日々是サンゴ礁

普段の生活の中でサンゴ礁保全ができるような話題を綴ってみたいと思います

[CBD COP13] (12/13) サイドイベント(夜)

2016-12-13 22:13:02 | 生物多様性
カンクンへの到着が1時間遅れ、さらにカンクン空港でCOP13の公式送迎の案内の人が来るのを待っていた(結局来ませんでしたが)ので、会場入りが随分遅くなりました。そのため、今日は作業部会には参加できす、サイドイベントから参加しました。

タイトル:漁業における生物多様性の主流化。生物多様性条約愛知ターゲット6と責任ある漁業のためのFAO行動規範をつなぐ。(Mainstreaming Biodiversity in Fisheries. Linking the FAO Code of Conduct for Responsible Fisheries to CBD Target 6)
主催:国際自然保護連合生態系管理委員会漁業専門家グループ(IUCN-CEM-FEG(IUCN-Commission on Ecosystem Management-Fisheries Expert Group)) | 欧州保全開発局(EBCD(European Bureau For Conservation & Development)) | 国際連合食糧農業機関(FAO)



・カナダ政府の海洋担当の方
概要:持続可能な漁業管理に関連する論文は何千件も発行されており、過去40-50年間に渡って漁業が生物多様性に与える影響について懸念されてきた。しなしながら、政策レベルでの対応については未だ課題がある。


・S.M. Garcia, IUCN-CEM-FEG議長
概要:漁業は生物多様性条約愛知ターゲット1,2,3,4,6,11,12,18に関連する。FAOは2003年に「漁業における生態系アプローチ(Ecosystem approach to fisheries)」を発行し、違法漁業規制やCBDなどとの協働を進めてきた。その方法には漁業・貿易・消費行動などへの対応があるが、優先はガバナンスの改善である。1995年の予防措置に始まり、多くの技術ガイダンスを発行してきた。これらにより一定の成果はあるものの、実地での取り組みにはまだ改善が必要である。漁業における生物多様性の主流化には、10%は方針策定により、残り90%は現場で汗をかくことにより成し遂げられると考えている。


・(話者不明)
概要:漁業における生物多様性保全については、魚種単位(マグロなど)・地域別など複数の組織で行われている。2016年9月にはソウルで持続的海洋イニシアティブ(Sustainable Ocean Initiative)とFAO地域海域漁業組織の会合を開催し、成果文書(Seoul Outcomes)を発表した。事例として、サメの保全・管理について紹介した。


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