公務員再就職 首相、省庁斡旋を禁止 新人材バンク創設指示(産経新聞)
首相は会議で、「国民の目からみて『押しつけ』というのは、完全になくさなければならない。各省による再就職斡旋はなくす方向で法案化を進めてほしい」と指示。渡辺喜美行政改革担当相が示した(1)省庁による再就職斡旋禁止(2)各省課長以上の幹部ポストの1割を民間人などから公募(3)外部監視機関による監視-などの原案を支持した上で、与党側にも法案の趣旨をよく説明するよう求めた。
首相の官僚に対する強硬姿勢は、頼もしい反面、やや不安をおぼえる。官僚の反発が予想されるからだ。
ところで、天下りの「押し付け」は、ケースバイケースで判断すべきだと思う。請われて天下る人もいれば、そうでない人もいるからだ。
省庁にとって最も問題なのは、いわゆるノンキャリの再就職先確保である。彼らを積極的に受け入れるところは少ない(政治家や他の省庁に顔が利くわけでもないし、キャリアよりも能力が優れているというわけでもない)。だから、押し付けはここで生まれていることが多いと思う。
ともあれ、「新人材バンク制度」は、結局天下り斡旋を一元化するに過ぎないのではないかという気がする。
首相は会議で、「国民の目からみて『押しつけ』というのは、完全になくさなければならない。各省による再就職斡旋はなくす方向で法案化を進めてほしい」と指示。渡辺喜美行政改革担当相が示した(1)省庁による再就職斡旋禁止(2)各省課長以上の幹部ポストの1割を民間人などから公募(3)外部監視機関による監視-などの原案を支持した上で、与党側にも法案の趣旨をよく説明するよう求めた。
首相の官僚に対する強硬姿勢は、頼もしい反面、やや不安をおぼえる。官僚の反発が予想されるからだ。
ところで、天下りの「押し付け」は、ケースバイケースで判断すべきだと思う。請われて天下る人もいれば、そうでない人もいるからだ。
省庁にとって最も問題なのは、いわゆるノンキャリの再就職先確保である。彼らを積極的に受け入れるところは少ない(政治家や他の省庁に顔が利くわけでもないし、キャリアよりも能力が優れているというわけでもない)。だから、押し付けはここで生まれていることが多いと思う。
ともあれ、「新人材バンク制度」は、結局天下り斡旋を一元化するに過ぎないのではないかという気がする。