あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

秋田から青森へ:十和田湖、奥入瀬渓流、小又峡…③

2018-01-15 15:06:05 | 秋田から青森へ

       写真上:十二湖の中で最も透明度の高い「湧壺の池」

           どこから水面なのか、水中なのかわかります?

 

  青森・秋田県境に広がる世界自然遺産「白神山地」は、以前「十二湖」「岳岱(だけだい)自然観察教育林」などを巡りましたが、まだまだ行って見たい地域がいっぱい!

 

  代表的な「十二湖散策」は人気の高いコースです。ここの湖は地震による山崩れで川がせき止められてできた「堰止湖(せきとめこ)」ですが、実際は12個より多く、33個もあるのです。特に「青池」の深いコバルトブルーは何度見ても「なんでこんな色に?」と感動します。折から降り注ぐ太陽光線が、まるでブルー舞台のライトのよう!また最も透明度の高い「湧壺(わきつぼ)の池」では、カツラの大樹の根元から名水が湧き出てキラキラ光っています。

                              

  注意が必要なのは、山岳地域は入山が夏期限定なこと、また自然災害などで入山禁止になることも多いです。今回「白神ライン」なども通行止めで その先の県立公園には入れなかったです。

 

  最終日の朝一番に秋田県最後の秘境とされる「小又峡」に行きました。この渓谷はその昔、山を知り尽くした「またぎ」でさえ入れなかったために秘境として残り、今でも「大平湖遊覧船」からしか入れません。

 

  水は先月の大雨のためか、やや濁っていましたが、水しぶきがかかるほどのすぐ横に急流や滝、甌穴いっぱいの川底などなど、珍しい景観が広がっています。あいよっこはかなり「渓谷巡り」をしてきましたが、この見たことのない、体験したことのない渓谷はトップを争います。

 

  なお遊覧船の運行は6/1~10/31です。船長さんによると「冬には湖水の上に4mの雪が積もるけれど、不思議に水は凍らない。周囲の山々には春は山菜、秋にはきのこが豊富。松茸も美味しいのがいっぱい採れるよ」と話していました。うらやまし~~。

                                                   

 

  「秋田から青森へ:十和田湖、奥入瀬渓流、小又峡…」を終わります。

   次は「下北半島」にも絶対行きたい! 

  

       「青池」は小さい宝石みたい。

     写真上下:「小又峡」の川底には甌穴(おうけつ)が無数にあり、流れや滝が

           特徴的・個性的。

 

     

      「化ノセキ」は紅葉もきれいらしい。

       写真下・この渓谷のシンボル的存在「三階滝」

 

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秋田から青森へ:十和田湖、奥入瀬渓流、小又峡…②

2018-01-14 17:23:34 | 秋田から青森へ

               写真上:十二湖の中でも人気ナンバー1「青池」の深いコバルトブルー

         太陽の光が舞台を照らすライトのよう・・・。

         

  「十和田湖」周辺の河川は、前日までの長雨のためか茶色に濁っていて心配でした。だけど十和田湖は静かに鏡のように澄んでいて、もちろん湖から流れ出ている「奥入瀬渓流」も清流です。とっても不思議!  

 

  十和田火山の噴火によるこのカルデラ湖は、湖岸が断崖に囲まれ、奇岩・巨岩も多いので変化に富んだ景観です。周囲には原生林が生い茂っていて、さすが「世界に類を見ない美しい自然が守られている」地域です。

 

  奥入瀬渓流に沿って全長14kmの遊歩道があるので、湖の出水口から下流に向かいます。ブナの自然林の中、白いしぶきを上げる激しい流れや多様な岸壁、そして各所に特徴ある滝も続き、見飽きることなく、すがすがしい気持ちで満たされます。近年は新しいムーブメントの「苔ブーム」が勃発しているようで、こちらも興味津々です。

 

  竜飛崎から中泊に向かう約20kmの国道339号を「竜泊(たつどまり)ライン」と呼び、海岸線ドライブが楽しめます。だけどここも(海岸沿いにもかかわらず)冬季閉鎖となるらしいです。

 

  七段の岩肌を流れ落ちる「七ツ滝(ななつだき)」が道路沿いに見えてきました。海からの強風で水が飛沫になって舞い上がるという、神秘的情景を一度見たいものです。次に大きな断層の山肌が現れて急停車! 少し前に中国でスケールの大きな山や断層構造を見たこともあり、「わぁ、日本にもこんなのがあるんだな!」と嬉しくなってしまいました。

 

  よく見ると「みちのく松陰道」の道しるべがあり、ここから算用師峠を経て算用師まで約11kmをつないでいます。明治維新に大きな影響を与えた吉田松陰が歩いたとされているのです。近くに「吉田松陰記念碑」「松陰くぐり」などもあります。

 

  その他に「源の義経龍神塔」「静御前龍神塔」といった石碑もあり、昔の人たちってこんなに遠いところまで基本的には馬とか歩いて来た、ってことでしょう?すごい力ですね~。

 

           写真上下:地球を実感できる断層

        

     七ツ滝:海岸線にとっても近く、海水でも浸食された。

         手前の山の陰がかかってちょっと残念。

      写真上下:「源の義経龍神塔」「静御前龍神塔」とある石碑と周辺

      

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秋田から青森へ:十和田湖、奥入瀬渓流、小又峡…①

2018-01-11 22:07:06 | 秋田から青森へ

                竜飛岬(たっぴざき):津軽半島の最北端。 龍が飛ぶかのように

     強い風が吹くことから地名がついた。 

 

   「鏡開き?・・・もう!」

  「今日は鏡開き・・・」とTVで報道しています。あれよあれよいう間に新年がすでに10日間も過ぎています。ギョギョッ~速い、速すぎる! 

 

  一般的に首都圏・関東地域では新年の神様をお送りする「松の内」を~7日頃としていますが、関西地域ではより遅く~15日頃という感覚です。この時期にはさらに「小正月」があったりするので、関西では神様にいて欲しい気持ちが強いのでしょうね~。

 

  門松やしめ縄などのお飾りは、以前は地域の「どんど祭り」があったり、学校でも「どんど焼き」をして焼きいもを食べたりしましたが、近年は「紙に包んでゴミに出す」ほかなく、味気ないものになっています。※神社などでお焚き上げを受け付けているところもあり。

 

  みなさま良い新年をお迎えでしょうか? 今年こそ長年やりたかったこれをするぞっ!と決心はされましたか? 新しい年になにかを始めるって嬉しいことですね。

                            

  新年そうそう昨年の旅もどうかな、とも思いますが、「秋田から青森の旅」の写真を中心に紹介します。東北地域の湧水や湖水はステキで、ほんに癒されます~!

***2017/8/29~9/2「秋田から青森へ:十和田湖、奥入瀬渓流、小又峡…」の概要***

 2017/8/29  秋田空港⇒抱返り渓谷⇒十和田湖(泊)

8/30      十和田湖遊覧船⇒奥入瀬渓流⇒青森市内(泊)

8/31      津軽半島へ⇒竜飛岬⇒十三湖⇒千畳敷⇒ヴェスパ椿山(泊)

9/1      十二湖⇒白神の森⇒森吉山荘(泊)

9/2      太平湖遊覧船⇒小又峡⇒秋田空港

 

       竜飛岬(たっぴざき):入り組んだ海岸線が美しい

    写真上:全国唯一の歩行者専用「階段国道」は、岬下と灯台を362段の細い階段がつなぐ。

    写真下:階段の上に郵便局からの出張店がっ!ご苦労様です。

      

     写真上:五能線(しらかみリゾート)の駅「千畳敷海岸」

     写真下:巨岩の頂上にもカモメさん

         ちょうど夕陽がきれいです

 

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