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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

~ブログ更新小説~青い吐息

2020年09月22日 18時20分23秒 | イベント、同人誌関係
唐突なのですが


日向坂46の
キツネという曲が大好きで…。

キツネ→こちらが歌詞

この曲、コエ蔵にとてもあうのです。
なので

ちょっとこれを元に小説を作ってみました。


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んっと、蔵馬が銀の髪を揺らした、
朝だ。静かに身を起こした蔵馬の、髪をコエンマは撫でた…。瞬間、払いのけられた。
「つれないな」
くす、と笑ったのは蔵馬だった、
盗賊と知って手を出してきたくせに。この王子様は。
「今日ここを出なければいけない」
違うエリアに隠れ家を作る。
「次…」
言いかけたコエンマを、蔵馬は口で制した。
「お前が願えば会える」
自分からは行かないけれど。
僅かに蔵馬の目が細められた…切なく。
「お前には捕まらない」
冷たい声のくせに…重なる唇はなぜか優しい。
望むように…コエンマが描く蔵馬を夜は思い切り演じたはず。柔らかくてしなやかな、甘い夜を。
「蔵馬っ」
「お前も、霊界に、帰れば霊界のお前になる」
生きることは綺麗な化かし愛だから。
これも愛。
ふわりと、…昨夜はしない花の香りを残して。
蔵馬は消えた。

洞窟の周りにはキツネ色の花々。


===

コエンマは、霊界の私室で頭を抱えた。駄目だ…どうしても、あの狐の微笑みが
頭から離れない。書類をしっかりと見て判断しなくてはいけないのに。
パサパサと、細かい字で埋め尽くされている紙を見つめた。…複雑な人間関係の末に、
相手を殴ってそして、喧嘩の帰りに交通事故で死んだ男の判断はどうするか…。
罪と不幸を両方持ち合わせている話に、コエンマは溜息を吐いた。

なぜ出会ってしまったのだろう。
夜の狐は本当に美しい…。身体の全てから花の香りがするのではないかと思うほど。

白い肢体を広げ、柔らかな指を絡めて、ハッ…と息を漏らす。
ゆっくりと吐かれた息が、コエンマの耳をなぞるように。
んっと妖狐が身体をしならせる度に、青と銀の混ざった瞳が潤んでいくようで…。
「コエ…ンマ」
そこだと、妖狐は下半身をくねらせた、その瞬間に、妖狐の足がコエンマの身体を挟み込んだ。
逃がさないように…。
なのに、もっと奥に触ってくれと、甘く強請る声がする。強引なのに。
前から妖狐に抱きしめられるようにコエンマの身体が挟まれて、白い指がコエンマの背に絡んでいく。
「あっ…ふ…」
それだけで…惑わされる。
いけないとおもいながら溺れていく…。


その夜が頭から離れない。
ああ、駄目だと思い、窓の外の森を見た。
霊界の庭園には白と赤の花が美しいコントラストを描いていた。
囲む木々の中から、鳥が羽ばたいていた。
鳥の羽が白く柔らかで…それさえも妖狐を想い起こさせる…。

ああ、と一瞬だけコエンマは言って窓を閉めた。

あれは…一瞬の夢のこと。
狐と居るときは…恋に溺れる自分になる。今は…霊界に生きる者。



===

コエンマと会った洞窟から遠く、静かな森の洞窟に妖狐はいた。
あいつはどうしているだろうか。
もしかしたら、気が…自分が本当に望めば会えるかもしれない。
けれどそれは全てではない。
恋は全てではない。
自分は盗賊だし、コエンマのことだけを考えて生きているほど柔な生き物ではない。
生き方を変えるほど弱く純ではない…。
なのに。

一瞬胸が痛む。
純ではないのに、コエンマの優しげな髪の感触が忘れられない。
「はっ…」
自分のからだを抱きしめてみても、…あの人にはかなわない。

シャラ、と妖狐の指の中で重い感触がした。…少し前に盗った、青い宝石。
そうだ。
もっと薄く煌めく青の石を自分は狙っているはずだ。

心は、盗めない。自分の心は。


んっと、蔵馬が銀の髪を揺らした。銀の吐息。




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アザと狡くカワイイ

2020年09月21日 23時11分26秒 | 蔵馬語り
最近ずっと
水樹奈々さんの新曲を聴いています。

奈々ちゃんの声は、なんて言うか、一言で言うと別の世界へ連れて行ってくれる
引力のある声で…。
聴いた瞬間に歌の世界に連れて行ってくれるものというか。
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そんななか連休だけど私は
中々進まない
アトリエシリーズのゲームをやっています。
錬金術ゲームなんですが
中々、要領の悪い私は難しい。
一個のゲームで何度もロードし直してやり直して腕が痛くなります。

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連休って、世の中は賑やかだけど蔵馬にとっては
べつに飛影来ないし…って
つまらない時間じゃ無いかなと思います。

ふてくされていてもいい。

嫌みなのか
からかっているのか、躯からは「あー飛影はパトロールだ。うちの隊の美人と一緒に」
とか言われて凄く機嫌が悪い。
むすっとしながら外を見るとデートをしているカップルが目についてムカついている。


そんなことあるよね…って思います。
蔵馬って、世の中がはしゃいでいるとき、飛影とは会えない感じのことが多くて
そのたびに我慢を強いられてムカムカしてそう。
頭で分かっていても心が納得しない事ってありますよね、
だから
久しぶりに会えても何も言わないくせに機嫌が悪くて、
そんな蔵馬を見て
思わず 「女みたいに拗ねるな」とか言って蔵馬をもっと
怒らせたりして…。

分かってる、拗ねるな俺だって同じ気持ちだと言いたいけど
余りに蔵馬がわかりやすく拗ねているので面白くなってしまって…。

私の中では
蔵馬は、我慢してため込んでいきなり機嫌悪くなったりすることある
タイプで…。
そういう所も分かっているので
「済まない」ってたまには飛影も言うんですけどね…。

飛影をひとりじめしたいっていうのを描いたのが
前に出した
蒼月哀夜 1,2なんですが、
飛影側の
「蔵馬を心配して俺だって蔵馬を魔界に呼び寄せたくない」
と言う気持ちも描いています。

ふたりのこころって同じようで、少し違う…そんな感じ。

初めてとは…

2020年09月10日 22時17分39秒 | 蔵馬語り
ということで飛蔵語りに戻ります。

でもブログ更新するの久しぶりなんですけどね。

なんか
ちょっと気分が乗ったので飛蔵で語ってみようと思います。
アイドルの力は偉大だ!!!


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飛蔵で、初めてについて。

飛影は「蔵馬は好きだけど、妖狐時代にどんな経験をしたか知らないが
あの頃蔵馬が気に入っていた奴と比べられたら嫌だ」と思ったりしたかもしれない。
と、ふと思ったのです。

けど
蔵馬も
「飛影だって女を抱くくらいはしたことあるだろうけど
自分がどう思われるんだろう…
嫌われたら嫌だな」
とか悩んでいたり…。
初めての夜、飛影の前に立った蔵馬が脱げなくてドギマギしているとか、
勢いで蔵馬の手を引いてしまう飛影とか

色々考えられるんですけどね…。
私は飛影がリードをするのが好きなんですけど
心は飛影だって緊張しているかもしれない。

「蔵馬に嫌われたくない」
と言うのと
「蔵馬の本音を引き出したい、堪えているもの全ての感情を手に入れたい」
と言うのがせめぎあっていたりして…。

だけど蔵馬だって
「あまり欲しがったら嫌われそうだし
でも
何も出来なさそうにするのも嫌われそう…」

と思って
ドキドキしていたりして…。
だから余計敏感になって胸とか触られたら一気に濡れちゃったりしてね…

と思ったりするのです。

妖狐時代と今の蔵馬は違うとは言え
「記憶に経験が残っていたら…」と思う飛影と、
「淫乱だと思われたら嫌だ」って
思う蔵馬と…。

結局おずおずと口づけをする蔵馬、と言う場面も良いなと思うのです。
欲しいとか触れたいとかは言わないけど
あなたのことが好きなんです…みたいな。


















青い馬

2020年09月10日 21時57分29秒 | 音楽_声優(水樹奈々以外)


飛影についても書こうと思ったのですが
ちょっとだけ話がそれるのですが
一人語りにお付き合いください。

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DASADA11話でのライブのフォーカスを観て、込み上げる喜びに
堪えきれなくなって
どうしても日記にしたくなったので…。

私が日向坂46と言うグループの前身の  けやき坂46の事を知ったのは
ねるが
まだ欅に入ったばかりの頃で…。
その頃はまだ皆子供っぽくて、頼りなくて。

でもアルバムを発売した辺りから一気に雰囲気が変わって…。

走り出す瞬間というタイトルから

あ「あ、そろそろ独立するのかな」とは
思ったのですが…。

まさか こんなに速く、こんなに凄い勢いで輝きを放って
知名度も上がって
ぐんぐん成長してくるとは思わなかった。

だけど、その中で心のバランスを崩す子も居て。色々葛藤が生まれることもあるだろうし…。

だけど
センターの 小坂菜緒ちゃんのパフォーマンスも完璧で皆歌えて…。
このまま頑張れ!!
はやく次の曲が聴きたいって
思えるグループになった。だから、このDASADAのライブ放送するのを楽しみにしていました。

FACTORYの ナゼ…もよかった。
キャッチーなメロディと格好良いダンスで大好きです。

線香花火が消えるまで、大好きで、
一時期一日中聴いていたほど。
飽きもせず聴ける、唱歌歌謡テイストの切なさと格好良さが混ざった曲。
この曲を歌う 鈴花が大好きで。


それから。 青春の馬。


この曲が本当に好きで…。

でも、ライブで観るまではそれほど推しでは無かった。
むしろジョイフルラブの方が好きだった。

ただ、メンバーが全力でパフォーマンスをする姿を見て、
あと
DASADAの再放送を観て、
「やっぱり…青春の馬が好きだ!!」
と思った。

青い衣装に身を包んだ日向坂46の子たちが、全力で足を上げる姿が
本当に格好良くて。

お美玖のセンター格好良いし…。
こさなかの「可愛さを残した懸命さ」とは違う大人の決意みたいな感じがして。

それから。

ひよたん。ひよたんの復帰がね…。

この曲PVでもひよたん 出るところ在るんですけど
美しくて、動きも素晴らしいんです。
皆が ひよたんを待っていた、それが伝わる、裏での日向のトークに癒やされて…。

ひよたんが復帰って、
休んでいた子が
復帰した、それだけのことなのに
皆が温かく迎える姿に心打たれました。

歌えて、そして表現が出来るグループに出会えて幸せだ。
青春の馬の歌詞が響いて、
笑顔で生きていくって
素晴らしいことなんだなと思ったのでした。


だから、日向坂46の曲にはいつも励まされてる…。