「漂流外国物語」第七十ページ、上の一~二行目
解読 事なり。是を聞て皆々大ニ悦び夫よりチョウサ江皆
々頻尓遊びに行、或日夕方過ニ皆々誘ひ此家へ遊
読み 事なり。是を聞いて皆々大いに悦び、夫れよりチョウサへ皆
々頻りに遊びに行き、或る日夕方過ぎに皆々誘い此の家へ遊び
説明 「事なり」・・・「事」は「古」の下に「又」と書く旧字体です。
「是を聞天」・・・是を聞いて。「天」は変体仮名の「て」。 「悦び」
・・・よろこび。読むのは難しい。 「チョウサ江皆々頻に」・・・
チョウサの家へ頻繁に。 「遊びに行」・・・遊びに行き。 「或日」
・・・或る日。 「夕方過ニ」・・・夕方過ぎに。「過」が難解です。
文章の流れで読む。 「皆々誘ひ」・・・「誘ひ」も読むのは難しい。
「此家へ遊」・・・「遊」は本行二回目ですが、教えて貰わねば読めません。