古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の二百三十五

2017年01月12日 08時24分24秒 | 古文書の初歩

 


 


 

「漂流外国物語」第六十七ページ、上の一~二行目

解読 初太良茂同伴ニ而罷越候との事故、互ニ暇乞致濱邊へ

    送り参り申候。

     一、右初太良居申候家之主人「チヨウサ」歳五拾七才位、女房

読み 初太郎も同伴にて罷り越し候との事故、互いに暇乞い致し浜辺へ

    送り参り申し候。

    一つ、右初太郎居り申し候家の主人「チョウサ」歳五十七才位女房

説明 「初太良」・・・「初太郎」と同じ。 「茂」・・・「も」。 「同伴ニ而」・・・文字が

薄くて読めません。 「罷越候との事故」・・・ここも字が薄い。 「互ニ」・・・

形で覚える字。 「暇乞致」・・・特に「乞」の字が読みにくい。 「濱邊へ」・・・

此の字も難解です。 「送り参り申候」・・・「参り」が難しい。 三行目、

「主人」・・・簡単な文字ですが、難しい。 「歳五拾七歳位」・・・「五」が最も読みにくい。