あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

見えない敵との戦い 勝つか、負けるか?  ⑯

2020-09-22 20:22:30 | 新型コロナウイルス 

写真は 2020/8/18~8/22 新潟県&福島県奥会津

写真上:彌彦(弥彦:やひこ)神社 万葉の昔から「おやひこさま」と親しまれてきた。樹齢400年を超える杉や檜が茂る境内には霊力が満ちている

 

 With Colonaの日本も世界も、毎日多くの大ニュースが流れ、騒然として落ち着かない毎日です。それでも秋らしい風が吹くと心も身体もホッとしますね~。そんな中、録画していたNHK・BSスペシャル「見えざる敵を観る ミクロの目で迫る新型コロナの正体」(2020/8/14放映)を遅ればせ(すぎ)ながら見ました。

 

 番組はまず医師でCG(コンピュータグラフィックス)クリエイターでもある瀬尾拡史氏が、感染症やウイルスの専門家に取材し、科学的データに基づいて製作するCGを紹介します。

 

 繊細でカラフルなCGによって見えざる敵を可視化し、コロナ感染症の重症化の原因とされる「サイトカインストーム(免疫システムの過剰反応・暴走化)」といった難しい人体反応も、なにげにわかったような気持ちになるのですよ~。そういえば以前放映された人体シリーズのCGもとても感動的でしたが、瀬尾氏の作品かな?

 

 印象に残ったのは、ちょっと本題からは外れますが、瀬尾氏が「世界中の研究者たちがこの新型コロナウイルスの研究結果や情報を、無料配信したりオープンソースにしています。知る限りではこれまでなかったことで、人類の役に立ちたいという新しい流れが生まれている」と話したことです。

 

 こうした流れはもちろん「力を合わせて人類の敵と戦おう!」の意識と、インターネット環境が行動を起こしやすく、協働しやすくしている面もあるのでしょう。情報伝達のスピードの速さや多人数が共有することで、これまでの慣習が変わり、無駄な労力が減り、良いニュースが生まれることを期待します。

 

 しか~し、先日から「ネット決済口座から銀行預金が流出」といった事件が発生するなど、ネット社会にはまだまだ慣れていなくて、まさにコロナと同様「見えにくくてわかりにくい世界」なのは確かですし、良きにつけ悪しきにつけ「知って、慣れて、上手に活用する」しかないですね~。

 

 さて話を戻しますが、このようにネットを通じて新しい流れが出ている反面、新型コロナウイルスについては当初からの疑問に加えて、さらなる不思議が出ているようです。

 

1.感染力ピークが発症前0~2日と言われるように、無症状にもかかわらず他の人に感染させる。これはインフルエンザともサーズとも違っている。

 

2.感染者の約8割は誰にも感染させないのに、約1割は他の人に感染させ、うち数人はいわゆる「スーパースプレッダー」としてクラスターを発生させる。

 

3.世界中が「奇妙な成功」と報じるように、東アジアや特に日本において「重症化率・死亡率」などが非常に低い。結果的に「マスク・うがい・三密回避」が効果的なのかな?

 

4.呼吸器系感染症は季節ウイルスなのに、日本では夏場も決して減らないし、現在イギリス・スペインはじめヨーロッパでは再び第1波を超える波が襲っている。反対に冬季6~8月の南半球でインフルエンザ流行はなく、コロナも殊更増えていない。

  さらに不思議なことに日本では今夏インフルエンザの発症が激減し、例年の1000分の1などという報道も!原因として「多勢の人達による新型コロナ対策が奏功している」とか「コロナウイルスがインフルウイルスを駆逐する、『ウイルスの干渉』の可能性」などと説明されているようす。

 

5.芸能人やスポーツ選手の「味覚や嗅覚が無くなったので、病院に行くと陽性だった」というニュースが有名になりました。東京大学・保健センターのHPによると(概略)「新型コロナ感染症では、一般的な感冒後の嗅覚障害とは症状や経過が異なっている。…通常見られる鼻づまり・鼻汁・鼻炎などの症状がないのに、突然のように味覚や嗅覚の障害が出る。データ分析では、インフルエンザ含めた一般的感冒より味覚・嗅覚障害が起こる可能性が高い」としています。

 

 現在これらの疑問へのエビデンスある答えは出ていないようです。

 そして個人的な不思議ですが、新型コロナウイルスは主として「唾液媒介タイプ」とされるので、人間同志の話す、歌う、大声で笑い合う、触れ合う、大勢で団結して達成感を得る…など多くのコミュニケーションの機会を奪っています。

 

 具体的には離れて暮らす家族、ご近所や友人たちとの日常のおつきあい を遠ざけ、学校や職場のつながりをオンラインに移動させ、さらに究極的には「夜の街」に象徴される「リアルな(現実的・物理的)性愛・濃厚接触」を否定しています。(この最後の部分も男性の感染率・重症化率が高いことと関係しているのかな?)

 

 つまりリアル・コミュニケーションをバーチャルリアル・コミュニケーションへと導いていますが、これは自然のウイルスとして「多く感染して多くコピーをつくる」目的にかなっているのでしょうか?個人をバラバラにすると感染もさせにくいでしょうに…。また突然変異であっても、大流行以前に進化・退化の試行錯誤期間?はなかったのでしょうか?なんだか突然、世界的な大流行が起こったように感じます。

      *** 近日に続く ***

弥彦山へのロープウェイ駅へは境内の無料バス乗り場から

写真下:新潟市郊外にある「福島潟」は貴重なオニバスが咲く自然の宝庫

国の天然記念物オオヒシクイの越冬地として最大

 

写真上下:葉の直径が2mを超えるオニバス日本北限の自生地

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