ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1237、変身

2011年08月05日 | Weblog
私がアメリカに行った1973年は3月にアメリカ軍がベトナムから撤退したばかりで、戦争のあとが残っていました。
反戦運動から生まれたヒッピーもまだ見かけました。

70年代中頃からスーツを着こなしたビジネスマン(ウーマン)と一緒に働きました。
彼(彼女)たちと親しくなると昔の写真を見せてくれました。
自分はヒッピーだったという若者が何人もいました。
長髪やひげを伸ばした写真の姿と、さわやかなビジネス・パースンへと変身した彼(彼女)たちのギャップに驚いたものです。

*ヒッピー (Hippie)
ベトナム戦争に反対する若者を中心に60年代のサンフランシスコで発生し、世界中に広がりました。
自然、愛、平和、芸術、自由などの言葉に代表されるように、伝統的な社会や制度を否定し、個人の魂の解放を訴えました。
平和と愛の象徴として花で身を飾ったことから、フラワー・チルドレンとも呼ばれました。
それを象徴する歌に“サンフランシスコに行くときは髪に花をつけて行こう。”で始まるスコット・マッケンジーの「花のサンフランシスコ」があります。
欧米の若者の間で東洋やインドの思想・宗教が紹介され、カルト的な集団も多くでき社会問題にもなりました。
1974年頃これらの集団の1つがサイケデリックな服装で太鼓を叩き、踊りながら5番街を練り歩く姿をよく見ました。
ヒッピー・ムーブメントが最高潮に達したのが1969年にニューヨーク郊外のベゼルという小さな村で行われた「ウッドストック・フェスティバル」で、40~50万人が集ったと言われています。
ヒッピーは今でもいるそうです。

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