698、マグロ包囲網

フランスは、モナコが提案しているクロマグロの国際取引の全面的な禁止を「1年半後に禁止」と表明しました。
1年半後としているのは、この間にクロマグロの資源状況を再確認し、禁止によって影響を受ける漁業関係者への補償や支援を進める猶予期間としています。（EUは漁業国が多い）
フランス、イタリア、ドイツなどが支持派に回り、この動きはＥＵ諸国に広まっています。
「513、クロマグロ禁輸」を参照

「日本の食卓からマグロが消える！」と心配する声もありますが、今回の動きは大西洋と地中海産のクロマグロに関するもので、全体量からすると僅かです。
マグロにはビンナガ、キハダ、メバチなど7種類があり、現在マグロの在庫は十分あるのですぐに食卓からマグロが消えることはありません。
しかし先日「シーシェパード」が日本の調査捕鯨船に体当たりしましたが、マグロに対しても同様な動きが出てくるかも知れません。