その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

2024ゴールデンウイークの谷間:小すみ姐さんを初見 @浅草演芸ホール

2024-05-04 09:18:25 | 日記 (2012.8~)

ゴールデンウイークの谷間で、職場も仕事も落ち着いた1日であったので、仕事帰りに寄席へ立ち寄った。浅草演芸ホールは昨年のゴールデンウイークに訪れて以来1年ぶり。ここは、18時以降は夜間割引あって2500円で見れるのが嬉しい(19時以降は2000円)。

昨年の連休に昼の部に訪れた時は、超満員だったが、この日は平日夜とあってか、まばら。入ったときにはぱっと見30名強ぐらいのお客さんで、お席も超余裕だったので、前列3列目に陣取り芸人さんをがん見して鑑賞。時々目が合ったりして、楽しい楽しい。

真打さんたちの落語は夫々、芸分違って楽しめたが、今回の掘り出しは初実演鑑賞の桂小すみさん。三味線、唄、踊りを披露頂いたのだが、夫々素晴しかった。個人的に嬉しかったのは、冒頭に「越後獅子」を三味線に唄をつけてくれたのだが、その後にこの曲がプッチーニの〈蝶々夫人〉での引用されていることを、実演付き(本当のイタリア語の歌詞だったかどうかは分からなかったけど、それっぽかった)で解説。〈蝶々夫人〉にいくつも日本民謡が使われているのは知ってはいたし、聴いてもいたのだが、こうやってオリジナルと比較なんてなかなか聴けない。この方、歌声も本当に綺麗で、安定している。加えて、この日は〈奴さん、姐さん〉の舞つきで、いろんな芸を満喫させてもらった。ちょっと、これから追っかけてみたい。

トリは、初めて聞く春風亭柳之介さんの〈付き馬〉。通りの良い声に、歯切れのよい話しっぷりだ。男前の風貌で、こちらも十二分に楽しませてもらった。

良い、連休の中日であった。

 

2024年4月30日

 

(夜の部 途中から)
瞳ナナ マジック
昔昔亭桃太郎 結婚相談所
春風亭笑好 動物園
ねづっち 漫才
三遊亭遊馬 転失気
柳亭楽輔 風呂敷
桂小すみ 奴さん姐さん
春風亭柳之介 付き馬

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする