古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十三章 詫一札之事 其の十三

2014年11月30日 07時51分45秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「詫一札之事」第三頁、上の五~六行目

 

解読 取扱ニも、村追放可致由被申候之處、

    頭立衆中様御慈悲之思召を以下済

読み (お)取り扱いにも、村追放致すべき由申され候の処

    頭立て衆中様お慈悲の思し召しを以て下済

解説 「御取扱」・・・お役所の処理。 「可」の次は「致」で、超難解。「可致由」・・・村から追放するとの処置。 「被申候之處」・・・申されましたが。 「頭立衆中様」・・・組頭の御連中様。「頭」も読めませんが、下に「立」が有るので、文章の流れから「頭立」と判読します。「衆」も形で覚える。 「様」はこの頁六回目です。 「御慈悲之思召」・・・「御慈悲」は何とか分かりますが、「思召」・・・これはちょっと読めません。上に「御慈悲之」と有るので、「思召」と推定します。 「を以」・・・これも読むのは困難です。 「下済」・・・下し済み」・・・承認済み。

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第三十三章 詫一札之事 其の十二

2014年11月29日 05時57分48秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「詫一札之事」第三頁、上の三~四行目

 

解読 稲吉様四人衆中様頼入奉誤入候處

    在内ニ者表向郷御役所江も願出、御

読み 稲吉様四人衆様、頼み入り誤り入り奉り候処、

    在内には表向き郷お役所へも願い出、御

解説 「様」の崩し方の種類は多い方ですが、本文の「様」は少し変わった形で、読むのは困難です。 「四人衆中様」・・・四人の皆様。 「頼入」・・・切に頼むこと。頼みこむ事。これも読みにくい字です。 「奉誤入候處」・・・「誤」も読めませんが、文意からすると、「謝入」が正しいと思われます。謝り入りましたが。 「在内ニ者」・・・村の内には。 「郷御役所」・・・村の役所。 「江」・・・「へ」。 「願出・・・「出」も難しい。

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第三十三章 詫一札之事 其の十一

2014年11月28日 04時12分54秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「詫一札之事」第三頁、上の一~二行目

解読 調法儀殊之外大膽者ニ奉落入候。右

   ニ付而者下浦喜市様・文蔵様・政右衛門様

読み (不)調法儀、殊の外大胆者に落ち入り奉り候。右

   に付いては、下浦喜市様・文蔵様・政右衛門様

解説 「不調法儀」・・・不調法なる儀。行き届かない事。 「殊之外」・・・とりわけ。「殊」は読めません。 「大膽者」・・・『だいたんもの』。肝っ玉の太い人。「膽」は旧字体です。大胆者。 「奉落入候」・・・落ち入り奉り候。「奉」も「落」も難解。ここの意味は恥ずかしながらよく説明出来ません。 「下浦」・・隣の田並浦の通称です。 「喜市様」・・・「様」が超難しい。「喜」の略字はこのソフトに入っていません。 「政右衛門様」・・・「政右衛門」が難しい。読み方は「まさうえもん」ではなく、「まさえもん」と読みます。本古文書は書き方に癖が有り、全体に意味不明の言葉が多い様です。

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第三十三章 詫一札之事 其の十

2014年11月27日 06時06分00秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「詫一札之事」第二頁、上の十~十一行目

 

解読 組合由蔵久次郎より自明ニ語出候上者

    両人申出之通相違無之候。左候へ者、大イニ不(調法)

読み 組合由蔵久次郎より自明に語り出候上は、

    両人申し出での通り、相違これ無く候。左候えば大いに不

解説 「組合」・・・五人組合。 「自明ニ」・・・自ら。みずから。 次は読めませんが、「語出」・・・話し出す。 「候上者」・・・候上は。自分から話し出した以上は。 「両人」・・・由蔵と久次郎。 「相違無之候」・・・間違いありません。 「左候へ者」・・・この語も慣用句です。「さそうらえば」。そうであるならば。 「大イニ」・・・今までは「大イ」とか「大ニ」と書いていましたが、はじめて「大イニ」と送り仮名が付いています。これが正しいのだと思います。

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第三十三章 詫一札之事 其の九

2014年11月26日 04時19分46秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「詫一札之事」第二頁、上の八~九行目

 

解読 麁言申上候而、重々私共親子共殊之

    外三人者より大ニのサばり立ち致候へ者

読み 麁言申し上げ候て、重々私ども親子共殊の

    ほか三人者より大いにのさばり立ち致し候えば、

解説 「麁言」・・・『そげん』・・・乱暴な言葉。「麁」は教えて貰わねば読めない字です。元の字は「鹿」を三つ重ねた、画数の多い漢字で、「雑な」「荒い」という意味です。現在では使われませんが、古文書では時々出ます。 「重々」・・・読むのは困難です。  「親子」・・・読むのは難しい。 「大ニ」・・・昨日から明日まで三日連続で「大イ」・「大ニ」・「大イニ」と書き方が違いますが、何れも「大イニ」と書いている積もりだと思います。 「のサばり立」・・・のさばる。勝手気ままに振る舞う。ヒラカナの「サ」の書き方に注意。

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