メローニ伊首相、イタリア解放80周年を祝って
原文を読んだ・・・とても美しい味わいのあるイタリア語だ。そして話の要点はきっちり押さえていて無駄がない。
ルビオ氏は本当にダメだ。民主主義に逆行。やがて自分は大統領を目指すつもりだろうけれど。彼はリーダーではない!!
[ワシントン 25日 ロイター] - ルビオ米国務長官は国務省の欧州担当トップに、自身の上院スタッフを務めたブレンダン・ハンラハン氏を起用した。同省内の電子メールをロイターと関係筋2人が25日に確認した。
トランプ大統領がデンマーク自治領グリーンランドの獲得を模索し、国防費やウクライナ紛争終結に向けて北大西洋条約機構(NATO)同盟国への圧力を強める中、欧米関係の緊張は高まっている。
トランプ政権は、国務省が「アメリカ・ファースト(米国第一主義)」の方針に沿うよう、同省の改革や再構築を提案している。
ブログ主・・・バチカンで世界の主なトップが集まり政治談議をした。メローニ首相はハンガリーのオルバン首相に語り掛け、以前もそうだったが人間関係を作ったようだ。オルバン氏はプーチン寄りだが、ハンガリーにはハンガリーの思惑がある。
昔からヨーロッパは「十字軍」遠征をはじめ、多くの大戦を経験してきたが、EU参加国が一斉に同じ意見を持っているとは到底思えない。リーダーシップをとっているのは、英仏だが、ドイツも新体制でロシアに用心、北欧も同じく。
しかし、うまく米やサウジ、ハンガリーを取り入れるのはメローニ首相だ。第三次大戦を防ぐためにも柔軟な考えで裂けつつある各国を橋渡ししようと決意は固い。そしてイタリア国内の治安改善に成功しつつある。
メローニ首相のサイトは必ず、今までマフィア対策をしようとしたイタリアの勇気ある人たちが犠牲になったことを思い、毎回彼らの名や写真をUPし、感謝と哀悼の意を捧げている。

返信のコメントを有り難うございます
べッラさまのコメントを拝読しながら
ドイツの作家シラーの言葉を思い出しました
「未来はためらいながら近づき、
現在は矢のように飛び去り、
過去は永遠に静止している」
永遠に静止してしまった
亡くなった人の姿や声
その思い出や思い…
そのことに触れる事で
生まれる悲しみや喪失感は
皮肉にも生き残った私達しか感じることができない
その悲しみや喪失感は
永遠の場所に逝ってしまった人の
確かに生きた証であり
べッラさまの仰った美しい「心の写真」のように
大切な一葉一葉であるのだと思いました
ブログのティールーム

Piero Cappuccilli & Nicolai Ghiaurov: "Restate" (Verdi's "Don Carlo")
バチカンの指令で新教徒を追い詰めるスペインの皇帝フィリッポ、一方、この争いを止めようと苦心するロドリーゴ・ポーザ卿、
2人は立場が違うのだが、悩む皇帝をキッパリと追い詰めるロドリーゴも命がけだ。
(スペインの皇帝フィリッポ二世は後に「フィリピン」の国名になる・・・これは歴史の話。
シラーはこのふたりの会話を見事に書き表している。ヴェルディはこれをオペラにするが、演奏中に敬虔なカトリック信者である当時のスペイン王妃が怒って退場という結果になる。(ヴェルディ存命中の話です)
次の和訳は2分10秒のところからです。
陛下 私はフランドルより参りました
かつてはあれほど美しかった国から
しかし今は全く光を失い
恐怖に沈み、沈黙した墓場になっています!
住む家をなくした孤児たちが
泣きながら通りをさまよい
すべてを破壊しました 鉄と炎が
憐れみの心は追い払われました
赤く染まった川の流れは
まるで血が流れているかのようです
母親の叫びがこだましています
息絶えた息子を呼ぶ叫びが
ああ神に栄えあれ
私に語ることをお許し下さいました
この残酷な苦しみを
こうして王に知って頂けたのですから
【国王フィリッポ二世】
血をもってしてのみ
この世の平和は得られるのじゃ
わしの剣は打ち砕いた
改革者共の思い上がりを
民を欺いた者共を
この手のうちにある死は
豊かな未来をもたらすであろう
何と!
陛下はお考えなのですか 死の種を蒔けば
永遠に緑が育つと?
このスペインを見よ!
都市民の職人たちも
田園の農民たちも
神と王に忠実で
不平のひとつも言わぬではないか!
同じ平和をわしは与えるのじゃ!
わがフランドルにも!
恐ろしい 恐ろしい平和!
それは墓場の平和です!
陛下、決して呼ばせてはなりません 歴史家にあなた様のことを 暴君ネロと!
それがあなた様がこの世にお与えになる平和なのですか?
このような恐ろしき贈り物は、深い恐怖をもたらすだけです!
司祭が死刑執行人となり、あらゆる軍人たちが盗賊となる!
民は呻き 静かに死んで行き
そして陛下の帝国は広大で恐ろしい砂漠となるのです
聞こえます 万人がフィリッポを呪う声が!
贖い主の神のように
この世をお造り変え下さい
崇高に飛翔してください
他のどんな王よりも高く!
あなたによってこの世を喜ばせて下さい!
自由をお与えください!
おお 奇妙な夢想家よ!
だがそなたも考えを変えよう
もし人の心をそなたが理解するならば
このフィリッポが知っているほどにな
今はこれ以上言うな!
何も聞かなかったことにするぞ この王は 恐れなくとも良い
だが大審問官には用心するのじゃ!
何ですと!陛下!
そなたは王の前におりながら
まだ何もこの王に求めてはおらぬではないか?
わしはそなたを側近として置きたいのじゃ!…
陛下! いいえ!
私は今のままで結構でございます…
傲慢な男じゃ!
そなたの視線でわが王座を見透かそうとしておるな…
王冠が重くのしかかるわしの頭から
苦悩と悲しみを読み取ってみよ!
見よ 宮殿の中を!
不安に取り巻かれておろう
ぶざまな父親!
さらに不幸な夫!
陛下、何をおっしゃるのです?
王妃と…わしは疑いに苛まれておる…
わが息子との関係を!…(注・・・皇子のカルロはかつてフランスの王女エリザベッタと婚約していたが政略結婚でフィリッポの妃となり、カルロは義理の息子となった。)
あの方は誇り高く純粋な魂をお持ちです!
この空の下にはないのじゃ
あやつがわしから奪ったもの程大切なものは!
そなたに彼らの運命を託すぞ!
彼らの心を探ってくれ
狂った愛に酔いしれるその心を
いつでもそなたには許すぞ
王妃と面会することを!
そなたは唯一の男じゃ
大勢の男どもの中にあって
この心を忠実なるそなたの手に任す!
思いもかけぬ夜明けが空に現れた!
そなたの手に!
誰も覗こうとしなかった王の心をさらけ出して下さったのだ!
安らかな日がわしに戻ってくるようにな!
思いもかけぬ夜明けが空に現れた!
安らかな日がわしに 安らぎがわしに戻ってくるようにな!
おお わが聖なる夢!
おお わが聖なる夢!
おお 輝かしき希望よ!
用心するのじゃ 大審問官には!
用心するのじゃ 用心するのじゃ
(王は手を差し伸べ ひざまずいたロドリーゴ)
陛下!
ブログ主・・・長い歌詞でしたが、お読みいただき、ありがとうございます・・・

指揮者カラヤンとバリトン歌手カップッチッリ、録音を確認しながら。