古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の二百四十六

2017年01月23日 07時56分08秒 | 古文書の初歩

 


 


 


 


「漂流外国物語」第七十ページ、上の一~二行目

解読 事なり。是を聞て皆々大ニ悦び夫よりチョウサ江皆

    々頻尓遊びに行、或日夕方過ニ皆々誘ひ此家へ遊

読み 事なり。是を聞いて皆々大いに悦び、夫れよりチョウサへ皆

    々頻りに遊びに行き、或る日夕方過ぎに皆々誘い此の家へ遊び

説明 「事なり」・・・「事」は「古」の下に「又」と書く旧字体です。 

「是を聞天」・・・是を聞いて。「天」は変体仮名の「て」。 「悦び」

・・・よろこび。読むのは難しい。 「チョウサ江皆々頻に」・・・

チョウサの家へ頻繁に。 「遊びに行」・・・遊びに行き。 「或日」

・・・或る日。 「夕方過ニ」・・・夕方過ぎに。「過」が難解です。

文章の流れで読む。 「皆々誘ひ」・・・「誘ひ」も読むのは難しい。 

「此家へ遊」・・・「遊」は本行二回目ですが、教えて貰わねば読めません。