ロンドン テムズ川便り

ロンドン滞在ジャパニーズ会社員のOFFタイム記録です

「ステキな金縛り」 (三谷幸喜 監督)

2012-04-01 21:38:15 | 映画
 先週は日本に戻っていました。東京はまだ肌寒い日が続いていましたが、ロンドンに戻ってみるともう初夏のような陽の輝き。夏時間になっているし、鳥がそこらじゅうで囀っていて、この1週間で街の雰囲気が大きく変わっているのに驚かされました。

 飛行機の中で、三谷幸喜さん監督の最新作「ステキな金縛り」を観ました。三谷さんの作品は、ちょっと一捻りした笑いや皮肉っぽい笑いがとても私の好みで、数少ない、この人の作品なら映画・TVを問わず観る劇作家・演出家・監督です。

 話は、冴えない若手女性弁護士(深津絵里)が、手掛けた事件の重要な証人となる落ち武者の幽霊(西田敏行)と織りなす法廷コメディです。三谷作品らしい笑いがいたるところに詰め込まれていて、140分と長目の上映時間を全く感じさせません。

 ただ、私としては、これまでの三谷監督作品と比較すると、もう一つ乗りきれませんでした。一つは、幽霊が裁判の証人に立つという、あまりにも現実離れした設定に、どうしても馴染め無かった。前作の『ザ・マジックアワー』でも、ありえんだろうという設定はあるのですが、あれは状況自体が映画のセットとして作られているので、現実と虚構がごっちゃになった面白さがありました。それ以外の作品は、どこにでもありそうな現実に、一歩下がって、皮肉って笑いを取るというところが、私は好きなのですが、今回の設定は無理があるような気がします。

 また、主役の深津絵里は、彼女の良さが出し切れていないんじゃないかとも思いました。おっちょこちょいで、出来の悪い若手女性弁護士には、ベテランの域に十分達している深津さんよりも、仲間 由紀恵とかのが合う(幽霊が出ていたのでただ単に「TRICK」の印象が重なったのかもしれません)と思います。「春琴」で深津さんの迫真の舞台を目にしたイメージが残っていたのかもしれませんが、熱演ではあるものの、この映画ではやや上滑り感が残りました。これは深津さんの演技と言うより、キャスティングの問題だと思います。

 一方で、深津さんと対決する検事役の中井喜一の存在感は素晴らしかった。ぴしっと決めたスーツ姿の格好いいこと。彼が出ると映像がぐっと締まります。あんなふうにスーツを着こなせるようになりたい。あと、深津さんのボス役の阿部寛も良い味だった。落ち武者幽霊の西田敏行は、何をやっても西田敏行なのですが、流石です。

 時間内十分に楽しませてもらったのですが、今までと比べると、ちょっと物足りなさが残った作品でした。
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映画 "The Young Victoria" (ヴィクトリア女王 世紀の愛)

2012-03-03 00:39:36 | 映画
 日本からの復路便の機内で見る。

 ビクトリア女王の若き日々が、宮廷内主導権争い、アルバート公との愛、国家君主となっての政治的葛藤を通して描かれる。

 ビクトリア女王を演じるエミリー・ブラントが美しく好演だが、何故か自分には刺さらない映画だった。きっと、英語のリスニング力の問題とイギリス人なら身近な歴史上の人物や描かれている宮廷政治が、私にはピンと来ないのだろう。イギリス史抜きで、単なるアルバート公とのラブストーリーとしてだけで見ると、この映画の半分を見過ごしていることになる気がする。

 訪れたことのあるバッキンガム宮殿やウインザー城が舞台になっているのは楽しめたが、同じ王室ものでも「ブーリン家の姉妹」のほうが、私には好みである。

 それにしても、この邦題はエラク大げさだな。日本に居て、このタイトル見たら絶対に見ようとは思わない。恥ずかしくなる。



Directed by Jean-Marc Vallée
Writing credits (WGA) Julian Fellowes

Cast
Emily Blunt ... Queen Victoria
Rupert Friend ... Prince Albert
Paul Bettany ... Lord Melbourne
Miranda Richardson ... Duchess of Kent
Jim Broadbent ... King William
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映画 "One Day"

2012-03-02 00:24:30 | 映画
日本便の機内で見た2本目。一組の男女の友情と愛を描いた映画。大学卒業の時に一夜を過ごして以降、友人でいることを約束した2人が、紆余曲折を経て、結婚。だが、2人には意外な結末が・・・。大学卒業の1987年からラストの2011年までの24年の時々の7月15日の1日(One Day)を追う。

男女間の友情と愛というテーマは、私が大好きな「恋人たちの予感(When Harry Met Sally... )」と似ているのだが、この映画は単純にハッピーエンドで終わらないところが、見るものにとっては複雑で、後味のいい映画とは言いがたい。主演男優のジム・スタージェスは格好良いが、あまり24年間の成長を感じないし、一つ一つのエピソードが有機的につながっている感じもしないのも、100%の投入感が湧かない原因かもしれない。だが個人的には、好演の主演女優アン・ハサウェイは可愛らしいし、淡々と落ち着いた映像作りは、好みである。

私のつぼに一番はまったのは、冒頭とラストのシーン。2人はエジンバラ大学卒業なため、冒頭は若者が酔っ払ってエジンバラの街を練り歩くシーンが映される。そして、ラストは学生時代を回想し、エジンバラの中でも私が最も好きなホリールード公園の岩山の上から市街を見下ろすシーン。いずれも、エジンバラの雰囲気を見事に捕らえていて、私としてはこれだけでも大満足。

人によって好き嫌いは分かれるかもしれないが、真面目なドラマが好きな人には、きっと気に入ってもらえるのでは。

Directed by Lone Scherfig
Produced by Nina Jacobson
Written by David Nicholls
Starring
Anne Hathaway
Jim Sturgess
Patricia Clarkson
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Johnny English Reborn (ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬)

2012-02-27 09:14:23 | 映画
 プライベートな用事(東京マラソン出場ではありません)で、金曜と月曜に休みをもらい、日本に土日2泊という弾丸帰省中。今、成田空港のインターネットカフェにて帰国便待ちです。
 
 御紹介の映画は、往路の機内で観た映画です。

 ミスター・ビーンのローワン・アトキンソンがMI7のとんでもスパイ、ジョニー・イングリッシュを演じ、珍事を巻き起こす。007のパロディでもあり、理屈抜きで笑えます。隣席の人にはちょっと迷惑だったかも。

 機内で観るのにはぴったり、でも映画館で10ポンド以上払ってまでは絶対に見ない映画です。


Directed by Oliver Parker
Writing credits
Hamish McColl (screenplay)
William Davies (story)
Neal Purvis (characters) &
Robert Wade (characters)

Stars:Rowan Atkinson, Rosamund Pike and Dominic West
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"Never Let Me Alone" (私を離さないで)

2012-02-02 22:33:21 | 映画
 昨年、何の事前準備なしに見てまったく理解できなかった映画。今回は原作(日本語訳)で読んだ(こちら→)上でのDVD鑑賞でしたので、よく分かりました。

 映画では、主人公の年齢が原作より3年ほど若返っているなどの微妙な違いはありますが、原作に忠実です。読んだのは翻訳なので、翻訳と原書の雰囲気の違いは分かりませんが、原作の無機質な、淡々とした雰囲気がうまく表わされています。派手な仕掛けはないですが、ストーリー、演技、美しい映像で魅せる映画です。

 あらすじの紹介はネタバレになるので避けますが、原作を読んでから見たほうが、一つ一つのシーンの意味合いがより分かりやすいかと思います。

 キャリー・マリガン(Carey Mulligan)とキーラ・ナイトレイ(Keira Knightley)の若手女優の存在感が光ります。キャリー・マリガンは決して美人ではないですが、柔かくソフトに人を包み込む癒し系の魅力がありますね。キーラ・ナイトレイは、マンガンの柔のイメージに対して、美人で剛(?)のイメージですが、マリガンと好対照な組み合わせは、個性のぶつかり合いによる相乗効果が生まれていたと思います。2人の女性の双方の恋人となる男性役のアンドリュー・ガーフィールド(Andrew Garfield)も好演でした。この3名の子供時代の子役たちが、とても可愛いい。

 友情、愛情、成長、生きがい、臓器移植、クローン・・・いろんなテーマを抱えるこの物語は、原作を読んでも、映画を見ても、その意図するところの理解は、人それぞれで異なり、一律的に語るのは難しいと思います。が、その分けの分からなさも含めて、多方面から楽しめる映画です。

Director: Mark Romanek
Writers: Kazuo Ishiguro (novel), Alex Garland (screenplay)
Stars:Keira Knightley, Carey Mulligan and Andrew Garfield
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映画 『The Iron Lady』 (アイアン・レディー)

2012-01-22 18:54:18 | 映画
 英国初の女性首相であったマーガレット・サッチャーの伝記映画『 The Iron Lady』(アイアン・レディー)を見てきました。公開前からメディアでの露出も多い話題作です。2週間ほど前から公開されていますが、私が出掛けたこの土曜日夕方の回も、8割ほどは座席が埋まる盛況ぶりでした。

 サッチャーを演じるメリル・ストリープの好演が何かと評判ですが、納得です。メリル・ストリープは、国会議員になった時期から痴呆症を患う現在までのサッチャーを演じていますが、その仕草、表情、雰囲気は、私が若かりし頃にTVを通して見たサッチャーそのもの(今でも、YouTubeでMargaret Thatcherで検索すると、国会答弁の模様とかをいくつも見ることができます)で、強い信念を持った女性を演じ切っています。また、メリルに引き継ぐまで、学生時代から政治の世界に足を踏み入れるマーガレットを演じたAlexandra Roachも、純粋さと信念を持つ女性を演じ、好感度高かったです。

 メリル・ストリープの演技以外にも幾つもの楽しみがあります。サッチャーの取った政治的姿勢や決断を追えば、リーダーシップについて考えさせらないわけにはいきません。また、私にはイギリス戦後現代史のおさらいにもなります。特に、年初めに、ミュージカル「ビリー・エリオット」を複数回見て、ストライキを行う側の心理や行動を見たのですが、今回は逆の立場であるストライキを封じ込める立場から、この時代を追うことができたのは、コインの表裏を見るようで興味深かったです。

 また、サッチャーとその夫デニスとの愛の物語でもあります。痴呆症のサッチャーが常に、彼女を支えたデニスとの思い出とともに、彼女の政治人生が振り換えられ、既に他界したデニスの幻影と会話をするサッチャーが、全編の軸となっていることで、この映画にヒューマンタッチな色合いを加えています。

 あえてこの映画の難しさを言えば、結局のメッセージは何なのかが伝わりにくいことでしょうか。「King's Sppechの (英国王のスピーチ)」ような明快な結末があれば、見る方も気分すっきりシアターを後に出来ますが、存命中であり、痴呆症である元首相の視点で半生を振り返るという設定や、リーダーシップ、男女平等、政治史、夫婦愛等の幾つもの重要な種が織り込まれた本映画は、かえってこの映画の後味を、なんとなく不明確な、すっきりしないものにしてしまうのも事実です。ただ、全体を通じては、良く出来た映画であり、私としてはおススメです。

 2012年1月21日

Director: Phyllida Lloyd
Writer: Abi Morgan (screenplay)
Stars:Meryl Streep, Jim Broadbent and Richard E. Grant
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"Moneyball" (マネー・ボール)

2012-01-14 22:45:36 | 映画
 貧乏球団のオークランド・アスレチックスのGMであるBilly Beaneが、データを駆使した野球でアスレチックスを一気に優勝を争うチームまでに引き上げる。実話に基づいたドラマ。

 私のような野球好きにはもちろんだが、野球好きでなくても十分に楽しめる良質のアメリカ映画。ビジネスライクに見ると、野球を題材に、「変革」にチャレンジする経営管理者の話だが、サクセスストーリとして単純に楽しむことが出来る。

 野球というスポーツに対してデータを駆使して科学的にアプローチしようとする実証主義、コストパフォーマンスに見合わない選手はすぐにトレードに出される経済効率性重視、成功を収めたビリーに対して他球団から提示される高額の引き抜きオファーなどなどの、いかにもアメリカ的な価値観が底流に流れていること、そして最後は「成功」という意味で、色んな意味で「アメリカ」的。

 ブラッド・ピッドの映画は久しぶりに見たが、随分歳を重ねたなあと思った一方で、その存在感の強烈さと素晴らしい演技には、完全に脱帽。大物俳優の風格が漂っていた。ブラッドピッドの演技を楽しむだけでも面白い映画である。


Director: Bennett Miller
Writers: Steven Zaillian (screenplay), Aaron Sorkin (screenplay), Stan Chervin (story), Michael Lewis (book "Moneyball: The Art of Winning an Unfair Game")
Cast: Stars:Brad Pitt, Robin Wright and Jonah Hill

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映画 My Week with Marilyn

2011-12-05 23:21:41 | 映画
久しぶりに映画館で映画を観ました。「My Week with Marilyn」という先週から公開になった映画です。簡単にストーリーを紹介すると・・・。

映画好きなイギリス人の若者コリンが、学校を出て最初に就いた仕事は、ローレンス・オリヴィエのパシリ。何とそこで立ち会った現場は、当時人気絶頂のマリリン・モンローとローレンス・オリヴィエの共演映画。イギリスをロケ地として行われる撮影現場で起こる様々な事件を通じて、マリリンと撮影を通じて、マリリンとコリンとの交流が描かれます。同名の回想録に基づいたお話です。

とっても良く出来たイギリス映画でした。マリリン役のミシェル・ウィリアムズ(Michelle Williams)、コリン役のエディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)、オリヴィエ役のケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)それぞれがとっても好演で、安定感のある映画です。特に、Michelle Williamsは、スーパースターであるが故に、常に緊張を強いられ、個人としての愛情に飢えていた人間マリリンをとっても可愛らしく好演していると思いました。そして、描かれるイギリスの風景が美しい。ハリウッド映画のようなお金を使った派手さは全くないですが、観て良かったと思う作品です。

お時間があれば、是非。



蛇足ですが・・・
ところで、久しぶりに映画館に行ったのですが、驚いたのはCMと予告編の長さ。何と、映画が始まるまでに30分もかかるのです。見たくもないコマシャールや予告編(これは10分ぐらいなら許せる)を延々と30分も強制的に見せられるのは本当に苦痛です。これは、映画の単価を下げる効果があるのかもしれませんが、私なんかはこんなに宣伝を見せられるなら、映画館に行かなくなります。これは、自殺行為ではないでしょうか?相当、頭にきました。




Director: Simon Curtis
Writers: Adrian Hodges, Colin Clark (books)
Stars:Michelle Williams, Eddie Redmayne and Kenneth Branagh

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映画 「ソーシャル・ネットワーク」 (The Social Network)

2011-04-15 22:55:04 | 映画
 ロンドンでは昨年の秋から冬にかけて公開していた"The Social Network"。公開中に見よう見ようと思っていたら、何時の間にか終了していたので、先日DVDで鑑賞しました。

 お話はご存知の方も多いと思いますが、今、話題のファイスブックの誕生から成長のはじまりを、創業者社長Mark Zuckerbergを中心に描いています。

 上昇志向、飽くなき富への欲望、弱肉強食・非情なビジネス、アイディア・技術が競争力の源泉となるネットビジネス、人により好き嫌いはあると思いますが、たっぷりアメリカを感じることができます。

 欧米社会と言う言い方で、日本ではいっしょくたにするものの、アメリカとは全然違う欧州にここ数年どっぷり使っている私には、久しぶりにアメリカの活力とスピードに触れた気がしました。よく言えばとっても新鮮な気持ちになったし、悪く言えば毒気にあてられた感じで、ちょっと見ていて疲れた。

 しかし、これは実話であると同時に進行中の話です。今のトレンドを引っ張っている人たちの一面を知るという意味でも、見る価値のある映画だと思います。
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The King's Speech

2011-01-29 23:28:00 | 映画
現在、アカデミー賞に12部門ノミネートされているイギリスの独立系映画「The King's Speech」を見にいきました。当地ロンドンでは、アカデミー賞確実!的な期待感が一杯です。

現エリザベス女王のお父さんであるGeroge6世が主人公。子供の時からの極度のドモリを、奥さんが探してきた非正規のスピーチ・セラピストと矯正の努力をし、ドイツとの開戦の詔(?)を発表するという物語。実話に基づいた話だそうです。

評判どおり、とっても良質のイギリス映画でした。スポ根とも言えるほど、努力、愛、友情、成長の物語です。

ジョージ6世を演じたColin Firth、スピーチセラピストLionel Logueを演じたGeoffrey Rush の2人の落ち着いた成熟の演技が素晴らしい。 また、ジョージ6世の夫人であるエリザベスを演じたHelena Bonham Carterが独特の存在感を放っていました。王室というイギリス社会の頂点の家族の妻であり母なのですが、非常に人間的な人物に描かれていて(あまりにも庶民的で少々びっくり)、王室という堅苦しくなりがちな映画の舞台設定の雰囲気を和らげていました。

そして、いつもながら、イギリス映画における庭園、風景、宮殿の居室等の映像は美しいです。一度パーティーでお招きを受けたロンドンの豪華絢爛ホールがロケに使われているなど、見覚えのある場所がいくつもあり、とっても親近感も湧きました。

ハリウッド映画の対極をなすともいえる、お金をかけずに、地味ながらも、人物の心情や美しい風景を描写するイギリス映画の良さが最大限活かされている映画だと思います。

お奨めです。

Directed by Tom Hooper
Produced by Iain Canning
Emile Sherman
Gareth Unwin
Geoffrey Rush
Written by David Seidler

Starring
Colin Firth
Geoffrey Rush
Helena Bonham Carter

Music by Alexandre Desplat
Cinematography Danny Cohen
Editing by Tariq Anwar
Studio See-Saw Films
Bedlam Productions
Distributed by The Weinstein Company (USA)
Momentum Pictures (UK)
Release date(s) 10 December 2010 (2010-12-10) (United States)
7 January 2011 (2011-01-07) (United Kingdom)
Running time 118 minutes
Country United Kingdom
Language English
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”CALLAS E ONASSIS” (マリア・カラス 最後の恋)

2010-04-22 01:10:01 | 映画
 マリア・カラスものは、「永遠のマリア・カラス」についで2本目。マリア・カラスとその恋人であるギリシャの海運王アリストテレス・オナシスとの恋を描く。

 私としては、可もなく不可もなく、という感じでした。もっと、マリア・カラスの歌とかが入っているのかと思ったら、そうでもなく、むしろ少しがっかり。

 それにしても、海外の金持ち(アリストテレス・オナシス)ってのは、自分の島もってたり、スケールが桁違いであることを、思い知らされました。
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THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS (『Dr.パルナサスの鏡』)

2010-04-13 05:44:27 | 映画
 私の大好きな映画『未来世紀 ブラジル』のテリー・ギリアム監督による昨年公開された幻想的ファンタジー映画です。ファンタジーと言っても、人間の欲望をパロディ化した、けっこうシュールな作品です。

 映像のスケールと美しさ、奇想天外なストーリー、所々にちりばめられたブラックユーモア、存在感のある俳優さんたち、とっても楽しめました。幻想的な映像はDVDよりも劇場で観れば、もっと楽しめたと思います。

 特別な空間に入り込んで、美しい非日常世界を垣間見ること、隠し味的なブラックユーモアなどは、『チャーリーとチョコレート工場』に似ていると思いました。

 人により、好き嫌いはあるかもしれませんが、私には間違いなく好みでした。


(あらすじ 日本語公式HPより)
2007年、ロンドン。パルナサス博士が率いる旅芸人の一座が、街にやって来た。博士の出し物は、人が密かに心に隠し持つ欲望の世界を、鏡の向こうで形にして見せる「イマジナリウム」。博士の鏡をくぐりぬけると、そこにはどんな願いも叶う摩訶不思議な迷宮が待っている。

しかし、1000歳になるという博士には、悲しい秘密があった。それは、たった一人の娘が16歳になったときに悪魔に差し出すという約束をしたこと。タイムリミットは3日後に迫った娘の誕生日。一座に加わった記憶喪失の青年トニーとともに、博士は、鏡の迷宮で最後の賭けに出る。彼らは、娘を守ることができるのか──?
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『ブリジット・ジョーンズの日記』 (Bridget Jones's Diary)

2010-04-07 05:38:17 | 映画
 目茶、好みの映画でした。ストーリー展開、俳優さんたち、音楽、絶妙に組み合わさっていました。

 いわゆるラブ・コメディなのですが、単純ハッピーエンドでなかったのが楽しめました。リアリティがありながらも、かつちょっとしたヒネリが効いています。ラストシーンなんかは最高ですね。観る前は、日記をつけて大願成就というストーリーなのかと勝手に思っていたのですが、確かに日記がモチーフではあるのですが、そう一筋縄でいかなかったところが良かった。

 俳優は文句なしに主演女優のレネー・ゼルウィガーがとっても可愛いです。可愛いだけでなく、演技が素晴らしい。悩める33歳の独身女性をうまく演じています。マーク役のコリン・ファース、ダニエル役のヒュー・グラントをはじめとする、そのほかの俳優さんも個性豊かで良かったです。

 1時間半、笑いっぱなしでした。 
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DVD ”A Room With A View” (眺めのいい部屋)

2010-03-02 08:15:57 | 映画
 昨日の日曜日は朝から大雨。この日はロンドン近郊のハーフマラソンにエントリーしていたのですが、ちょっと風邪気味なこともあり、雨を見た瞬間、出走断念。これで2月はレースを2回も棒に振ってしまいました。5月のエジンバラマラソンに向け、大幅に調整予定が狂ってしまい、これから間に合うだろうか?

 というわけで、久しぶりにほぼ一日、部屋でリラックス。あまりのやること無さに、近くの図書館で借りてきたDVDがこれ”A Room With A View”。昔のイギリス階級社会の一面を知る映画として薦められたので借りました。ストーリーは、「中産階級の若い女性が、旅先で、情熱的だが階級が下の青年と知り合い恋に落ちるが、階級の壁もあって、結局、違う上流階級の知性はあるが人間的には魅力の薄い青年と婚約する。社会的規範、自分の気持ちの間で揺れる彼女が取った行動は・・・・」というものです。エドワード・モーガン・フォースターの同名小説を映画化。

 私もタイトルは知っていたのですが、借りてから気がついたのは、これは当初借りようと思っていた映画ではないということ。借りたのは、ITVがテレビ映画として撮影したバージョンでした。

 ちょっと「やられた」と思いましたが、見終わってみたら、なかなか良くできたテレビ映画でした。特に印象に残ったのは、アイルランド人の主演女優Elaine Cassidy。素朴な若い女性から、大人の女性に成長していく姿を好演していました。

 場面設定が1912年ということなので、今のイギリス社会とは全く違うのでしょうが、階級意識、規範というのを窺い知るのにもいいです。

 今度は映画版を借りてみたいと思います。

 2010年2月28日視聴
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映画 「ビリー・エリオット」 (リトル・ダンサー)

2009-11-27 06:04:14 | 映画
 いや〜、感動しました。涙が止まりません。

 ミュージカルがヒットしているのでもちろんタイトルは知っていましたが、内容は予備知識なし。職場の同僚と英語の訛りの話をしている中で、「イングランドの北部訛りを知りたかったら『ビリー・エリオット』を見ればいい」と薦められたので、週末にDVDを借りてみてみました、こんなにも感動作だったとは・・・

 炭鉱夫一家の次男で11歳のビリーがバレエに目覚め、親の反対に合いながらもバレエを練習し、ロイヤル・バレエ・スクールに入り、ダンサーとなる物語です。これだけだと、単なるサクセス・ストーリーなのですが、炭鉱夫のストライキや生活環境といった社会情勢(時代設定は1984年)、労働者階級と中産階級といった階級問題、そして父親と息子たち(長男は組合リーダー)の家族愛と様々な要素が織り込まれ、とっても内容の深い作品だと思いました。

 主役のビリーを演じるジェイミー・ベルをはじめとする各俳優たちの存在感ある演技も素晴らしいです。

 きっかけとなった北部訛りの英語は、確かに全然わかりませんでした。

 ミュージカルも是非、見てみたいと思います。 
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