしょう・・
30年前位から「空調があり」「雨風を凌げ」「お手伝いは要らない」
「食器も要らない」等々・・
楽な環境で「お葬式」が出来たから
「式場葬」がブームになったのでもありましょう・・・
しかし・・
そのときの式場葬の「ありがたさ」は
やがて・・
「当たり前」なって行きます
そうして、大変だった時代を
お家の方も忘れ去り
いつのまにかには
評価軸も変わり・・
ねぇねぇ・・
ちょっと今の葬儀って「高くない?」・・なんて
便利さの踏み台は忘れてしまい
高みの要望が増えてくるのも
時代の流れでもありますし
人の世の常でもありましょうか
便利になることの
その先に待っているものは・・
う~むぅ・・・
なんでせうか・・・ねぇ・・
便利なだけでない「葬儀」の中に
「便利」なだけが主導権を握れば
「便利さ」の競争と
「価格」の競争が
葬儀の価値観と思わせてしまう・・
そんな背景があるのかも知れません
世の中にゴマンとある
便利なもの・・・
不便さがもたらす
非合理的な
本質とやらも
時には考えてみることも
必要なのではないでしょうか・・・