西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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マノン・ガルシア著 / 横山安由美 訳『生まれつき男社会に服従する女はいない』合評会

2024年03月15日 | 覚え書き
明日、3月16日(土) 14時より、フランスの若手哲学者マノン・ガルシアの著作『生まれつき男社会に服従する女はいない』(横山安由美 訳、みすず書房、2023年、原書:Manon Garcia, On ne naît pas soumise, on le devient, Flammarion, 2018)の公開合評会を、対面およびオンラインにて開催いたします。(主催:日仏女性研究学会「女性思想研究会」)

【2023年度第2回女性思想研究会】
日時:2023年3月16日(土) 14:00〜16:30
場所:立教大学池袋キャンパス X305教室(10号館3階)キャンパスマップ
対面参加のほかZoomミーティングでのオンライン参加も可能です。

マノン・ガルシア著 / 横山安由美 訳『生まれつき男社会に服従する女はいない』合評会

〈報告者〉
横山安由美(立教大学教授、訳者)
中村 彩 (立教大学兼任講師)
相澤 伸依(東京経済大学教授)

〈司会〉
新行内美和(日仏女性研究学会事務局)

書誌情報はこちら→https://www.msz.co.jp/book/detail/09614/
※ オンラインでご参加の方には当日までににZoomのアクセスURLをお送りいたします。
**************************************

ご参加の方は、こちらのリンクより登録をお願いいたします。
 https://forms.gle/Q5utP3CVqYfYKvqo6-

書籍の事前購入をご希望の方へ、特別価格にてご案内がございます。
詳細に関しましては、申込みフォームをご覧ください。
(合評会へのご参加につきましては、必ずしも事前に本を読み終えている必要はございませんので、本書に興味をお持ちの方はどなたでもご参加いただけます。)


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「女性の労働表象〜名画と女子マンガをめぐって」

2024年03月15日 | 覚え書き
明日、開催のイベントのご案内です。
対面、オンラインをお選びいただけますが、どちらも有料(1200円)となります。
オンラインご参加の場合は、アーカイブ視聴もしていただけます。

「女性の労働表象〜名画と女子マンガをめぐって」
日時:2024年3月16日(土)13:30〜15:30
会場:本と喫茶 サッフォー(茨城県つくば市)、Zoomウェビナー
 
https://bookcafe-sappho20240316.peatix.com

美術史家のリンダ・ノックリンが1971年の論文「なぜ女性の大芸術家は現われないのか?」で明らかにしたように、長いあいだ女性は正統な美術教育を受けられず、公的な場で美術作品を制作・発表する機会がありませんでした。それゆえ、女性が描かれた「名画」は、ほとんどが男性による作品です。19世紀後半、近代化の特徴を鋭くとらえた印象派の登場は革命的とされていますが、活躍した画家はやはり男性中心でした。現代にも地続きだと言えるその男性画家らのまなざしを、永澤桂さん(西洋近代美術史、ジェンダー論研究)が鋭く、丁寧に考察し、『働く女たちの肖像』という1冊の本が出来上がりました。

時代は大きく下って1970年代、日本では女性マンガ作家が次々と登場。少女マンガ界に新しい波が起こり、女性の視点による名作も数多く出版されました。そして、2000年代以降には「女子マンガ」という呼称も登場し、「元少女」が楽しめる作品が増え続けています。

働く女性も職種も限られていた時代の絵画。女性の労働が当たり前になった現代のマンガ。『労働系女子マンガ論!』の著者トミヤマユキコさん(マンガ研究者)をゲストにお招きし、それぞれの時代の作家のまなざしや作品をめぐりながら、女性と労働にまつわる悩みや希望について考えていきます。

美術史家のリンダ・ノックリンが1971年の論文「なぜ女性の大芸術家は現われないのか?」で明らかにしたように、長いあいだ女性は正統な美術教育を受けられず、公的な場で美術作品を制作・発表する機会がありませんでした。それゆえ、女性が描かれた「名画」は、ほとんどが男性による作品です。19世紀後半、近代化の特徴を鋭くとらえた印象派の登場は革命的とされていますが、活躍した画家はやはり男性中心でした。現代にも地続きだと言えるその男性画家らのまなざしを、永澤桂さん(西洋近代美術史、ジェンダー論研究)が鋭く、丁寧に考察し、『働く女たちの肖像』という1冊の本が出来上がりました。


時代は大きく下って1970年代、日本では女性マンガ作家が次々と登場。少女マンガ界に新しい波が起こり、女性の視点による名作も数多く出版されました。そして、2000年代以降には「女子マンガ」という呼称も登場し、「元少女」が楽しめる作品が増え続けています。


働く女性も職種も限られていた時代の絵画。女性の労働が当たり前になった現代のマンガ。『労働系女子マンガ論!』の著者トミヤマユキコさん(マンガ研究者)をゲストにお招きし、それぞれの時代の作家のまなざしや作品をめぐりながら、女性と労働にまつわる悩みや希望について考えていきます。


【出演者】
永澤桂(ながさわ けい)
西洋近代美術史、ジェンダー論研究。 現在、横浜国立大学、女子美術大学非常勤講師。横浜国立大学大学院環境情報学府博士後期課程修了。博士論文では、ナビ派の画家、ピエール・ボナール作品における身体表象についてまとめた。(学術博士)。2022年1月から2023年3月まで、東京新聞・中日新聞に「絵に潜む男の視線」を連載。

【ゲスト】
トミヤマユキコ
1979年、秋田県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、早稲田大学大学院文学研究科に進み、少女マンガにおける女性労働表象の研究で博士号取得。ライターとして 日本の文学、マンガ、フードカルチャーについて書く一方、東北芸術工科大学芸術学部准教授として教鞭も執っている。2021年から手塚治虫文化賞選考委員。


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