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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

そばにいる意味と言うのを……

2023年04月24日 23時11分09秒 | 蔵馬語り
お久しぶりです。
少しずつ暖かくなってきましたが
夕方は帰りが寒くて上着ていないと落ち着かないです。

桜も終わってしまったのですが、花は梅のほうが好きです。
でもこの時期出る、桜の香りシリーズのものには弱くつい買ってしまいます。
ユースキンの桜の香りのものが大好きです。

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ところで唐突ですが、素直な飛影もいいかなと最近思います。

武術会の最中は飛影が感情豊かになって、蔵馬のことを一番気にかけた時期だったんじゃないかな
と思います。
蔵馬はすぐに人の言うことに流される……。
これから先、
弱点や嫌味なことを言われたら動揺する……騙される。
そう言うことが多々ありそうで心配だし、自分もまだ未熟。強くなりたい。
蔵馬には人間界の生活があるからそばにはいられない。
(飛影だって人間界にいたらなまるし、そこに生きることは自分にはできない)

とか
色々考えていそうな時期……。

で、鴉線が終わって帰る日の前くらいに、いきなり蔵馬を抱きしめてもいいかなと思いました。

昏々と眠る蔵馬が、うっすら目を開けると強く抱きしめられる。
息が出来ないくらい強く抱きしめられて。蔵馬がびっくりした声を出す。
荒い息をした飛影が、
「お前が……生きていてよかった」と声を漏らす。
蔵馬の身体から力が弱まって、
「ごめん……」っていう。
「倒れてばっかりいがやって」と飛影が責めるように言いながら蔵馬の黒髪を梳く。


撫でる、じゃなくて梳くという感じです。
撫でると言うと甘い感じがしますがゆっくり梳くっていう感じ。

蔵馬の頬をなぞりながら、いなくなるなっていってもいいと思います。

蔵馬も、力を抜いて、「あなたが……いてよかった」って言ったりして。

帰る日よりも前の日。
また会いに来るからっていう言葉は帰る日に飛影が言う。と言う感じのイメージです。

蔵馬も、ひとりで母のために戦うだけの日々より、大切な人と離れたくない、
その気持ちが「生きていたい」って思う理由になっている。
そう言うことありそうです。



ずっと追いかけて追いかけて……

2023年04月02日 22時25分42秒 | イベント、同人誌関係
連続のblog更新です。

さっき蔵馬受け小説をblog内で書いたのですが
それとは違う話です。
たびたびblogに書いていたので、知っている方もいるかもしれないし、今初めて聞く方もいると
思うのですが

私は水樹奈々さんが大好きです。
16年間ずっと応援してきて、初めて見たときには「こんな子が本当に同じ年で存在して、
こんな近い距離にいるんだ」と思いました。

水樹奈々さんについてのblogです。
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コロナ禍で結婚をして出産をした水樹奈々さん。そのあとのライブ。


コロナでに吹き飛んだ20周年ライブが復活した2022年のRUNNER、そのあとのHOMEと、
水樹奈々さんのライブの円盤を見て

奈々ちゃんが変わってしまうことが怖かった。
でも
奈々ちゃんはずっとそばにいてくれた、変わらず今までの曲を大事にしてくれた。
奈々ちゃんの気持ちが前よりも力をくれるものになった。
歌がさらにうまくなった。
心に響く低音から高音への転換、あぁーーって伸びるときの高まるような響かせ方。

息を詰まらせる歌いだしの時の、力をためたような声の出し方。

いつも真剣にファンと向き合ってくれるMC。

凛々しい表情。どんなに広い会場でも響く声。
皆の体力を引っ張っていくような堂々としたフライング。

30000人いても、この人の声はマイクなしでも響くんだよなあと何度も実感した、
水樹奈々さんのライブ。これまでと同じように、笑顔で真摯に言葉を伝えてくれる。

少し低音から始まる曲での水樹奈々さんの、
ゆっくり始まり一気に高まる歌声。

走りながら歌う姿を円盤で見て、つい涙が溢れたり。
観ることが出来なかった、会うことが出来なかった日にちを軽々乗り越えて、
前よりも歌がうまくなっている。

シンクロゲイザーから始まるRUNNER。

暖かい胸を打つ曲ばかりの HOME。

念に何度も会えるわけではないのに、一度会えばまた毎日頑張ろうって思える。
不思議な力を持った人だと思います。


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HEROESというツアーを完走できたことをとてもうれしく思い、
時は経つのですがそのインタビューが載っていたので、
水樹奈々さんについて語ってみました。

やっと戻ってきた日常を守り抜く“HEROES”


会場のみんながいつも私にとてつもないパワーを分けてくれるんです。
それを受け取った私が超必殺技を繰り出すような感覚、ちょっとした無敵モードになるくらい本当に楽しくて! 


色々な辛いこともあったと思う20年間、歌ってくれてありがとう。と思ったり、
本当に水樹奈々さんを好きになってよかったと思いました。

こういうところも、「あああ!!!水樹奈々ちゃんが大好きだ!!」って思えるところです。

フライングしながら歌うのは地に足がついていない分、本当に大変なんです。
でも、久しぶりのフライングを通して、飛びながら歌うコツというか、飛んでいるときの感覚が
“フライング筋”として身体に染み付いていることを初めて実感できました(笑)。




小さな手のひらに、花を添える

2023年04月02日 21時41分28秒 | 蔵馬受けblog内小説
少しぶりに蔵馬受けの小説です。サイトではなくブログないで申し訳ないのですが、
あらすじと言うより、こういう場面があってもいいなと思い書いてみました。

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武術会で、決勝が終わった後に、「心配させやがって」みたいに言って
飛影が蔵馬を抱く、そのあとの話です。

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「あっ――――」
激しい風が吹いた。決勝の終わり、その数日後に二人は海辺にいた。
乾いた土ぼこりが舞い、蔵馬の長い黒髪を乱していく。
はっと、飛影が蔵馬を見つめた。人一人分空いた二人の距離が、縮まっていた。
ぐらっと傾いた蔵馬の身体を飛影が抑え込んでいた。

膝をつきそうになった蔵馬の、右手を掴めば二人の視線が交わった。

「しっかりしろ、まだ――」
言いかけて、飛影は口を閉ざした。まだ傷が治っていないだろうと、言いかけてやめたのだ。
鴉との闘いで流した血まみれの身体が、まだ鮮やかに記憶に残っている。
「…大丈夫、ですよ、ちゃんと手当てしてます」
小さく、引かれた腕を見ながら蔵馬が言った。
真っすぐ見つめ返されると、深い碧色の瞳に吸い込まれそうだ。
「痛むなら言え、馬鹿が」
口を開けば優しい言葉が出ないのはなぜだろう。
あの時、いいと言った蔵馬の必死な瞳が僅かに蘇る、けれどそれとは違う……もどかしさの漂う色だった。
「なんだ」
人一人分より近い距離で二人は見つめ合っていた。
「……終わった闘いは振り返らなくていい。今お前が…」
生きているなら、と口に出かけて飛影は続けられなかった。こんな言葉……発したことがないのだ。
「…飛影……あの…魔界に」
そっと、俯きながら口を開いたのは蔵馬だ。
飛影の袖をそっと掴み、そして乱れた黒髪をそのままに口を開いた。
「魔界に、帰るん…」
「だから何だ」
言われ、蔵馬が息を飲んだ、一瞬手を握り、そして遠くの船を見た。
「……魔界の…どこに」
「何が言いたい」
もどかし気に、飛影は返した。
……戸惑うような蔵馬の瞳が、飛影の手に重なっていた。
「……もう…あえないのかと…」


紡がれた言葉に、ため息を隠したのは飛影のほうだった。
あれほど強く立ち向かっていた蔵馬の姿が、小さく見える。
妹である雪菜よりも小さく華奢に見える、力を込めたら潰してしまいそうなくらいだった。
人間の…幽助のそばにいる女よりもずっと小さく見える。飛影を見ているくせに、飛影の瞳から
わずかにそれた部分を見ている。
「誰が、会えないと言った」
「だっ…て」
つん、と触れたのは飛影の指だった。
蔵馬の小さな額の真ん中を、飛影は突いていた。
「…おれが、会いに行ってはいけないか」

はっと、蔵馬が後ずさった。


「お前を抱いたのが……単なる衝動だと思うか」

言われた言葉に、蔵馬ははっきりと視線を逸らした。

「お前が生きていることを、確かめたいと言ったら…駄目か」
蔵馬の手を、今度は両方飛影は掴んでいた。
熱い、飛影の手のひらだった。

「俺が、会いに行く」
母親を慕っていることは分かっている。それは恋でも愛でもないことも。
けれどいつか、母よりも大事な存在になって見せる……。言わないけれど思っていた。

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武術会の最中
蔵馬を初めて抱くのは凍矢戦で復した後(と言う捏造)か
鴉戦の後か、というどちらでもおいしい気がするのですがね。

ラストの日に思い切り熱い告白をして蔵馬を抱くっていうのもいいし…。
でも
二人はすれ違うということもありそうです。