教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

貧乳の品格 (下巻)

2009-05-11 00:00:40 | オタネタ全般
(・・・前回からのつづき)



この問題はメガネっこ理論に似ている。
視力は人類が生きる上で大変重要な身体機能の1つである。
だから視力は良いにこしたことはない。

だが!
メガネをかけたおにゃのこの、あのストイックな美しさは何だ?
視力の劣る個体だからという劣等を覆す、メガネっこを見たときの衝撃は何だ?
ときメモに如月未緒が用意されていたのはナゼか?

答えは簡単だ。
メガネっこは萌えるから、メガネっこは貴重なステータスだからである。

そもそも現世ではコンタクトを武装しているのがキホン装備となっている。
メガネっこという特殊武装を施すことを選択する者は少ない。
だからメガネっこはネトゲにおけるプリーストと同じくらい希少種となりはててしまった。

貧乳もそれと同じであると考えることができる。

乳房は人類が生きる上で大変重要な身体機能の1つである。
だから乳房は大きいにこしたことはない。
・・・かのようにも思えるが、これは正しくない。

なぜなら!

シリコーンを詰めさえすれば貧乳は巨乳と化すことができるが、いくらシリコーンを詰めたところで巨乳を貧乳にすることは決してできないからだ。
よって巨乳よりも貧乳のほうが希少種であるのは明白だ。

ある男は反論するだろう。
「巨乳から脂肪をきりとれば貧乳になるではないか!」
と。

これは間違ってはいない、、、
しかしながら大間違いだ。
貧乳の美しさは乳のみにあらずという事を忘れてはならないのだ。

貧乳の美しさとは、すなわち一切のムダを削ぎ落とした完成したボディーラインにある。
例えていうなら、フェラーリのエンジンやマツダのロータリーエンジンのような、動力性能に全てを捧げ、単なる工業製品を芸術にまで高めるに至ったエンジンのみ持ち合わせる官能性のようなものだ。
フェラーリのエンジンやマツダのロータリーエンジンに惚れた男は変態だ。そして貧乳好きもあるいみ変態だ。
だがその変態どもは、自ら望んで一切を削ぎ落としたことと引き換えに、彼ら変態以外には理解することもできない原始の脳の奥底を直撃する官能を謳歌しているのだ!
いくらアクセルを踏んでも眠たいだけの、いうならば巨乳のようなブヨブヨしたエンジンとはワケが違うことを知らねばならない!!

あるいみ、これはアバタもエクボに近いものがあるかもしれない。
いやそれよりも、ツンデレに惚れる事により近い気がする。
たとえば、冷酷で非情で攻撃的な銀様(水銀燈)を見て
「こいつ、なんて性格のわるい・・・」
と苦笑しながら、またそれとは逆に銀様の挫折と絶望と敗北、それから這い上がった高貴な精神を知ることで、銀様の全てを肯定できる慈愛。
わたしにとって、これこそがまさに貧乳を受け入れる度量に近いものがある気がしてならない。
ツンデレ萌えが空前の人気を博している今、ツンデレキャラの多くが貧乳もまた具えていることもまた事実であり、いつかは貧乳萌えがひとつのマジョリティーとして語られる日はそう遠くはないであろうと確信しているのはわたしだけではないはずだ。

現代はウシチチ女と酷評される巨乳キャラが氾濫している世界になりはててしまい、実に嘆かわしい。
巨乳派が勝利を確信した世界である。
しかし、貧乳派がかねてより存在した形跡はいくらでもある。

古典を引用してみよう。
たとえば松本零士作品だ。
どいつもこいつも、そろいもそろって貧乳だ。
松本零士は貧乳派に違いあるまい。
あわれな巨乳派は作品の素晴らしさを知ることもできずに終わるかもしれない。
いやいや、逆に、メーテルやエメラルダスが爆乳だとしたらガッカリだと思わないかね?



ついでながら、貧乳の楽しみかたにもこういうのもある。

巨乳キャラの胸を見て、「なんであたしって胸がないのかしら・・・」と恥ずかしげに自分の胸をさわってモジモジするのを見て愛でるのだ。
そう、さきのSchool Daysの1シーンのように。
巨乳キャラの胸がゆれるシーンでしか愛でることができないのは、ギャルゲーにおいて楽しみの半分を失っていると同情したいくらいである。

貧乳の美しいキャラとして外せないのは”ハヤテのごとく!”のヒナギクである。
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50832753.html
↑これを見てほしい。
絶壁貧乳として貧乳愛好家から絶賛されているのがよくわかる。

さて、どんな巨乳よりも美しい乳が貧乳である事を、人類においていったいどれだけの男が理解できるだろうか?

実はこれに関しては明確な根拠を提示できる。
さきのヒナギクのフィギュアは発売当時6000円ほどで取引されていたが、先日アキバのレンタルボックスをウロウロしていると12000円もの値が付けられていたものを見た。
魔改造など施していないのに、発売から何年も経っていないのに、極端な数量限定でもなかったのに、6000円ものプレミアムがつくというのもオドロキだ。
これは何を意味するか、語らずとも理解してもらえるだろう。



追伸1:

ヒナギクフィギュアの別角度ショットを堪能したい人は↓こちら。
http://kaijin.akiba.coocan.jp/main/fig/photo/kotobukiyahinagiku.html
なんというステキな胸部!



追伸2:

ほかに有名なのといったらアイマスの如月千早とか。
http://www.hobbystock.jp/item/view/HBY-GCF-00002270