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映画好き、円柱野郎のブログです

「タイタニック 3D」を観てきました

2012年04月09日 22時35分12秒 | 映画(感想)
昨日、2D-3D変換で新たに3D映画になった「タイタニック」を観に行ってきました。

やはり何回観てもキャメロンの脚本の巧さには感心しますね。
「アバター」では先住民寄りの西部劇の様な話を上手く組み替えてSFにしていたけど、この15年前の映画は「ロミオとジュリエット」的なラブストーリーと、豪華客船の沈没というパニック映画のテイストを見事に融合させた大作でした。

15年前だから俺は高校生の時に観たわけだけど、小遣いの少なかったあの時でも2回観に行ったくらい、その内容には驚かされた記憶がある。


(左が15年前のパンフ、右が今回の3D版のパンフ)

 
(15年前に買ったオリジナル・サウンドトラックCD
 この映画でジェームズ・ホーナーはアカデミー作曲賞を受賞)


今回改めて観ても、その内容の普遍的な巧さには感心する。
劇場やビデオ、DVDで何回も観た映画なのに、今回も3時間があっという間に過ぎたもんなあ。
序盤の小さいことがちゃんと後半の出来事の前振りになっているし、それをわざとらしさを感じさせない範囲で観客に印象付ける見せ方をしている。
沈没シーンの派手さだとか、ラブストーリーが云々というところが目立ちはするけど、それ以前にやはり作劇が見事なんだなと改めて思った次第です。


さて、今回のキモである3D変換後の見え方ですが、これもまた上手くできている。
「アバター」である意味完成形の3D映画を作ったキャメロン監督だけあって、元が2Dの映画でもこだわり抜いた感が見て取れる。
飛び出しこそしないものの、奥行き系の使い方としてアバターと同じ様な立体感があるね。
特に船上から海面などの高低差のシーンで良く出てるけれど、人物配置によるパースのあるシーンなどでも際立つか。
それにしても2D時代の映画とは思えないくらい、3D映えする構図が多かったな。

今回は字幕も観やすかった。
注視している人物のそばに字幕が出てくるし、表示深度もそれの少し手前くらいなので、視差移動が少なくて疲れにくい。
観てる部分の深さが違う状態でも、固定された距離に字幕を出されるとすごく疲れるのだけど、今回はそんなことはなかった。
3Dは吹替向きという意識があったけど、これくらい手のこんだ字幕表示なら、3時間観ても疲れないね。
気になるのは、これが3D BDで発売された時にそういう工夫が再現されるのかどうかだけど、それはまた今後の確認事項か。

それにしても他の3D映画の字幕ってどうだったかなあ?
正直、今回初めてそういう工夫がされていることに気が付いたけど、今までの3D上映でもそうなっていたのだろうか?
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