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西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
本ブログ記事の無断転載および無断引用をお断りします。
 

国際女性デー記念連続イベント2025『女性と文学 過去/現在/未来』のお知らせ

2025年03月03日 | 覚え書き


国際女性デー記念連続イベント2025『女性と文学 過去/現在/未来』
日仏女性研究学会は、国際女性デーを記念し、「女性と文学」をテーマに2日間にわたる連続イベントを開催します。

3月8日(土)
対談:『日仏の女性たちと文学をめぐって』
桐野夏生(作家)
マルティーヌ・リード(文学研究者、リール第三大学名誉教授)

開催日:2025年3月8日(土)
時間 :14:00〜16:30(日本時間)
場所 :日仏会館1階ホール   同時通訳つき、入場無料です。
【ディスカッサント】トマ・ガルサン(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【司会】吉川佳英子(愛知工業大学)
【開会・閉会の挨拶】西尾治子(日仏女性研究学会 代表)
【主催】日仏女性研究学会
【共催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【助成】公益財団法人 日仏会館  


 日本においても、フランスにおいても、女性たちの存在なくして文学を語ることはできません。女性作家たちは古くから文学の生成にかかわり、寄与してきました。しかし、その功績はしばしば軽んじられ、忘れられ、抹消されてもきました。女性たちが書き、それを公に読まれるものとし、評価を求めた時、そこにはいつでも大きな障壁があったのです。
 編集者や出版者として、あるいは読者として、文学の生産と流通、消費と受容とにかかわってきた数多くの女性たちも重要な存在です。女性たちは、出版、メディア、制度といった〈文学場〉に、あらゆる立場から参画していました。
 また、文学作品に表象される女性たちに目を向けてみれば、これまで様々な「女性像」が提示されてきました。それらは、一枚岩ではない多様な女性たちの現実を本当に反映しているでしょうか?作家の性別によって、描かれ方に違いは生じるでしょうか?
女性と文学の〈生〉とをめぐって、作家と研究者それぞれの立場から桐野夏生さんとマルティーヌ・リードさんにご意見をいただき、日本とフランスの状況について比較検討します。
******************************************
ご参加の方は、こちらのリンクよりフォームをお送りください。
https://www.mfj.gr.jp/agenda/2025/03/08/2025-03-08_femmes_et_litteratu/index_ja.php
******************************************

3月9日(日)
セミナー:『フランスにおける文学史と女性作家』
講演:マルティーヌ・リード(文学研究者、リール第三大学名誉教授)

開催日:2025年3月9日(日)
時間 :14:00〜17:00(日本時間)
場所 :日仏会館501会議室(定員30名)&オンライン

【ディスカッサント】石川清子(静岡文化芸術大学名誉教授)、宇野木めぐみ(立命館大学)、岡部杏子(学習院大学)、新行内美和(立教大学)、中村彩(立教大学)、西尾治子(日仏女性研究学会代表)、秦佳代(北海道大学大学院)
【主催】日仏女性研究学会
【共催】公益財団法人 日仏会館

 フランス文学の研究において、個別の女性作家についての研究は数多くあるものの、女性の文学史の包括的な概説書と呼べるものは長らく存在しませんでした。英語圏では1960年代以降、女性学が学問分野として創設されフェミニズムの言説が研究・教育の対象となり、文学研究においてもそうした視点からの正典の見直しが数十年にわたっておこなわれてきたのに対し、フランス語の文学史の著作の多くは女性作家の貢献を過小評価する傾向にあったためと考えられています。しかし近年、フランス文学研究においてもフェミニズム的視点の導入と女性作家の再評価がようやく進んできています。そのことを端的に示しているのが、フランスとそれ以外のフランス語圏の文学における女性の文学史を初めて包括的に扱った画期的な研究書『女性と文学(Femmes et littérature. Une histoire culturelle)』(2020年、ガリマール社)の刊行です。
 本セミナーでは、この著作の編著者であり長年フランスの女性文学を専門に研究を続けてこられたマルティーヌ・リード氏を講師として迎え、この著作の成り立ちと意義、フランスの文学研究における女性の扱いの歴史と現状について、お話いただきます。講師による講演の後には、本書第2巻の邦訳を準備中の7名の日本の研究者をディスカッサントとするラウンドテーブルを予定しています。
******************************************
ご参加の方は、こちらのリンクよりフォームをお送りください。
https://x.gd/SFJEF_20250309
******************************************

皆様のご参加をお待ちしております。

日仏女性研究学会

https://sites.google.com/view/sfjefemmes/トップページ#h.geugpx7r9132

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La dynamique et les relations familiales dans l'oeuvre sandienne

2025年03月03日 | 覚え書き



une session sur George Sand à la MLA de Toronto qui aura lieu du 8 au 11 janvier 2026. 
Date butoir pour remettre votre proposition de communication: 23 mars 2025.
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「19世紀フランスの女性文筆家デルフィーヌ・ド・ジラルダン(1804-1855)の生涯と作品をめぐって」

2025年02月17日 | 覚え書き
2025年3月11日(火)に、下記のように講演会を開催することとなりました。  オンラインでもご視聴いただけますので、どうぞ、ふるってご参加ください。
 オンラインをご希望の場合は、期日までにお申し込みください。
 対面参加の場合は、申込不要です。  よろしくお願いいたします。

 第21回 奈良女子大学 文学部 欧米言語文化学講演会 (仏文3) 
「19世紀フランスの女性文筆家デルフィーヌ・ド・ジラルダン(1804-1855)の生涯と作品をめぐって」

■講演:Martine REID氏 
■日時:2025年3月11日(火)13時00分―15時00分
■会場:奈良女子大学総合研究棟(文学系S棟)S 311演習室 (フランス語講演 逐語通訳付き)

※講演の様子は、オンラインで配信します。Zoomでの聴講をご希望の方は、下記 の申し込みフォームをご利用ください(事後の配信は予定しておりません)。
申込締切は3月3日(月)です。
https://forms.gle/N1NoCqF8tDSzvnBd7

主催:奈良女子大学文学部 欧米言語文化学会
共催:日仏女性研究学会 助成:公益財団法人日仏会館 
協力:フランス国立日本研究所 
後援:奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター 
問い合わせ:高岡 尚子 naotakaoka@cc.nara-wu.ac.jp
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「文学に携った女性:デルフィーヌ・ド・ジラルダン(1804-1855)」

2025年02月15日 | 覚え書き
日仏言語交流サロン(信州大学:2024年度第4回 多文化交流サロン)
2025年3月13日開催

講演者名(日本語表記) マルティーヌ・リード
講演者名(母国語表記) Martine Reid
講演題目(日本語表記) 「文学に携った女性:デルフィーヌ・ド・ジラルダン(1804-1855)」
講演題目(使用言語表記) Une femme en littérature : Delphine de Girardin (1804-1855)

開催日時・開始時刻  2025年3月13日(木)16:00
会場 信州大学人文学部 人文ホール
オンライン開催URL 無し

案内文
 ジョルジュ・サンドと同時代を生きたデルフィーヌ・ド・ジラルダンは、詩人、小説家、劇作家として類まれな経歴を築きました。また、彼女は最初の偉大な女性ジャーナリストであり、評判の高い文学サロンを主催しました。10代後半から既に名声を得ており、その後パリの文学界や社交界の中心的存在となりましたが、死後は人々の記憶から消え去ってしまいました。彼女の地位とその後の忘却は、文学活動が特に重要視されていた時代に、女性が文学に携わろうとする際の固有の困難さを浮き彫りにしています。これらの問題について、画像を用いながら彼女に関する考察の中で触れていきます。

講演者    :リール大学名誉教授 Martine Reid(マルティーヌ・リード)先生
司会       :信州大学名誉教授 吉田 正明 先生
逐次通訳:信州大学教授 鎌田 隆行 先生
問い合わせ先:野津 寛(信州大学人文学部教授)hnotsu@gmail.com

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国際女性デー記念イベント3月8日(土)3月9日(日)

2025年02月10日 | 覚え書き
 
3月8日(土) に、作家の桐野夏生氏と文学研究者のマルティーヌ・リード氏(2024年度日仏会館学者交換プログラム招聘講師)をお迎えして開催する対談「日仏の女性たちと文学をめぐって」の申し込みが開始されました。
 お席に限りがございますので、参加をご予定されている方はお早めにお申込みいただけますよう、お願いいたします。
(対面のみの開催となります。オンライン配信はございませんので、ご注意ください。)
JP :https://www.mfj.gr.jp/agenda/2025/03/08/2025-03-08_femmes_et_litteratu/index_ja.php
FR: https://www.mfj.gr.jp/agenda/2025/03/08/2025-03-08_femmes_et_litteratu/index.php

国際女性デー記念連続イベント2025
「女性と文学――過去・現在・未来」
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【対談】桐野夏生&マルティーヌ・リード「日仏の女性たちと文学をめぐって」
日時:2025年3月8日(土) 14時〜16時30分
場所:日仏会館一階ホール(定員130名)

講師: 桐野夏生(作家)、マルティーヌ・リード(リール第3大学名誉教授)開会・閉会の挨拶:西尾治子(日仏女性研究学会 代表)
司会:吉川佳英子(愛知工業大学 教授)
ディスカッサント:トマ・ガルサン(日仏会館・フランス国立日本研究所 所長)

使用言語:日本語・フランス語(同時通訳付き)
主催:日仏女性研究学会
共催:日仏会館・フランス国立日本研究所
助成:公益財団法人 日仏会館

*******************************************************
3月9日(日)開催のセミナー「フランスにおける文学史と女性作家——マルティーヌ・リード氏を迎えて」への参加登録が開始されました。

会場(日仏会館501会議室)&オンラインを併用

会場参加される方は、お席の数に限りがございますので、お早めにご登録いただけますようお願いいたします。

詳細・お申し込みはこちら
https://x.gd/SFJEF_20250309

【セミナー】フランスにおける文学史と女性作家ーーマルティーヌ・リード氏を迎えて
日時:2025年3月9日(日) 14時〜17時
場所:日仏会館501会議室(定員30名)& オンライン

講師:マルティーヌ・リード(リール第3大学名誉教授)
ディスカッサント:石川清子(静岡文化芸術大学名誉教授)、宇野木めぐみ(立命館大学)、岡部杏子(学習院大学)、新行内美和(立教大学)、中村彩(立教大学)、西尾治子(日仏女性研究学会代表)、秦佳代(北海道大学大学院)、以上、本会会員

使用言語:フランス語(講演には日本語訳が配布されます。ディスカッション、質疑応答には逐次通訳がつきます。)
主催:日仏女性研究学会
共催:公益財団法人 日仏会館

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2025年第172回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)

2025年01月15日 | 覚え書き
第172回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日開かれた。

芥川賞
安堂ホセさん(30)の「DTOPIA(デートピア)」(文芸秋号)
鈴木結生(ゆうい)さん(23)の「ゲーテはすべてを言った」(小説トリッパー秋号)
直木賞
伊与原新さん(52)の「藍を継ぐ海」(新潮社)


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本年もよろしくお願い申し上げます。

2025年01月06日 | 覚え書き




皆様におかれましては、ご家族様とともに穏やかな新年を迎えられたことと存じます。

昨年は、大変お世話になり、誠にありがとうございました。
(年末に親戚に不幸があったため、お年賀状を失礼させていただきましたこと、お詫び申し上げます)


2025年1月5日現在、このブログに以下の数値が記録されたことをご報告いたします。

    トータル閲覧数  2836728 PV 
    トータル訪問数    832888 UU

      
いつも本ブログをご訪問いただきますことに、改めて感謝申し上げるとともに、 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。


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「批評を問い直すー女性の空位と挑発することば」

2024年12月24日 | 覚え書き
「批評を問い直すー女性の空位と挑発することば」

2025年1月13日(月)  13:30−16:30
工学院大学新宿キャン パ ス
高層棟 7階 A-712 教室(対面のみ) 参加自由・申込不要*

作家 佐藤 亜紀 x  工学院大学教授・近代日本文学 吉田 司雄
司会 小平 麻衣子 慶應義塾大学・近代日本文学

http://blog.livedoor.jp/porte21-femmes21/archives/38809258.html
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アンヌ=クレール・カシウス 「アニー・エルノー L'Événement(『事件』)を読む ——— 翻訳をめぐって」

2024年12月20日 | 覚え書き
日仏女性研究学会では、今年度の会員交流セミナーを開催いたします。

日時:2024年12月22日(日) 15:30〜17:30 
場所:日仏会館509会議室 / Zoomミーティング(対面+オンライン併用)
   使用言語:日本語

司会:吉川佳英子(愛知工業大学)

発表
アンヌ=クレール・カシウス(名古屋外国語大学)
「アニー・エルノー L'Événement(『事件』)を読む ——— 翻訳をめぐって」

 2022年にフランス語圏の女性として初めてノーベル文学賞を受賞したアニー・エルノーは、その文学的正当性が国際的に最大限の評価を受けるに至った。このように世界的な注目を集める中、彼女の作品研究においては、翻訳が果たす役割の重要性が改めて認識されている。
 本発表では、まずエルノー作品の邦訳の現状について概観する。次に、彼女の代表作の一つであり、「フェミニズム文学」の殿堂に入ると評される『事件』(原著2000年、邦訳2004年刊行)を取り上げる。本作の具体的な抜粋を例に挙げながら、翻訳に関わる問題が存在するとすれば、それがどのような文脈において生じるのかに着目し、エルノー文学の翻訳に関する考察を深めることを目指す。

コメント
新行内美和(立教大学)

ご参加の方は、下記のリンクよりご登録をお願いいたします。
https://forms.gle/uNmDwQmrCZoQHx8x7

* オンラインでご参加の方には当日までにURLをお送りします。

* お問い合わせ:cdfjf.info@gmail.com

会員交流セミナー2024 : 「フランス語圏の文学・芸術における女性の表象」(表象の会)
Sœur Sourire - Dominique


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講演会とシンポジウムのお知らせ

2024年12月11日 | 覚え書き
今年も残り少なくなりましたが、お元気にてお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
本日および今週末に日仏会館(東京恵比寿)で開催されます催しについてお知らせ申し上げます。

*2024年12月11日(水) 18:00〜20:00 601会議室
テーマ:「忠誠と愛国心の復活:21世紀の日本の教育と新保守主義」
講演者:アリーヌ・エニンジェ(オルレアン大学) 
    フランス語 (通訳付き)
アリーヌ・エニンジェ先生は、日仏女性研究学会の会員でおられ、今年の国際女性デーのシンポジウム「性と教育ー日仏比較の視点から」にズームにてご発表下さいましたので、ご存じの方もおられることと思います。
お申し込みは次のサイトから:https://www.mfj.gr.jp/index_ja.php

*202年12月14日(土) 13:00 - 17:30 日仏会館ホール
近代日本の歴史学とフランス――日仏会館から考える
【プログラム】
13:00-13:05 趣旨説明
13:05-13:35 高橋暁生「二人の箕作と近代日本における「フランス史」の黎明」
13:35-14:05 小田中直樹「火の翼、鉛の靴、そして主体性:高橋幸八郎と井上幸治の「フランス歴史学体験」」
14:05-14:15 休憩
14:15-14:45 高澤紀恵「ルゴフ・ショックから転回/曲がり角、その先へ——日仏会館から考える」
14:45-15:15 平野千果子「フランス領カリブ海世界から考える人種とジェンダー——マルティニックの作家マイヨット・カペシアを素材として」
15:15-15:30 休憩
15:30-15:45 コメント1 森村敏己
15:45-16:00 コメント2 戸邉秀明
16:10-17:30 質疑応答ならびに討論

平野千果子先生のマルティニックの女性作家マイヨット・カペシアに関するご発表もあります。
フランツ・ファノンがカペシアの作品『わたしはマルチニック女』には「乳白化 lactification」(自らの血統を白くしたいという 欲望)が描かれていると批判したことについても言及されるものと思われます。
お申し込みはこちらから:https://fmfj-20241214.peatix.com

身内に不幸があり直前のお知らせとなってしまい、大変恐縮です。
ご関心がおありの方は是非ご参加くださいますよう
取り急ぎ、皆さまとお会いできますことを楽しみにしております。



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